macOS(マックオーエス)とは?OSの機能や便利なポイント、購入方法のご紹介

Apple製品のMacを購入すると必ずついてくるmacOS。macOSはAppleが独自に開発しているオペレーティングシステム(OS)です。
この記事では、macOSの機能について解説し、macOSが持つ機能や便利なポイント、macOSに付属のソフトウェアまで幅広く紹介します。

macOSとは?

macOSとは?

macOSとはAppleが提供するMac用のOS(オペレーティングシステム)です。
他のOSではWindowsが有名ですが、macOSはApple製品であるMacシリーズのコンピュータにのみ導入されています。

macOSはシンプルなデザインで、直感的に操作しやすいGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を導入しているOSです。
マウスを使ってファイルを操作するといった仕組みも、GUIが導入されたOSを使ってはじめて機能します。
また、Apple製品はリンゴのロゴマークがついており、スタイリッシュなデザインが人気を集めています。

macOSの詳細なバージョンコード

macOSには20年近い歴史があり、前身となったClassic Mac OSを含めると36年も前にリリースされた歴史あるOSです。
そんなmacOSには以下のようなバージョンコードが存在します。

macOSの遍歴 バージョン コードネーム リリース日
Mac OS X 10.0 v10.0 ~ v10.0.4 Cheetah(チーター) 2001年3月24日
Mac OS X 10.1 v10.1 ~ v10.1.5 Puma(ピューマ) 2001年9月29日
Mac OS X 10.2 v10.2 ~ v10.2.8 Jaguar(ジャガー) 2002年8月24日
Mac OS X 10.3 v10.3 ~ v10.3.9 Panther(パンサー) 2003年10月24日
Mac OS X 10.4 v10.4 ~ v10.4.11 Tiger(タイガー) 2005年4月29日
Mac OS X 10.5 v10.5 ~ v10.5.8 Leopard(レパード) 2007年10月29日
Mac OS X 10.6 v10.6 ~ v10.6.8 Snow Leopard (スノー レパード) 2009年8月26日
Mac OS X 10.7 v10.7 ~ v10.7.5 Lion(ライオン) 2011年7月20日
OS X 10.8 v10.8 ~ v10.8.5 Mountain Lion (マウンテン ライオン) 2012年7月25日
OS X 10.9 v10.9 ~ v10.9.5 Mavericks(マーベリックス) 2013年10月22日
OS X 10.10 v10.10 ~ v10.10.5 Yosemite(ヨセミテ) 2014年10月16日
OS X 10.11 v10.11 ~ v10.11.5 El Capitan (エル キャピタン) 2015年10月1日
macOS 10.12 v10.12 ~ v10.12.6 Sierra(シエラ) 2016年9月20日
macOS 10.13 v10.13 ~ v10.13.6 High Sierra (ハイ シエラ) 2017年9月25日
macOS 10.14 v10.14 ~ v10.14.6 Mojave(モハベ) 2018年9月25日
macOS 10.15 v10.15 ~ b10.15.4 Catalina(カタリナ) 2019年10月7日

2001年には最初のmacOSシリーズにあたる「Mac OS X 10.0 Cheetah(チーター)」がリリースされました。
以来、現在に至るまで1~2年程度のペースでバージョンアップデートされ、2019年10月7日には「macOS 10.15 Catalina(カタリナ)」がリリースされています。

macOSシリーズの遍歴を見てみると、「Mac OS X」→「OS X」→「macOS」と変わっていることがわかります。
現在のmacOSシリーズは頭文字が小文字になっています。
従来のOS XからmacOSへ名称を変更した理由は、後発Apple製品のOS名であるiOSやtvOS、watchOSと合わせるためだとされています。

macOSの役割について

macOSの役割について

macOSはパソコンを動かすうえで欠かせないOS(オペレーティングシステム)の一種です。
OSは「基本ソフトウェア」とも呼ばれ、普段使っているパソコンの操作や機能といった基本動作を提供しています。
たとえば、「マウスを動かすとマウスカーソルが動く」「キーボードで文字を打つと画面に打った文字が表示される」「イヤホンから音を鳴らす」などの当たり前のような機能でさえ、macOSがなければ実行することはできません。

ユーザーが操作したデバイスを、macOSが解釈してパソコンへ伝えることで、はじめてパソコン上で操作として認識される仕組みになっています。

また、基本的な操作以外にも「タスクの管理」「ファイルの管理」といった複雑な処理までをmacOSが行っています。
パソコンを使う際に「当たり前に感じていた環境」というのは、すべてmacOSをはじめとしたオペレーティングシステムが提供してくれているのです。

macOSの機能

macOSの機能

macOSはAppleが提供している製品にのみ搭載されています。
そのため、macOSの機能として「Appleの純正品のみ対応している」という点が重要となります。
言い換えれば、ある種macOSを使えることがApple製品のメリットです。

単にmacOSが使えるから?では納得いかない方も多いでしょう。実際にはmacOSには優れた機能が多数存在します。
macOSの特長を見ていきましょう。

  • 他のOSをインストールできる
  • プリインストールされたソフトウェアの豊富さ
  • 無料でアップデートできる
  • Apple製品同士の連携

他のOSをインストールできる

macOSには標準機能としてBoot Camp(ブートキャンプ)が実装されています。
Boot Camp機能とは、ストレージへ新しいOSをインストールできる仕組みのことです。
簡単に言うと、macOSが入っているApple製品へ、Windows OSやUbuntuなどの別OSをインストールすることができるのです。

Boot Camp機能を活用することで、Windows OSにしか対応していないソフトウェアやプログラム言語を利用できる仕組みです。

Windows PCへmacOSをインストールすることは原則として認められていません。
そのため、Apple製品だからこそ、macOSとあわせて2つのOSを使い分けることが可能なのです。

プリインストールされたソフトウェアの豊富さ

macOSはApple製品を購入した段階で、ソフトウェアがプリインストールされています。
そのため、Apple製品を購入してからすぐにさまざまなソフトを利用できる点も便利なポイントの1つです。

Windowsに比べるとプリインストールされているソフトが豊富なところがポイントです。
さらに、高性能なものが多く、はじめから動画編集ソフト(iMovie)や音楽作成・編集ソフト(GarageBand)を操作することができます。

Windowsでは有料ソフトとして有名なMicrosoft Officeがあります。しかし、macOSには似た機能を持つNumbersやKeynote、Pagesといったソフトウェアまで付属しています。
さらに、PythonやRubyといったプログラム言語もはじめから使える状態になっています。
そのため、環境構築の手間を掛けずにプログラミングを始めることが可能です。

macOSが搭載されたApple製品であれば、プリインストールされたソフトウェアだけでも十分な性能を発揮することができます。

無料でアップデートできる

OS X 10.9 以降のmacOSは、アップデートが無料サポートの対象になっており、新しいバージョンのmacOSが提供されるたびにアップデートパッチを当てることができます。
ただし、とても古い世代のハードウェアを使っている場合などは無料アップデートの対象外など一部例外もあるため注意が必要です。

現在ではWindowsもWaaS(Windows as a Service)という考えのもと無料でアップデートをおこなっています。
ユーザーへの無料サービスという観点から見ると、macOSはある種の先駆けとなった存在と言えます。

Apple製品同士の連携

macOSはMac以外のApple製品と連携しやすいという点も便利なポイントです。
Mac以外のApple製品では、iPhoneやiPad、Apple Watchといった製品が当てはまります。

たとえば、macOSに搭載されているSidecarという機能を使うことでiPadを2台目のディスプレイとして出力・運用することが可能です。
デスクトップを簡単に拡張できるだけでなく、同じ画面を出力してタッチパネルで操作することも可能です。

また、iPhoneと画像を共有したり、iPhoneへかかってきた電話をMacで受けたりと、Apple製品同士の連携機能を使えば優れたユーザビリティを発揮できるようになります。

macOSの購入方法

macOSはWindowsのように単体では販売されていません。
そのため、macOSを導入したい場合はAppleのMac製品を購入することがベストです。
Mac製品はApple公式ホームページ内のストアをはじめ、Apple Storeや家電量販店、Amazonなど幅広い販売店で購入することができます。

公式ホームページでは用途に応じて搭載スペックをカスタマイズできます。
さらに、学割などの割引キャンペーンの適用があるといったメリットもあります。
もし、興味がある場合は公式ホームページからmacOS搭載のモデルを購入してみて下さい。

まとめ

macOSはオペレーティングシステムとして、パソコンを動かすのに重要な役割を持っています。
macOSは原則としてApple製品でしか使うことができません。
いろいろなOSから選びたいという場合は、macOSに限りAppleの純正品の中からモデルを選ぶ必要があります。

そして、プリインストールされたソフトウェアの優れた性能や機能的なデザインから、Apple製品を好んで使う方がいるのも事実です。

Apple製品同士を連携させることで、さらなるパフォーマンスを発揮できます。
そのため、Apple製品を利用している方であれば、macOS搭載のMac製品のパソコンを利用してみるのがおすすめだといえます。

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