- Windowsのショートカットキー一覧
- Windowsの標準機能で画面録画をする方法
- Word(ワード)ファイルをPDFファイルに変換する方法
- ExcelのINDEX関数とMATCH関数の組み合わせでデータ抽出をする方法
- Parallels Desktop(パラレルス デスクトップ)の使い方
- MNP(携帯電話番号ポータビリティ)とは?
- クラウドとは?を基本から解説
- Excel(エクセル)で行と列を固定表示や印刷する方法
- ブラウザとは?おすすめや設定方法のご紹介
- Microsoft Edge(エッジ)の使い方
- Windowsのファイルの拡張子を表示する方法
- パソコン(PC)の壁紙(背景)を変更する方法
- Windows 10のコントロールパネルを表示する方法
- Windows 10の回復ドライブの作成と回復手順のご紹介
- BitLocker(ビットロッカー)とは?HDDやSSDを暗号化する方法や回復キーなどについてご紹介
- CADとは?基礎からご紹介
- Illustrator(イラストレーター)とは?使い方や知っておきたい機能についてご紹介
- Photoshop(フォトショップ)の機能や出来ることを30種類ご紹介
- Windows 11(ウィンドウズ 11)の機能、外観、アップグレード要件、購入方法をご紹介
- MVNOとは?格安SIMや格安スマホのサービスなどで良く聞くサービスについてご紹介
- Outlook(アウトルック)の設定方法や使い方についてご紹介
- Thunderbird(サンダーバード)とは?インストール方法やアカウントの設定方法、使用するメリットなどをご紹介
- Excel(エクセル)のパスワード設定や解除をする方法をご紹介
- Excel(エクセル)のプルダウンメニュー(ドロップダウンリスト)の作成方法
- Windows 10やMacでスクリーンセーバーを設定する方法をご紹介
- NVIDIA RTX Voiceの使い方、インストールからノイズキャンセリング機能や各種アプリケーションの設定方法までをご紹介
- DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)の使い方や無償版と有償版の違いについてご紹介
- セキュリティソフトの必要性、コンピュータウイルスの種類や脅威、その対応策についてご紹介
- Microsoft アカウント(マイクロソフト アカウント)とは?からアカウントを新規作成する方法やメリットをご紹介
- Windows 10のデータをバックアップする方法「バックアップ」と「システムイメージの作成」でのバックアップ方法をご紹介
- YouTube 動画のアップロード方法とYouTubeでの収益化の条件についてご紹介
- パワーポイント(PowerPoint)のデザイン能力アップのために知っておくべき機能や知識のご紹介
- Apache OpenOffice(オープンオフィス)とは?人気のMicrosoft Office互換ソフトの使い方をご紹介
- Googleドキュメントの使い方。文章作成WebアプリケーションであるGoogle ドキュメントの便利な活用方法をご紹介
- Excel 関数の使い方の基本から、知っておくと応用が利く便利なExcelの関数までをご紹介
- Google ドライブの使い方について、基本から知っておくと便利な機能までをご紹介
- Google フォトの使い方や2021年6月からのGoogleのストレージポリシー変更などについてご紹介
- iCloudとは?iCloud driveなどのiPhoneでの設定や共有などの使用方法についてご紹介
- Gmailアカウントの作成から使用方法、便利な機能までをご紹介
- Google スプレッドシートの使い方やExcelとの違いについてご紹介
- サクラエディタの使い方、インストールから基本設定や便利な機能までをご紹介
- 動画編集ソフトのおすすめを有料版と無料版、それぞれの選び方や特長をご紹介
- Lhaplus(ラプラス)の使用方法を、ダウンロードからインストール、パスワード付きの圧縮方法までご紹介
- iPhoneのバックアップ方法を「iTunes(Finder)」や「iCloud」など使用する方法別にご紹介
- Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)の動画編集の基本についてご紹介
- Final Cut Pro(ファイナル カット プロ)とは?iMovie(アイムービー)などとの違いや動画編集の方法などをご紹介
- PowerShell(パワーシェル)のコマンドレットやスクリプトの作成方法と実行までを解説!
- Slack(スラック)の使い方をより詳しく!基本から使いこなしたい便利な機能までをご紹介
- プログラミングゲームって?プログラミングを楽しく学べるゲーム特集
- プログラミングとは?わかりやすい基礎知識と歴史、活用先の解説
- プログラミング言語の種類とは?概要や業務での利用方法、プログラミング言語の選び方を解説
- 顔認証のセキュリティとは?その仕組みや利用シーンについてご紹介
- ディープラーニングとAIの関係は?初心者でもわかる基礎知識の解説
- Slack(スラック)・ChatWork(チャットワーク)・LINE WORKS(ラインワークス)テレワークで使えるチャットツールをご紹介!
- Teams(Microsoft Teams)とは? テレワークに活用できるWEB会議の始め方を解説!
- Skype(スカイプ)とは?Skypeを使ったWEB会議の始め方をご紹介!
- Zoom(ズーム)を使ってWEB会議を始めよう! 必要な機材や設定方法をご紹介
- Publisher(パブリッシャー)の基本をご紹介します!これを見てPublisherのメリットを知ろう!
- OneNote(ワンノート)の基本をご紹介します!OneNoteとは?OneNoteを使うメリットとは?
- エクセル(Excel)の基本をご紹介します!エクセルとは?エクセルを使うメリットとは?
- ワード(Word)の基本をご紹介します!ワードとは?ワードを使うメリットとは?
- テレワークとは一体何?必要機材や導入方法、実例によるメリットをご紹介
- リモートデスクトップとは?導入方法や設定手順、リモートデスクトップでエラーが起きた際の対応方法などをご紹介
- LINE スタンプ(ライン スタンプ)作り方の紹介!審査手順、注意点なども解説
- PowerShell(パワーシェル)は何ができるの?メリット、使い方、実例まで
- パワーポイント(PowerPoint)の基本をご紹介します!これを見てパワーポイントのメリットを知ろう!
- オートコンプリートの機能(設定や削除方法)を使いこなそう!
- パソコンでスクリーンショットをする方法をOS別にご紹介
- Office Premiumとは?最新のアプリケーションを永続的に使える!
- パソコンを初期化する手順をWindows 10を例に事前準備や注意点なども含めご紹介
- 自宅にあるパソコンを遠隔操作する方法
- ディスク クリーンアップの方法(Windowsパソコン)
- 「Office 2019」と「Microsoft 365」の違いについてご紹介
- msconfig(システム構成)で解除してよいのは?使用場面と起動方法
- BIOS(バイオス)とは?基本的な知識やBIOS設定画面の起動方法や操作方法などをご紹介
- パソコンが起動しない(立ち上がらない)場合の対処方法
- 遅くなったパソコンを高速化する方法
- Windowsをセーフモードで起動する方法
- pingとは?コマンドプロンプトを使った応答速度 (ping ms)の確認方法などについて
- Windows Defender(ウィンドウズディフェンダー)とは?Windows 10での操作方法、メリットやデメリットのご紹介
- Windows Update(ウィンドウズ アップデート)の方法を、Window 10アップデートの画面でご紹介
- 仮想デスクトップとは?Windows 10仮想デスクトップの便利な使い方をご紹介
- パソコン(PC)がフリーズした時の対処方法
- プログラミングソフトの基本とは?ゲームやアプリ、Web開発に!
- タスクマネージャーをWindows 10で起動する方法や使用方法をご紹介
- デバイスマネージャーとは?Windows 10のデバイスマネージャーの起動方法や使い方をご紹介
- IPアドレスとは?「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」の違いについてご紹介
- Windows 10からWindows 7/8.1にダウングレードする方法を教えます!
- XPモードはWindows 8以降にて利用できないので要注意!
- プロバイダーとは?回線事業者との違いは?インターネット接続するために知っておくべき知識をご紹介
- コマンドプロンプトの使い方、起動方法や基本設定やコマンドについてご紹介
- デフラグとは?Windows 10でデフラグを実施する場合に知っておきたいポイントをご紹介
- PC Maticについて知りたい!セキュリティと最適化が1つに!
- VPNとは?VPNの種類の解説、それぞれの種類のメリットやデメリット、利用例をご紹介
- パソコンを学べる教室のご紹介
- ランサムウェアの予防法と感染した場合の対処について
- パソコン(PC)通販のドスパラ
- パソコン辞典 パソコン(PC)の使い方編 一覧
- VPNとは?VPNの種類の解説、それぞれの種類のメリットやデメリット、利用例をご紹介
VPNとは?VPNの種類の解説、それぞれの種類のメリットやデメリット、利用例をご紹介
VPNは(Virtual Private Network)の略称。テレワークの普及で、セキュリティを確保するため導入する企業が増加しています。
この記事では、VPNとはどのようなもの?からその種類に関して、それぞれのメリットやデメリット、向いている利用方法などを紹介して行きます。
VPNとは?
VPNは、Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)のこと。
バーチャルという単語が名前にあるように、インターネットにおける通信者間で、バーチャルなトンネルを構築したプライベートなネットワークのことを指します。
特にビジネスで活用されることが多く、企業のネットワークなどで需要が高まってきています。
社内のLANのセキュリティを高めたものと表現すれば分かりやすいかもしれません。
VPNには、ややセキュリティレベルが低い「PPTP」、暗号化や認証を取り入れた「Ipsec」そして、「Ipsec」と一緒に利用することでよりセキュリティのレベルを高める「L2TP/Ipsec」といった接続の方式があります。
VPNを導入することによって、実現可能になるのはセキュリティの問題だけではありません。
インターネットのより閉鎖的な部分を使用することから距離に依存することなく使用できますし、VPNの種類や使用方法によりますが、コストの削減にもつながる可能性もあります。
VPNの利用方法
ここからは、VPNをどのように利用するかを紹介していきます。
主に2つのパターンがあるので、自分の使い方に適した方法を参考にしましょう。
事業所間を結ぶVPN利用方法
1つ目は、物理的に距離がある事業者で利用する方法です。
たとえば、東京本社名古屋支社のように、離れた拠点で同じデータを共有するためにはネットワークを接続しなくてはなりません。
本社と各支社など複数拠点のLANを統合したい場合に、VPNを利用してまとめることができます。
具体的には、VPNの専用ルーターを設置することで、複数の拠点からアクセスすることが可能になります。
本社と支社による1対1の通信はもちろん、名古屋支社と大阪支社など拠点同士での通信もでき、距離によるコスト増がありません。
もちろん、セキュリティに考慮した設計になっているVPNなので、過度にセキュリティに関して不安になることもありません。
リモートアクセスのVPN利用方法
2つ目は、社外から社内LANにリモート接続する利用方法です。
本社にVPN装置を設置し、ノートPCなどのデバイスにVPNの接続に必要なソフトウェアをインストールすると、社内データへのアクセスが可能になります。
たとえば、出張先にいる社員やテレワークで自宅勤務している社員が、社外から本社のLANに接続して社内業務に取り組めるのがメリットです。
インターネット回線があれば、どこからでも接続可能で、VPN内で通信するデータは暗号化されるため安全性も確保できます。
社外からNASにアクセスしたり、自宅から社内プリンターで印刷したり活用方法はさまざまです。
また、PCだけでなく、スマートフォンからもVPNへの接続ができます。
無料Wi-Fi環境でのVPN利用
VPNを使うと、街中にあるカフェや商業施設~「無料Wi-Fi」をセキュアな環境で使用できます。
スマートフォンの普及により、街中にあるカフェや商業施設でも「無料Wi-Fi」サービスを提供しています。
無料Wi-Fiには安全面を考慮されたものが多くありますが、提供元が不明な「無料Wi-Fi」は通信の暗号化がされていないものがあり、安全とはいえません。
たとえば、第三者によって通信内容を盗聴されたり、情報を盗み取ったりされるリスクがあります。
悪意を持った第三者がアクセスポイントに接続した場合、アカウント情報を不正入手される可能性もあり危険があります。
「無料Wi-Fi」環境の場合にVPNを利用すると、ブラウザやアプリによる個別の暗号化通信とは別に、通信経路自体が暗号化されます。
VPNを使用することで、ブラウザなどが個別に暗号化通信を行うのとは別に、通信経路を自体を暗号化することができます。
保護された仮想の専用回線を構築することで、「無料Wi-Fi」のリスク回避がある程度可能となります。
スマートフォンやパソコンとVPNサービス側で用意した中継用サーバ間の通信経路が暗号化されるため、盗聴の心配が少なく、偽サイトに誘導される恐れも軽減できます。
VPNの接続の種類
VPNの接続には、おおまかに分けると2種類あります。
既存のインターネットの技術で、ネットワークを使う「インターネットVPN」。
通信業者と契約して利用する「IP-VPN」です。
インターネットVPNが、通常のインターネット回線を使用し、IP-VPNは通信事業者の持っているより閉鎖的なネットワークを使用する技術です。
そのため、「IP-VPN」は、「クローズドVPN」とも呼ばれます。
「インターネットVPN」は「コスト」を、「IP-VPN」は「信頼性」に寄ったものとなります。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、VPNの種類を選択する場合、何を重視するかが大切となります。
そのためには、各VPNの種類について知っておく必要があります。
次の章からVPNの種類について詳しく紹介をして行きます。
インターネットVPNの種類
「インターネットVPN」は、いま使っている一般のインターネット回線を活用してVPN接続する方法です。
インターネットに接続できる環境があれば利用できるため、低コストで回線を構築できます。
通信の品質や速度は、利用しているインターネットの環境によって異なるので、導入の際は確認するようにしましょう。
インターネットVPNの仕組みは、さらに細かく4種類に分かれます。
それぞれの種類を紹介して行きます。
IPsec-VPN
「IPsec-VPN」は、「IP Security Architecture」の略称です。
通信内容を暗号化することで、安全にインターネットで通信できる仕組みとなっています。
もし通信内容を盗聴されたとしても、IPsec-VPNによってセキュリティを確保し、暗号化によって内容を判読できなくなっているため外部に情報が漏れる可能性はとても低くなります。
「IPsec-VPN」のプロトコル階層は、ネットワーク層(※通信機能を7つの階層に分けて定義している中の一つ)で実装されており、上位のプロトコルには依存していません。
「HTTP」や「FTP」といった上位層のアプリケーションに変更する必要もなく、独自で開発したクライアントサーバシステムも利用可能です。
また、組織と組織をつなぐプライベートネットワークとして開発されているため、決まった拠点での通信に適しています。
送信者と受信者が同じ専用ソフトをインストールしなければなりませんが、環境を設定すると比較的高速での通信が可能です。
SSL-VPN
「SSL-VPN」は、「IPsec-VPN」と同じように暗号化によって通信した内容を保護する方式です。
Webサイトで多く使われているSSL技術を取り入れています。
SSL技術とは、クレジット情報や個人情報を通信する際に利用されているプロトコルです。
「IPsec-VPN」がネットワークによって保護されているのに対して、「SSL-VPN」は暗号化技術を使うため特定のソフトが必要ありません。
SSLを利用できる端末があれば使えるので、VPNにアクセスする端末の種類が多い場合にも柔軟に対応できます。
一般的なWebブラウザですぐ通信でき、「IPsec-VPN」と比べて導入コストが低くなるのもメリットとなります。
また、リモートアクセスに適している仕組みとなり、ほかのリモートアクセスの方法よりもコストが低く、アクセス制御も細かく設定できます。
一方で、「SSL-VPN」はアプリケーションに依存しているので、アプリケーションごとにSSLの対応が必要です。
アプリケーションを経由するため、「IPsec-VPN」と比べると速度が落ちます。
L2TP/Ipsec
「L2TP/IPsec」は、「L2TP over IPsec VPN」の略称です。
VPNにはトンネリングという仮想の専用線を設けることで、同じネットワークであるかのように使用できる「L2TP」という技術があります。
「L2TP」には暗号化の仕組みがありませんが、「Ipsec」を併用することで通信内容の暗号化が可能となるため、データの安全性や気密性を守ったVPN接続ができます。
トンネリングと暗号化によってセキュリティを向上させられるのがメリットとなります。
PPTP
「PPTP」は、「Point to Point Tunneling Protocol」の略称で、VPNで通信するための方式です。
データの送受信を行うプロトコルで、IPネットワーク上の機器から、ほかの機器までの仮想伝送路を作成します。
「Ipsec」は送受信それぞれ別のトンネルを使い分けますが、PPTPは送受信ともに1つのVPNトンネルでおこないます。
また、マイクロソフト社が提唱しているため、Windowsとの親和性が高くなっており、手軽にVPNの構築ができます。
IP-VPN
VPNのもう1種類である「IP-VPN」は、大手の通信事業者が用意する閉域網を活用したネットワークのことです。
「MPLS(Multi-Protocol Label Switching)」によってデータを送信します。
「MPLS」とは、アドレスの代わりとなるラベルにヘッダの情報をつけることで、データの宛先と転送経路を識別する技術のことです。
通信事業者と契約した者でなければ利用できない閉ざされたネットワーク環境のため、安全性が高くなっています。
暗号化しなくても、盗聴や情報が漏洩せずセキュリティを確保できるのがメリットとなります。
通信帯域もある程度確保されているので、安定した通信ができる反面コストが高くなる傾向があります。
まとめ
ここまでVPNについて、利用例、VPNの種類や使用されている技術に関して紹介をしてきました。
VPN自体は仮想のトンネルを構築することによって、データを盗まれたり、データを改ざんされたりすることのリスクをできる限り低くするための技術です。
通常のネットワークよりも高いセキュリティを持っているとは言えます。
ウイルスやランサムウェア、ルートキットなどさまざまなマルウェアやサイバーテロなどで情報漏洩などの危機にさらされている現代。
特に企業においては、いかに情報を慎重に扱えるか、いかにセキュリティを高められるかが大切です。
インターネットセキュリティを固める方法の1つとしてVPNのことを理解しておきましょう。