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もはや低スペックとは言えない!Celeron G1840
パソコンの頭と言われるCPUの種類としては、IntelのCore i7シリーズやCore i5シリーズのほか、Celeronなども有名です。
中でもCeleronは、数あるCPUの中でも標準的なスペックで低価格なCPUとして知られています。
しかし、そんなCeleronシリーズの中にも、スペックの高いのがCeleron G1840です。
スペックの詳細と他シリーズとの比較について確認してみましょう。
もくじ
Celeronシリーズと言えば
Celeronシリーズは、Intel社の販売するCPUです。1998年からシリーズが発売されています。
Intel社と言えば、Celeronの他にも、Core i7やCore i5などのCPUを販売していることで有名です。
Celeronシリーズは、こうしたCore i7やCore i5などと比べて、低価格ではあるものの、同時期に発売されている高スペックなCPUと比べてスペックがやや落ちたCPUだと言われていました。
クロック数があまり高くなかったり、高スペックなCPUに搭載されている機能がなかったりするためです。
機能面ではやや見劣りするものの、負荷の少ない作業であれば問題なく作動するため、低価格帯のパソコンなどによく搭載されています。
Celeron G1840のスペック
しかし、これまでスペック面ではあまり高くないと言われていたCeleronシリーズも現在ではそこまで低スペックだとは言えません。
Celeron G1840などのある程度のスペックを持つものも販売されるようになったからです。それでは、気になるCeleron G1840の基本スペックを確認してみましょう。
【Celeron G1840の基本スペック】
キャッシュ:2MB
周波数:2.8GHz
コア数:2
スレッド数:2
TDP:53W
グラフィックス:Intel® HD Graphics
Celeron G1840の基本スペックはと言うと、マルチコアに不安は残るものの、ある程度の周波数を持ちながら、グラフィックス機能にもしっかり対応していることが分かります。
他のCeleronシリーズと比較してみる
Celeron G1840のスペックは、ほかの比較的性能の高いCeleronシリーズと比べてどのような違いがあるのでしょうか。
例えば、Celeron G1850との比較の場合、違う点は周波数でCeleron G1840が2.8GHzなのに対して2.9GHzと少々高いのみです。
この違いで、希望小売価格が42ドルから52ドルと10ドル近くはね上がります。
また、よく使用されるCeleron G1630と比較した場合、クロック数に大きな変化はないものの、グラフィックなどの機能に違いが出てきます。
Celeron G1630はデータプロテクト機能やグラフィック周波数が650~1050MHzと高いですが、Celeron G1840のようにビデオHDテクノロジーなどのグラフィック関連の機能は充実していません。
グラフィックの面を見るとCeleron G1840の方が良いと言えるでしょう。
Core i5シリーズに迫るほどのレベル!?
それでは、例としてCore i5-6400Tと比較してみましょう。まず、Core i5-6400Tのスペックはと言うと、周波数2.5GHzにコア数スレッド数ともに4となっています。
さらに、Celeron G1840の最大メモリが32GBなのに対し、64GB。
周波数に大きな違いはなく、どちらかというとCeleron G1840が優っていますが、Core i5-6400Tの方がマルチコアには少々強いと言ったところです。
グラフィック機能で比較してみると、Celeron G1840が350~1050MHzなのに対し、Core i5-6400Tは350~950MHzになっています。
また、Core i5-6400Tの方が3Dグラフィック機能など、機能が少々多いという点がポイントです。しかしながら、Core i5-6400Tの希望小売価格は182ドル。
パフォーマンスと価格のバランスを見ると、ややCore i5-6400Tとはそこまでの違いはないのではないでしょうか。
Celeron G1840はゲーミングとして使えるか
最後に、Celeron G1840のスペックを踏まえ、一般的な使い方以上の使い方はできるかという点を考えてみましょう。
Celeron G1840のグラフィック性能は、350~1050MHzのグラフィック周波数に加え、グラフィックがより鮮明になるクリアー・ビデオHDテクノロジーが搭載されています。
つまり、グラフィックカードとの組み合わせによっては、一定以上のグラフィックを期待することが可能なのです。
実際にゲームによっては、グラフィックカードとの組み合わせで、高スペックなCPUとベンチマークの値がさほど変わらない場合もあります。
また、選び方としては、より安価で一定のグラフィック機能を付加したい場合、やや安価なGTX750などのグラフィックカードと組み合わせ、費用を抑えながら楽しむという方法も考えられるでしょう。
Celeron G1840は、Celeronシリーズの中でもグラフィックにやや重きを置いたシリーズになっています。
グラフィックカードとの組み合わせによっては、オンラインゲームを快適に楽しむことも可能です。
できるだけ安価で一定のグラフィック機能が欲しいという場合は、Core i7やCore i5シリーズよりも良い場合があります。