CPUのトラブルの前に知っておきたい!グリスとは?

パソコンのパーツと言えば、CPUやメモリなどパソコンを構成するためのベースになる部分に目が行きがちです。
しかし、普段目に行きにくい場所だからこそ、パソコンを長く使用するためには重要なパーツもあります。
例えば、グリスがパソコンの補助的な役割として大切なパーツと言えるのではないでしょうか。
見落としがちなグリスの性能と交換手順について確認してみましょう。

グリスとは?

シリコングリス(CPUグリス)とは?

グリスとは、CPUに塗布して使用するもので、CPUとCPUクーラーの間にあるゼリー状のパーツです。
パーツと言っても、グリス自体が機能してパソコンになんらかの指示などを与える訳ではないので、どちらかというとパソコンのパーツにおける補助的役割を持ったものと考えると良いでしょう。

グリスは、CPUとCPUクーラーの間に塗布されることによって、CPUで発生した熱を、CPUクーラーのヒートシンクに伝えるという役割を担っています。
購入したばかりのパソコンにおいては、はじめからグリスが塗布されているため、自分で何かを行う必要はありません。

グリスは定期的に交換すべき?

購入したばかりの状態であれば、グリスはしっかりと塗布された状態です。
しかし、消耗品であるため、使用年数とともにグリスも劣化していきます。

グリスが劣化してしまうと、電源が落ちるなどのCPU冷却のトラブルやファンの音が大きくなるなどのトラブルが起こってしまうことも。
既にそういったトラブルを抱えているのであれば、グリスを交換することによって改善される可能性もあります。
グリスは、パソコンの使用率が高いと1~3年で劣化してしまいますので、気になるようであれば、定期的にグリスの状態を確認してみると良いでしょう。

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【グリス交換手順】パソコンを分解してCPUを取り出そう

パソコンのグリス交換は、まずCPUを取り出すことからはじまります。
まずは、CPUを取り出すまでの手順について簡単に確認していきましょう。
はじめに、デスクトップパソコンのパソコンケースを取り外します。

プラスマイナスドライバーや精密ドライバーを事前に準備しておくとスムーズに行えるでしょう。
次にCPUクーラーの取り外しです。

CPUクーラーを取り外す際は、CPUクーラーの電源ケーブルも同時に取り外しましょう。
うまく取り外せれば、CPUクーラーの下からCPUが見えてくるはずです。
おそらくCPUクーラー、CPU共に古いグリスがついている状態だと思いますので、ウェットティッシュなどできれいに取り除きましょう。

【グリス交換手順】グリスの正しい使い方

グリスを塗る準備が整ったら、グリスを塗っていきます。
グリスのほかに、ヘラも必要になってきますので、事前に準備しておきましょう。
グリスには適量が決められています。

適量に従って、CPUの中央にグリスを付け、ヘラで広げていきましょう。
グリスの量が少なすぎても多すぎても、最適なパフォーマンスは発揮されません。
ヘラで広げていくときに注意したいのが、気泡です。

気泡が入ってしまうと、しっかりとグリスの機能は果たされません。
気泡ができないように薄く伸ばしていくのがコツです。

グリスの選び方は?

グリスにはいくつかの種類があります。価格順で見ると、シリコン、セラミック、シルバー、ナノダイアモンドとなる訳ですが、どこに違いがあるのでしょう。
違いは熱伝導率です、素材が良いほど、つまり価格が高いほど熱伝導率は良くなります。

良いグリスを使用するほど、数度はCPUの温度を下げることを期待できる訳ですが、いくら良い素材を使っていても、しっかりグリスが塗布されていないと性能は半減してしまいます。
素材にこだわるのも良いですが、高い頻度でグリスを交換する場合や現状特にCPUの冷却に問題ない場合はシリコンなどでも大丈夫でしょう。

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ドスパラのパソコンクリーニングサービス for ゲームは、

  • プロによるクリーニング作業
  • CPUグリス交換(ゲーミングプラン限定)
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まとめ

ファンの音やCPUの冷却によって電源が落ちる場合は、グリスに原因があるかもしれません。
自分でも取り換えることができるものなので、一度確認してみると良いでしょう。
もし、グリスを交換することになった場合、グリス選びから始まると思います。
グリス選びも大切ですが、グリスはいかに気泡なく薄く塗れるかが大切なので、事前に練習してみると良いかもしれません。

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