どんなゲームでも安心の性能を誇るGeForce GTX970

NVIDIAの最新アーキテクチャであるMaxwell第二世代となるGeForce GTX970は2016年3月時点で販売されているGeForceシリーズの中でも特に高い性能を誇り、最新ゲームを最高画質でプレイしても特に不満を感じません。
本記事では、そんなGTX970の解説や他機種との性能比較を行っていきたいと思います。

GTX 900シリーズの中でも高いコストパフォーマンス

GTX970の魅力はその高い性能ですが、もう一つの魅力は高すぎない価格です。
TITANシリーズや980クラスになると価格が5万円を優に超えますが970は4万円前後で購入出来るため、ゲーミングPCを構成する場合にも、どんなゲームでも快適にプレイできる性能があるにも関わらず、15万円以下で購入出来るような価格と性能のバランスに優れたリーズナブルなゲーミングPCになります。

グラフィックボードの性能が低いとゲームを楽しめませんが、だからと言っていくらでもお金があるわけではありません。
過剰な性能でもなく、高価過ぎないGTX 970は少し頑張れば誰にでも手が届く高性能グラフィックボードと言えるでしょう。

グラフィックメモリ消費が3.5GBを超えると性能が落ちる?

GTX 970ではグラフィックメモリの消費量が3.5GBを超えると性能が落ちると言われています。
実をいうと、GTX 970のメモリは実質的には3.5GBであり、残りの0.5GBは3.5GB分のメモリと同時に使用できるものではありません。

ある種の仕様ですが、スペック上に明記されていないので不具合ではないかと問題になっているようです。
普通にゲームをプレイする場合には問題にならないことが多いですが、ゲームのグラフィック設定によってはグラフィックメモリを3.5GB以上使う物もあるので注意が必要でしょう。
とは言え、性能低下は実質的には数%という誤差の範囲であり、過度に注意する必要はありません。

GeForce GTX780と比較して何が良い?

GTX 970と同クラスの性能に位置づけられているのが一世代前のGTX 780クラスです。
性能的にはGTX 780よりやや上でGTX 780 Tiよりやや劣るイメージで良いでしょう。

しかし、GTX 970は消費電力と価格面の両方でGTX 780シリーズよりも優れています。
GTX 780の最大消費電力は250Wなのに対しGTX 970は145W。

価格も780が5万円円から6万円なのに対し、970は4万円から5万円円と一万円以上安価です。
上述の3.5GB問題も、780シリーズのグラフィックメモリは3GBなので問題にならないでしょう。
何か特別な理由がなければ、GTX970を買うのがおすすめです。

GeForce GTX980と比較するとどうなる?

気になるのはGTX 970のワンクラス上のグラフィックボードであるGTX 980との比較です。
性能面では確実にGTX980が上であり、3.5GB問題もGTX980にはありません。

消費電力も最大165Wと従来のグラフィックボードと比較しても省エネで、GTX970と比較しても僅かに20W程度の差にしかならないです。
性能・消費電力面では文句なしでGTX980が上ですが、価格はGTX970に比べて2万円近い開きがあるため、なかなか手が出る価格ではないでしょう。
この2万円を小さいと見るか大きいと見るかで、どちらを選ぶかが変わってくるかもしれません。


GTX970の性能を一言で言えば、新しいゲームをやる時に、「このPCの性能で大丈夫だろうか?」と心配しなくても済むだけの性能です。
また、価格としても「高すぎる」と思わないギリギリの価格ラインなので、お金が無くても手が出しやすく、性能と価格のバランスがよく取れたグラフィックボードです。

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