- パソコンのアイコンの大きさを変える方法
- パソコンのカメラが映らない、認識されない場合の設定、対処方法
- パソコンでハードディスク(HDD)やSSDの空き容量を確認する方法
- パソコンがインターネット接続できないときの確認・対処方法
- デスクトップパソコンをWi-Fi接続する方法
- Mac初期化手順のご紹介
- ヘッドセットのマイクが認識されない場合の対処方法
- パソコン(PC)から音が出ない場合の設定や対応方法をWindows 10のパソコンを例にご紹介
- スティックPCとはどのようなもの?メリットやおすすめスティックPCをご紹介
- Android(アンドロイド)とは?OSの特長やiOSとの違い、メリットを解説
- iOSとは?iPhoneで使われるiOSで出来ることやAndroidとの違いをご紹介
- Linux(リナックス)とは?種類や導入メリット、Linuxで出来ることを解説!
- macOS(マックオーエス)とは?OSの機能や便利なポイント、購入方法のご紹介
- Windows 10プロダクトキー封印シール(COA ラベル)のはがし方
- Chrome OS(クローム・オーエス)とは一体何?OSとしての「Chrome」とはどのようなものか?について
- パソコンとテレビをつなぐ手順についてご紹介します
- 電源容量計算(電源電卓)電源の選び方
- グラフィックボード(グラボ)の確認方法とその見方とは
- パソコンの寿命は何年?そして長持ちさせる方法とは
- PCモニター(パソコンモニター)HDMI接続などが映らない場合の原因と対処方法
- 3D酔い!3Dゲーム画面酔い!その原因と今すぐできる対策方法をご紹介!
- 垂直同期(VSYNC)とは
- 仮想メモリとは? 設定方法まで詳しくご説明します!
- リカバリーディスクの作り方、Windows 10でのリカバリーディスクの作成方法をご紹介
- MTBFとMTTRとは?システムの故障や稼働はどうやって分かる?
- パソコンの電源が急に落ちるときの対処方法
- DirectXとは
- RAMとROMの違いについて、メモリとストレージの意味とともにご紹介
- パソコンが重い(動作が遅い)時の対処方法
- パソコン用語(PC用語)30選
- GPIOとは?機能や使用例は?組み込み式プログラムでも利用
- ZIP形式をはじめとするデータの圧縮や解凍方法、ZIP形式の注意点についてご紹介
- 空冷式PCと水冷式PCの違いとは
- イーサネット(Ethernet)とは?イーサネットの規格の種類、使用機器などを詳しくご紹介
- Vulkan(ヴァルカン)とは?次世代グラフィックスAPI
- デスクトップパソコンの梱包のポイントを梱包資材の準備から梱包方法までご紹介
- DirectX 11ってなに?
- パソコン(PC)のファンがうるさい場合や異音がする場合の対処方法
- パソコンの処分はどうすればよいの?やっておくべきことやパソコン処分の依頼方法をご紹介
- ベンチマークとは?CPUベンチマークなどパソコンの各性能を測るためのベンチマークソフトをご紹介
- ファームウェアとは?ファームウェアアップデート(更新)方法や注意点をご紹介
- CrystalDiskInfo(クリスタルディスクインフォ)の情報の見方、使い方をご紹介
- CrystalDiskMark(クリスタルディスクマーク)の使い方、各項目、スコアの見方や設定方法についてご紹介
- 世の中ARMだらけ!? 現代社会を支える「ARM」ってなんだろう?
- パソコンのブルーライトとは?対策をご紹介
- パソコン(PC)通販のドスパラ
- パソコン辞典 パソコン編 一覧
- Vulkan(ヴァルカン)とは?次世代グラフィックスAPI
Vulkan(ヴァルカン)とは?次世代グラフィックスAPI
OpenGLなどの策定で知られるKhronos Group(クロノスグループ)が発表したグラフィックスAPI「Vulkan(ヴァルカン)」。
2015年までに仕様を固める予定だったものが諸事情により先送りされ、ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス(GDC)2016に合わせてようやくリリースとなりました。
従来のグラフィックスAPIとの違いとその特徴をご紹介します。
もくじ
Vulkan(ヴァルカン)を発表したクロノスグループとは
2000年に設立されたアメリカの非営利団体。OpenGLなどの標準APIを策定する業界団体です。
米サンフランシスコで2016年3月16日開催のゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス(GDC)2016に合わせ2016年2月16日にローレベルグラフィックスAPI「Vulkan」をリリースしました。
様々なプラットフォームや、デバイス上でグラフィックス、センサー・プロセッシング、並列コンピューティング、ビジョンなど、ダイナミックメディアの高速化または、オーサリングを可能とする業界標準の仕様の策定を主としたコンソーシアム(共同事業体)です。
「Vulkan(ヴァルカン)」とは
主にゲームエンジンまたはゲームのアプリケーションに使用されるグラフィックスAPIの名称で、ローレベル(low level)APIです。
性能低下の一因となりやすいドライバのオーバーヘッドを軽減できるため、ハードウェアの性能を最大限に発揮し、描画速度と描画パフォーマンスが向上するというのがその特徴のひとつです。
AMDのMantleが出現した時点でのローレベルAPIは、ゲーム向け高性能PCの性能向上のみに特化したAPIの位置付けでしたが、バッテリーの消費量削減の観点から現在はモバイル媒体までをカバーしています。グラフィックをふんだんに使うアプリの負荷の軽減が見込まれるため、負荷を軽減した分グラフィックでより微細でリアルな表現をすることが出来ます。電力使用の軽減も期待されるためモバイル媒体での普及が有力です。
2015年8月10日、Googleは次世代グラフィックスAPI「Vulkan」にAndroidが対応すると発表していますので、今後は更に拡がりを見せていくでしょう。
従来のグラフィックスAPIとVulkan(ヴァルカン)の相違点と共通点
ゲーム関連のローレベルグラフィックスAPIとしては、AMDの「Mantle」、Appleの「Metal」などに続いて「Vulkan」が登場しました。Vulkanは直接GPUへアクセスできる構造によって無駄を省き、今までのローレベルグラフィックスAPIと比較するとより速い描画が可能です。並列処理の効率化、同期処理が不必要という特徴から、CPUの負荷が格段に軽減され、描画のパフォーマンス向上に繋がります。コンセプトにおいて前述のMetalとは共通点が多く、同傾向のアプリでのVulkanの採用数はこれから増加すると思われます。
Vulkan(ヴァルカン)対応のタイトル
「Vulkan」を導入したタイトルはレースゲームの金字塔『Need For Speed No Limits(ニード・フォー・スピード ノーリミッツ)』や、日本未配信のアクションゲーム『HIT』、MOBA『Vainglory(ベイングローリー)』などがリリースされています。
モバイル端末を所持するユーザーは、ゲーム用高性能PCを所持するユーザーを遥かに上回っています。上記した性能や電力消費の軽減などの特性を考えれば、モバイルゲームアプリにおいてVulkanはこれから一層存在感を高め、これからのAPIの主流になる可能性は高いです。モバイル端末のゲームユーザーはゲームグラフィックの更なる向上と電力軽減に期待しつつ、「Vulkan」の将来性に注目しておきましょう。
