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mSATAとは?mSATA SSDとは?そしてその基礎としてSATA、SSDについて知ろう!
ケーブルを使わずに差し込むだけでセット完了となるmSATA。
薄くて軽く、スペースを取らずに記憶デバイスを装着できるので、ノートパソコンの薄型化にも一役買った優れものです。
mSATA SSDについて詳しく知りましょう。
もくじ
mSATA SSDの前にSSD、SATAについて知ろう
基礎知識としてSSDとSATAについておさらいをしておきましょう。
SSDとはソリッドステートドライブの略称で、簡単に言うと記憶装置の働きをするデバイスです。一般的に記憶装置というと、これまではHDDが主流でした。しかし磁気性のHDDに代わるものとして、半導体メモリによる記憶装置SSDが登場します。SSDはHDDと比較して、音が静かで発熱が少なく、振動や衝撃に強いメリットを持っています。
続いてSATAとは、新しい接続規格のこと。古い規格であるIDEよりもデータ転送が高速で、接続方法もシンプルになりました。コンピュータと記憶装置を接続する役目を担います。
mSATA SSDとは?
それでは、mSATA SSDとは何でしょうか。
それは、カードのような薄く小さい形のSSDです。正式名称をMini SATA SSDと言い、非常にコンパクトで薄い形状をしているため、小型パソコンにも搭載することができます。
また、ノートパソコンが普及した背景の一つに、mSATA SSDの存在があります
非常にコンパクトなmSATA SSDのおかげで、他の部品を組み込めるためのスペースが生まれます。さらには、薄型かつ軽量化に大きく貢献しました。高性能なのに薄くて軽い現在のノートパソコンは、mSATA SSDなくしては実現しなかったかもしれません。
mSATA SSDとSATA SSDの違いは何?
主な違いとしては接続方法にあります。SATA SSDはケーブルを介して接続します。 一方でmSATA SSDは、基盤がむき出しになっているため、パソコンに直接差し込んで接続します。
なお、現在mSATA SSDの後継品としてM.2SSDが登場しています。mSATA SSDの転送速度は最大6Gbpsですが、M.2SSDの転送速度は理論上最大40Gbpsとより高速です。単純に6.6倍速度が上がっていると言えます。
どう違う?mSATA SSDと SSD
SSDとmSATA SSDとの違いは、簡単に言うと接続方法の違いでしょう。
SSDは、SATAを使って接続します。ケーブルの片方がSATAコネクタ、もう片方が電源用コネクタになっており、それぞれ対応する場所に接続します。
ではmSATA SSDはどのように接続するかというと、SATAのような配線は一切不要で、専用端子に差し込むだけ。mSATA SSDは薄くて小さいカードのような形をしているので、抜き差しだけで装着可能なのです。
混合に要注意!mSATAとMicro SATA
ここで、mSATA SSDとよく間違われやすいものをご紹介しておきましょう。
それは、Micro SATA SSDと呼ばれるものです。実は、この二つは形状も違えば世代も違います。
Micro SATA SSDは1.8インチSSDとも言います。同じ「m」表記から始まるものなので、見間違えてMicro SATA SSDを選んでしまっていた!なんてことがないように注意しましょう。
mSATA SSDとマザーボード
省スペースかつ高性能が期待できるmSATA SSD。
6Gbpsレベルの最大パフォーマンスを実現しようとするなら、対応するマザーボードやNUCベアボーンを準備したいところです。接続規格としては、Serial ATA 6.0 Gbpsがおすすめ。Serial ATA 3.0 Gbpsよりもデータを読み書きする速度が大幅にアップするでしょう。
自作パソコンに挑戦しようという方はぜひ知っておきたいmSATA SSDについてご紹介しました。接続いらずのmSATA SSDと、ケーブルで接続するSDD。用途や予算などに合わせて選んで、自作パソコンの制作や手持ちのパソコンの性能アップに挑戦してみましょう。
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