プリンターの選び方についてプリンター選びの際に確認したいポイントや人気メーカーをご紹介
プリンターは現在様々なメーカーから色々な種類が販売されています。たくさんのプリンターがある中らから自分に合っているものを選ぶのは大変です。
この記事では、プリンターの選び方の基準として、代表的なプリンターの種類、プリンターの選び方、ランニングコストや人気メーカーなどを紹介します。
もくじ
プリンターを選ぶときのポイント
プリンターは文書の印刷はもちろん、写真の印刷や年賀状の作成などにも便利です。
市販品のプリンターにはさまざまな種類があり、どれを選んだらいいか迷いがちです。
自分の使い方に適したプリンター選びとはどのようなものとなるでしょうか。
次の章からプリンターを選ぶときのポイントを紹介をしていきます。
プリンターの特長と印刷方式をチェック!
プリンターには大きく分けて「インクジェットプリンター」と「レーザープリンター」の2タイプがあります。
インクジェットプリンター
家庭で多く利用されているのがインクジェットプリンターです。
コピーやスキャナ、電話、ファックスなどの機能を搭載したモデルも発売されています。
サイズがコンパクトなので、スペースが限られている家庭でも置き場所に困りません。
インクジェットプリンターの印字方式には「インクジェット方式」が採用されていて、インクを紙に吹きつけて印刷する仕組みです。
ヘッドが左右に動いて少しずつ印刷するため時間がかかりますが、スピードに特化したモデルも登場しています。
また、用途に合わせてインクの種類の使い分けなどが可能です。
インクジェットプリンターの特長
- 多機能で使い勝手が良い
- 限られたスペースにも置ける
- 用途によってインクを使い分けられる
レーザープリンター
オフィス向けに適しているのがレーザープリンターです。
光源にはレーザーが使われるほか、LEDタイプのレーザープリンターも発売されています。
光源やドラムなどの構造によりサイズが大きくなる傾向があるため、ある程度の置き場所を確保しなければなりません。
レーザープリンターの印字方式は電子写真方式が採用されていて、ドラムに光を照射することでトナーを付着させる仕組みです。
感光体に写し出した印刷イメージを用紙に押し付けるようにして印刷するため、素早く印刷できます。
会議資料など一度にたくさんの枚数を印刷しなければならないときに便利です。
レーザープリンターの特長
- 文書印刷に適している
- 印刷スピードが速い
- 一度に多くの枚数を印刷するのに適している
プリンターのインクの種類をチェック!
続いて、インクの種類による違いをチェックしていきましょう。
インクジェットプリンターには、顔料と染料の液体インクを詰めたカートリッジを使用しています。
レーザープリンターでインクとして使われるのは、トナーを詰めたカートリッジです。
顔料インク
顔料インクは紙の表面に定着するインクで、耐水性の高さが特長です。
小さい文字も、にじまずはっきり印刷できるので、文書印刷に適しています。
乾くのが速く、幅広い用紙に対応できるのもメリットです。
色の濃淡を表現するには得意ではなく、写真の印刷には向いていません。
顔料インクの特長
- にじみにくい
- 濃い線をくっきり出せる
- 速乾性がある
染料インク
顔料インクとは反対に、色の表現を得意とするのが染料インクです。
発色がクリアなので、写真をきれいに印刷したいときに適しています。
インクがにじみやすく、小さな文字の印刷には向いていません。
また、紙に染み込むインクのため、乾燥までに時間がかかります。
染料インクの特長
- 発色が鮮やか
- 光沢感を得られる
その他、インクジェットプリンターによっては、ブラックのみ顔料インクを使用できて文書がにじみにくいモデルもあり、文書と写真の両方に利用したい場合に最適です。
トナーインク
トナーとは極小サイズの粉末のことです。
帯電性があるプラスチックの粒子に、黒鉛や顔料を付着させています。
写真などの印刷には向いていませんが、高スピードで文書印刷が可能です。
トナーは気温や湿度の影響を受けるので、長期間保存していると劣化や固まりが発生することがあります。
トナーインクの特長
- 一度にたくさん印刷できる
- 高速印刷に対応できる
プリンターのランニングコストをチェック!
コストパフォーマンスもプリンター選びに欠かせないポイントです。
消耗品であるインクのランニングコストや消費電力をチェックしていきましょう。
インクジェットプリンターのランニングコスト
液体インクを使うインクジェットプリンターは、インクの交換によるコストが高くなる傾向があります。
ランニングコストをおさえるためには、大容量タンクに対応したインクジェットプリンターを選ぶといいでしょう。
大容量タンクの場合、1枚印刷するあたりのインクのコストが低くなる傾向があり、大容量が選択できる場合は大容量を選ぶのは一つの選択肢となります。
また、フルカラーでなくても良い場合は、モノクロ印刷を利用することも節約のコツです。
一方で、単価は高いもののカートリッジの容量が大きく、スピードも速いので大量に印刷する場合はコストパフォーマンスがいいといえます。
レーザープリンターのランニングコスト
レーザープリンターは、熱源を使って印刷することから、消費電力が大きくなることは避けられません。
消費電力は高いもののトナーカートリッジの容量が大きく、印刷スピードも速いので大量に印刷する場合はコストパフォーマンスがいいといえます。
プリンター選びの用途別ポイント
プリンターを選ぶときは、印刷する用途に合わせるのもポイントです。
どんな目的でプリンターを購入したいか考えてみましょう。
写真の印刷に使う
デジカメやスマホで撮影した写真を印刷するなら、高解像度で印刷ができるインクジェットプリンターが適しています。
次にポイントとなるのが用紙の対応サイズです。
お気に入りの風景写真をフレームに入れてインテリアにしたいなどの場合は、A3サイズの大きな写真を印刷できるプリンターが適しています。
また、写真の印刷だけを目的としたプリンターとして、フィルム転写式の小型プリンターもありますので、チェックしてみましょう。
文書の印刷に使う
一般的なプリンターのほとんどがA4サイズの用紙に対応しています。
プリンターの利用目的が文書メインという場合は、用紙サイズよりも、印刷のスピードやコストパフォーマンスを重視して選ぶのがポイントです。
印刷枚数が多くてもスピーディに印刷できるプリンターや、大容量インク対応でインクコストを抑えられるモデルをチェックしてみましょう。
多機能を求めるなら「複合機」
プリンターには、さまざまな機能を搭載したモデルがあります。
コピーしたり、書類をスキャンしてPDF化したりと、便利な機能が備わっているのが複合機です。
印刷だけでなくプリンター機能を活用したい場合は、複合機を選びましょう。
反対に、機能を使いこなせないのでシンプルな方がいいという場合は、印刷に特化したプリンターが適しています。
年賀状や挨拶状の作成に便利なハガキ用のプリンターや、屋外でも使える携帯プリンターなどの専用プリンターをチェックしましょう。
プリンターの人気メーカー
プリンターの種類を絞ったら、メーカーから決めるのも選択肢の1つです。
ここからは、人気を集めているプリンターのメーカーをご紹介していきます。
色々なプリント機能を楽しめる「Canon(キヤノン)」
カメラのメーカーとしても知られるキヤノンでは、PIXUS(ピクサス)シリーズをはじめ種類豊富なプリンターを扱っています。
プリンター機能のみを備えたお手頃なモデルから、コピーやスキャン機能を持ったハイスペックタイプまで選択可能です。
インクジェットプリンターで不安なランニングコスト面も、大容量インクや、必要な色だけを交換できる独立インクタンクで低くおさえています。
ハイスペックモデルは、Wi-Fi対応でスマホから印刷でき、QRコートからダイレクトに接続できるなど高機能なパフォーマンスが魅力です。
証明写真やネイルシール、年賀状など色々な用途で楽しめます。
写真印刷に強い「EPSON(エプソン)」
エプソンは、家庭向けから業務向け、産業向けまでさまざまなプリンターを提供しているメーカーです。
Colorio(カラリオ)をはじめ、A4カラーの複合機のモデルが豊富で、A3のカラー印刷が可能な複合機も扱っています。
光沢紙やアート紙との相性がいい高画質プリンターは、写真の印刷が目的という人に最適です。
エコタンクモデルは、ランニングコストを抑えた大容量インクに対応しており、ボトルからカートリッジに補充可能です。
モデルによっては、カートリッジ方式から50%のコストダウンを実現しており、1枚あたりの印刷コストを抑えられます。
コストパフォーマンスがいい「Brother(ブラザー)」
ブラザーは、家庭向けやオフィス向けのインクジェットプリンターやレーザープリンターを販売しているメーカーです。
家庭向けプリンターは、電話やファックスがついた多機能タイプやA3サイズに対応したプリンターなど、こだわりのモデルがそろいます。
インクコストを低くおさえることができる大容量インクカートリッジの「ファーストタンク対応モデル」は、モノクロ文書約6,000枚の印刷が可能です。
標準モデルのブラックインクカートリッジ約16本分を1本に搭載しています。
インク交換の手間が少く、低ランニングコストが魅力です。
まとめ
プリンターの選び方、種類、メーカーなどを紹介してきました。
プリンターには大きく分けると、インクジェットプリンターとレーザープリンターがあります。
家庭で多く使われているのがインクジェットプリンターとなり、企業で多く使われるのがレーザープリンターとなる傾向があります。
プリンター選びに迷ったときは、機能や画質、ランニングコストなどを比較してみましょう。
どんな目的で利用するかの用途も含めポイントに自分に合ったプリンターを見つけてください。