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光学ドライブについて光学ドライブの基本からDVDスーパーマルチドライブなどの各種類についてご紹介
光学ドライブとは、光学ディスクの情報の読み書きを行うドライブで「DVDスーパーマルチドライブ」や「ブルーレイドライブ」などの種類があります。
この記事では、光学ドライブとはどのようなものか?から各種ドライブの特長、CDやDVDやブルーレイなどの光学ディスクなどについても紹介します。
もくじ
光学ドライブの種類について
光学ドライブは、細かく分けると多くの種類がありますが、大きく分けると3種類ほどになります。
「DVDコンボドライブ」「DVDスーパーマルチドライブ」「ブルーレイドライブ」などが代表的な光学ドライブです。
順番に紹介をして行きます。
DVDコンボドライブ
「CD-R」「CD-RW」記録機能と「DVD」を読み取る機能を持った光学ドライブです。
DVDを読み込んで観賞することはできますが、DVDへデータを書き込むことはできません。
CDからのデータ読み込みや音楽再生、データをCDに書き込んだりすることは可能です。
DVDスーパーマルチドライブ
DVDスーパーマルチドライブは、光学ドライブのなかでも、最も普及しているドライブです。
DVDコンボドライブと違う点は、データをDVDに書き込みが可能なところです。
書き込み可能なDVDの規格のうち「DVD-R」「DVD-RW」「DVD+R」「DVD+RW」「DVD-RAM」などの規格に対応したDVDドライブとなります。
「DVD-ROM」の読み込みや「CD-ROM」の読み込み「CD-R」「CD-RW」への書き込みにも対応しています。
「BD(ブルーレイディスク)」への読み込みや書き込みには対応していません。
ブルーレイドライブ
ブルーレイドライブはBD(ブルーレイディスク)を読み込んだり、書き込んだりできるドライブです。
高画質の映像の鮮明な映像を鑑賞できるので、アニメや映画のソフトを購入して鑑賞するほど好きな方にとっては必須となるかもしれません。
ブルーレイドライブにはおおまかに分けると「BD-RE」「BD-R」「BD-ROM」に分かれます。
「BD-ROM」はゲームソフトや映画などの映像ソフトなどに使われる読み込み専用の光学ディスクで、データの書き換えや書き込みはできません。
「BD-R」はデータの書き込みが一度限り可能で書き換えは行えません。
「BD-RE」は繰り返しデータの書き換えが可能です。
多くの場合はDVDやCDの各規格にも対応しているので、利用できる光学ディスクの種類が多い光学ドライブと言えます。
光学ディスクについて
光学ディスクとは、音楽や映像などのデータを記録できる円盤型の「CD」「DVD」「BD」などのの総称のことです。
光ディスクや光学メディアなどとも呼ばれていて、データの保存や読み込みに関しては以下のような種類があります。
- データの「読み込み」のみ可能
- データの「書き込み」が一度だけ可能
- データの「書き込み」「書き換え」が複数回可能
光学ドライブによって、どの種類の光学ディスクに対応しているのかが異なるため、光学ディスクについて理解することは光学ドライブを選ぶ際にも役立ちます。
次の章から、光学ディスクの「CD」「DVD」「BD」がどう違うのか、ひとつずつ解説します。
CD(Compact Disc)
CDは「Compact Disc」の略で、主に音質重視の記録方式の光学ディスクです。
音楽用だけではなくデータ用も存在しますが、記憶容量は650~700MB程度と少なめです。
種類としては「CD-ROM」「CD-R」「CD-RW」の3種類があります。
それぞれの違いは、以下の通りです。
- CD-ROM:データの「読み込み」のみ可能
- CD-R:データの「書き込み」が一度だけ可能
- CD-RW:データの「書き込み」「書き換え」が複数回可能
DVD(Digital Versatile Disc)
DVDは「Digital Versatile Disc」の略称。
画像や動画など、主に容量の多いデータを記録するために使われている光学ディスクです。
今でも広く使われており、多くの種類があります。
種類としては「DVD-R」「DVD-R DL」「DVD-RW」「DVD-RAM」「DVD-ROM」などがあります。
注意が必要なのは「DVD-R」「DVD-R DL」「DVD-RW」の3種類です。
これらは「+」と「-」の2種類に分かれていて「+」と「-」には互換性がありません。
理由として、それぞれ別の団体が定めた規格に基づいているためです。
両規格に対応したドライブもあるので、規格が合わない可能性が不安な方は両方の規格に対応した製品を選ぶようにしましょう。
BD(Blu-ray Disc)
BDは「ブルーレイディスク」「Blu-ray Disc」の略称。
BD(ブルーレイディスク)には「BD-ROM」「BD-R」「BD-R DL」「BD-RE」「BD-RE DL」などの種類があります。
「BD-R」と「BD-RE」には「DL」と言う記録層が2層になっている規格があります。
「R」と「RE」には「BDXL」と言う規格もあり、記録層が3層や4層構造になっています。
3層タイプのデータ記録容量は100GB、4層タイプは128GBとなっていて、DVDを圧倒するほどの記憶容量があります。
さらに、近年登場しはじめた、次世代ディスク「Ultra HD Blu-ray(UHD BD)」は、4K画質に対応しています。
ハイビジョン動画を、高画質な映像のままディスクに残したいならBD(ブルーレイディスク)が必須と考えても良いでしょう。
光学ドライブの選び方
光学ドライブを選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。
パソコン購入時にチェックしておくべき項目は以下のようなものになります。
使いたい光学ディスクの種類で対応している光学ドライブを選ぶ
光学ドライブによって使用できる光学ディスクは違います。
そのため、自分が使う光学ディスクの種類に合わせて光学ドライブを選ぶようにしましょう。
実質的には「DVDスーパーマルチドライブ」か「ブルーレイドライブ」が有力な選択肢となります。
BD(ブルーレイディスク)を使う予定がなければ「DVDスーパーマルチドライブ」がおすすめとなります。
「DVDスーパーマルチドライブ」ならBD(ブルーレイディスク)は使用することが出来ませんが、DVDやCDの規格にほぼ対応しているので、使い勝手が良いでしょう。
書き込みスピードで選ぶ
光学ドライブは、書き込み速度によって性能が違います。
見るべきポイントは「×12」などの表記です。
これはドライブごとの最大速度を表していて「×12」の場合は12倍速と言う意味となります。
書き込み速度を上げたいなら、この数字を確認して数字の大きいものを選ぶようにしましょう。
外付け型光学ドライブも検討する
近年は小型のノートパソコンは内蔵ドライブを持たない場合が多く、光学ドライブを搭載している機種が少ない状況です。
そのような場合「外付け型光学ドライブ」を別途購入すると言う選択肢もあります。
もちろん、タワー型パソコンでも内蔵型の増設が面倒と感じた場合にも外付け型光学ドライブは使用可能です。
インターフェースはUSBで接続できる外付けタイプが良いでしょう。
USBの中でも規格がありますので、使用しているパソコンのUSBの規格を確認しておくようにしましょう。
自分のパソコンの光学ドライブはどのタイプか知る方法
内蔵されている光学ドライブが、どのタイプなのかを知りたい場合、パソコンの説明書や仕様書を見る必要があります。
「デバイスマネージャー」でも、ある程度の情報は知ることができますが「DVDスーパーマルチドライブ」は「DVD/CD-ROM ドライブ」と表示される場合が多いため、実態が分かりにくい可能性が高いです。
そのため、確実に光学ドライブのタイプを調べるならば説明書や仕様書を見ると良いでしょう。
光学ドライブの使い方
読み込み(再生)をする場合
光学ドライブを使ってCDやDVDを再生するだけなら、光学ディスクを光学ドライブに挿入すれば、自動で再生が開始されます。
映像再生ソフトや光学ドライブ側が規格に対応しているならば、特に問題無く読み込みに関しては使用可能でしょう。
光学ドライブで書き込みをする場合
書き込む場合は自動と言うわけにはいきませんので、以下のような手順で書き込みを行います。
ドライブの種類やデバイスドライバによって使い方や表示は様々な種類があります。
一つの例となりますので、おおまかな手順を知ると言う意味で流れを確認してください。
- 書き込み対象の光ディスクをドライブに入れます。
- ディスクを読み込んだら、自動でメッセージが出る場合は「ファイルをディスクに書き込む」を選択。
自動でメッセージが出ない場合は「マイコンピュータ」からドライブを開くことができます。 - ディスクのタイトルを指定します。
- ディスクの書き込みに関して、以下のようなメッセージが出ます。
- USBフラッシュドライブと同じように使用する
- CD/DVDプレイヤーで使用する
「USBフラッシュと同じように使用する」は、ディスクにデータを書き込んだあとでも、データを削除したり追加したりできます。
「CD/DVDプレイヤーで使用する」は、追加での書き込みはOKですが、データを削除したり編集したりはできません。
ディスクの種類によっては、「CD/DVDプレイヤーで使用する」しか選択できない場合もあるので、ディスク購入の前にはチェックしておきましょう。
- ディスクの書き込み方法を選択したら、フォーマットを準備します。
- 空のディスクのフォルダが自動で開くので、コピーしたいデータをフォルダ内に入れていきましょう。
- コピーが完了したら「セッションを閉じる」を選択すれば光学ディスクへの書き込みは完了となります。
このとき、画面の右下に完了のメッセージが出るので、確認しておきましょう。
以上でディスクへの書き込みができます。
光学ドライブの種類によって、使い方は多少異なりますが、基本的な使い方を知っておくことで、どのドライブにも対応できるようになります。
まとめ
光学ドライブについて「DVDスーパーマルチドライブ」や「ブルーレイドライブ」などについて紹介をしてきました。
光学ドライブはゲームやパソコンソフトだけではなく、再生ソフトの準備が必要な場合もありますが、映画などのビデオソフトを楽しむ場合にも使えます。
オンラインでのビデオ配信などが増えつつある中でも、ビデオレンタルのDVDがやはり良いと言う方も多数居ると思いますし、PCパーツや周辺機器のドライバのインストールで使うこともあります。
光学ディスクに保存すれば、大容量のデータでも気軽にバックアップを外部に保存したり、配布したりなども可能になる点で魅力があると言えます。
使用方法にもよるとは思いますが、光学ドライブは準備しておいても良いのではないでしょうか。
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