ヘキサコアとは?動画視聴とアプリ操作の同時操作をスムーズに

パソコンやスマートフォンなどの機器を購入する際、どんな性能をチェックすればいいのかわからないものです。
そんな時に判断材料になる性能のひとつが「ヘキサコア」などのマルチコアCPU。
処理能力や、動作スピードのカギを握るコアの詳しい情報や、今主流とされているヘキサコアとはどんなものなのかを詳しくチェックしていきましょう。

ヘキサコアとは

パソコンやスマートフォン内にあるパーツの中でも重要な部分である「CPU」。このCPUは処理や計算を行うパーツで、パソコンなどの機器の脳ともいえる部分です。
CPUの性能を判断するには、「クロック数」と呼ばれる処理を行うスピードを表した単位と、「コア」と呼ばれる処理を行うメモリーチップの数を表した単位があり、この2つの指標で判断ができます。
特にコアは高性能を判断するための重要なポイントです。

コアを複数搭載するマルチコアの中でも、注目を集めているのが「ヘキサコア」。
6つのコアが搭載されているものを、ヘキサコアと呼びます。

スマートフォンに搭載されるコアの比較

パソコンが登場した初期はCPUの中にコアは1つのみでした。
しかし、2006年に1つのCPUの中に、2つのコアを搭載した「デュアルコア」と呼ばれるものが登場します。
2007年にはCPU内に、4つのコアが搭載された「クアッドコア」が登場。
複数のコアが搭載されたマルチコアの時代が一般的になりました。
その後、さらにコア数を6つ搭載した「ヘキサコア」、8つ搭載した「オクタコア」が登場し、よりスピーディーな処理が可能になっています。

マルチコアCPUはスマートフォンにも搭載されており、重要なパーツのひとつです。
スマートフォンを使用する際、動画を視聴しながら、別のアプリや機能を操作することはよくある動作。
そんな同時進行を可能にするための機能に、マルチコアがカギを握っています。

スマートフォンにおいて、コアの数が多ければ多いほどより効率的に作動するのかという点は、抑えておきたいポイントです。
パソコンと比べ小さい画面で処理を行うスマートフォンには、8つのコアを搭載するオクタコアは性能が大きすぎるといわれています。
オクタコアほど多くのコアが搭載されると、一度に使用するパワーも強くなり発熱する可能性があります。

パソコンであれば、ファンと呼ばれる冷却装置で風を送り冷ますことが可能ですが、スマートフォンにはそのような機能はありません。
そのため本体が高熱化してしまい、性能とは別の面でアクシデントが生まれてしまうのです。
このような事態を軽減するため、ヘキサコアが誕生したといわれています。
現在スマートフォンに最適なコア数は、4つのコアを搭載したクアッドコアや、ヘキサコアがメジャーとされ、安全性にも安心できるコア数です。

ヘキサコアが搭載されているスマホ端末

ヘキサコアが搭載されているスマートフォンは、メーカー各社から販売されています。

  • ソニーモバイルコミュニケーションズ/Xperia X Compact SO-02J
  • シャープ/AQUOS mini SH-M03、AQUOS SERIE mini SHV33、AQUOS Xx2、AQUOS ZETA SH-01H
  • Google/Nexus 5X
  • 富士通/arrows NX F-02H

などが、ヘキサコアを搭載したスマホ端末機種と販売メーカーです。
ヘキサコア搭載機種は、大手キャリア3社全てが販売。
また、格安SIMでも対応機種があるため、選択肢が多く利用しやすくなっています。


スマホやパソコン選びには、処理能力を示すコアの存在は重要なポイントになります。
特にスマホ選びには重要で、ヘキサコアを踏まえた機種選びがおすすめです。
大手キャリアや、人気の格安SIMを販売するMVNOでも取り扱い機種は豊富に用意されているので、次回の機種変更時には必須ポイントにしてはいかがでしょうか?

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