メモリの選び方
メモリとは「パソコンにおける一時的な記憶装置」という役割を果たしています。
メモリは「メモリ」という呼び方以外に「メインメモリ」と呼ばれることもあります。
メモリの役割のフローは、SSDやHDDから記憶データを呼び出して、パソコンでの作業中のデータなどを一時的に記憶することです。
そして、ファイルの保存や、上書き保存をした際に、メモリからSSDやHDDにデータが保存されるフローとなっています。
パソコンの電源をOFFにすると、一時的に記憶されていたメモリのデータは基本的に消去される仕組みです。
メモリ以外の構成が全く同じパソコンで比較した場合、メモリ容量が多い方が同時に複数のソフトを起動できたり、動作が重いソフトやゲームが快適に動作するようになるなどの効果が期待できます。
最新のゲームをプレイしたい場合、ゲーミングPC用ならば搭載メモリ容量は16GB以上が推奨となります。
デスクトップパソコン用メモリの種類
デスクトップパソコン用のメモリにはDDRの規格ごとに「DDR5」「DDR4」などの種類に分かれます。
デスクトップパソコン用メモリであっても、DDR5とDDR4との間では互換性がありません。
DDR5とDDR4では物理的な形状も違っているので、必ずパソコンのマザーボードで搭載できるメモリ規格を確認しましょう。
DDR5メモリ(デスクトップパソコン用)
DDR5は、モジュールによる電圧調整機能を搭載する規格になっています。
DDR5では「PMIC(パワーマネジメントIC)」の導入により、メモリモジュールによる電力調整能力が向上し、省電力化につながっています。
DDR4と比較して、転送速度や容量が向上し、メモリ1枚当たり64GBの容量を持つ大容量メモリの搭載が可能になりました。
デスクトップ用「DDR5」メモリ一覧
DDR5メモリを導入して、自作PCを作成する場合、DDR5メモリ対応のマザーボードが必要になります。
「DDR5」メモリ対応マザーボード一覧
DDR5メモリについて詳しく知りたい場合は、以下のページもご確認ください。
DDR5メモリとは
DDR4メモリ(デスクトップパソコン用)
DDR4メモリは市場的にもまだまだ数が多く現役となります。
DDR5メモリが発売されたことで、価格もリーズナブルになりつつあります。
DDR4メモリは発売が開始されてから期間が長いことから、メモリ速度のバリエーションが多く展開されています。
同じような外見の製品が複数展開されているので、購入の際は自分の探している速度のメモリかどうかよく確認してから選択するのがおすすめです。
デスクトップ用「DDR4」メモリ一覧
DDR4メモリを導入して、自作PCを作成する場合、DDR4対応のマザーボードが必要になります。
「DDR4」メモリ対応マザーボード一覧
DDR4メモリについて詳しく知りたい場合は、以下のページもご確認ください。
メモリにも種類がある?DDR4のメモリは何が違うの?
ノートパソコン用メモリの種類
デスクトップパソコン用メモリとノートパソコン用メモリは規格が同時でもメモリの形状が違っています。
ノートパソコン用は「SO-DIMM」と呼ばれ、デスクトップ用メモリと比べて小型でスロットに差し込むピンの数も違っています。
ノートパソコンでメモリの増設を考えている場合は取扱説明書、またはメーカーページの製品詳細ページの情報を確認してから行うのがおすすめです。
メーカーの製品ページでは「メモリスロット x2(内空きx1)最大32GB」といった記載がされていて、搭載可能な容量と枚数が確認できます。
ノートパソコンのなかにはノートパソコン内部のマザーボードにメモリが直接はんだ付けされていて、交換不可能な製品もあるため確認するようにしましょう。
DDR4メモリ(ノートパソコン用)
ノートパソコン用メモリのDDR4メモリです。
ピンの数が「260ピン」となるので、購入時に注意が必要です。
ノートパソコン用「DDR4」メモリ一覧
DDR3メモリ(ノートパソコン用)
ノートパソコン用メモリのDDR3メモリです。
ピンの数が「204ピン」となるので、購入時に注意が必要です。
ノートパソコン用「DDR3」メモリ一覧
ノートパソコンのメモリ増設方法
ノートパソコンのメモリ増設方法については以下の記事もご確認ください。
ノートパソコンのメモリ増設方法とそのメリット
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