プリントサーバーとは?複数のパソコンでのプリンター共有を便利に!
プリントサーバーを使うとプリンターをLAN経由で接続し印刷ができます。フロアの離れた場所や、複数のパソコンで印刷する場合メリットがあります。
この記事では、複数台のパソコン環境で便利なプリントサーバーについて、どんなメリットがあるのか?プリントサーバー導入の注意点などを紹介します。
複数台のパソコン環境で便利なプリントサーバー
プリントサーバーとは、プリンターを制御するための機器のこと。
通常プリンターは、USBケーブルでパソコンと繋いで利用しますが、そうするとパソコン1台でしかプリンターを使用することができません。
プリントサーバーは、プリンターとLANに接続することによって、複数台のパソコンでプリンターを使用できるようにしたものです。
ネットワーク接続をうまく利用することによって、複数のクライアントからの要望に応えられるようになっています。
プリントサーバーにはどんなメリットがある?
プリントサーバーがプリンターとの橋渡しをすることで、大きく2つのメリットが考えられます。
- 複数のパソコンでプリンターを共有できる
大きなポイントは、複数のパソコンで自由にプリンターを使用できるというところです。
従来の接続では、使用するたびにパソコンとプリンターをケーブルで繋ぐという作業が必要でした。
しかし、プリントサーバーがあれば、いちいち付け替える必要もありません。
一度設定すれば、自由にプリンターを共有することができます。
自宅などで複数のパソコンを使用しているときに便利です。 - 少し離れた場所からもプリンターが使える
ケーブル接続の場合、ケーブルの届く範囲でしかプリンターに繋げないというデメリットがありました。
プリントサーバーなら、LANの届く範囲でプリンターを共有することが可能です。
LANの範囲内であれば、別室からでも印刷をかけることができます。
プリントサーバー導入の注意点
プリントサーバーはどれでも導入すれば、すぐにLAN接続から複数のパソコンで使用できるようになるわけではありません。
導入にあたっては、接続可能なものを選択することが重要です。
- インターフェースは正しいか
まず確認したいのがインターフェース。
プリンター側の接続部分を確認すると、USBタイプのものと、複数のピンで接続できるようになっているパラレルタイプがあることが分かります。
使用しているプリンターがまずどちらのタイプのものか、購入しようとしているプリントサーバーは、プリンターのインターフェースに対応しているか確認することが大切です。 - LAN接続に適しているか
プリントサーバーは、プリンターの他、LANにも接続して使用します。
そのため、LAN接続にも適したものを準備する必要があります。
有線か無線か、無線LANの場合は、対応している規格(11ac、11bなど)を確認することも重要です。
スペックの高いものであれば基本的に対応しているのでほとんど問題ありませんが、購入前にプリントサーバーの対応規格と一致しているか確認しておくと安心です。 - スキャナ機能使用時は双方向のものを
パソコンの画面やファイルを印刷するだけでの使用の仕方であれば特に問題はありませんが、
プリンターのスキャン機能を使って、パソコンにPDFや画像として保存したい場合、プリンターからもデータを送信する必要があります。
プリンターのスキャナを活用したい場合は、双方向通信対応のプリントサーバーを選ばなければならないため注意が必要です。
まとめ
プリントサーバーは、自宅や限られたネットワークから、複数のパソコンでプリンターに接続したい場合に便利な機器です。
双方向通信対応のものを選べば、パソコンから出力するだけでなく、プリンターのスキャナからパソコンに保存することもできます。
プリントサーバー選択時には、希望に合った機能が備わっているか、接続に対応しているか確認して購入するようにしましょう。