メンブレンキーボードとは?パソコンの標準的キーボード!
メンブレンキーボードとは、1枚のシートスイッチを使ったキーボード。シートスイッチが1枚で、スイッチが独立したメカニカルキーボードより低コストです。
        この記事では、パソコンで標準的に使われるメンブレンキーボードに関して、詳細な機構や仕組み、他の種類のキーボードとの違いなどを紹介します。
メンブレン式キーボードはシートスイッチ1枚の方式
メンブレン式キーボードは一般的には、ラバーカップを使用したキーボードのことを言いますが、パンタグラフ式、バックリングスプリング式もメンブレンシートスイッチを使用しているため、メンブレン式キーボートに含まれるとも言えます。
メンブレンキーボードを搭載したコンピュータとしてよく知られるのがAtari 400やAtari800。
          8ビットコンピュータシリーズとして家庭用に販売され、コンピュータの他にも通常のキーボードも製造されていました。
他にも、メンブレンキーボードはコンピュータに限らず、コモドールマックスマシーンやシンクレア ZX80といったゲーム機器のキーボードにも採用されています。
          現代でも、コンピュータユーザーの間では、メンブレンキーボードにするか、メカニカルキーボードにするかはキーボード選びの醍醐味です。
スイッチが一体となったメンブレンキーボードの代表的な仕組み
メンブレンキーボードの代表的な仕組みを次に紹介します。
ラバーカップ式
メンブレンキーボードの代表的な仕組み。
          ラバーカップとは、シリコンで作られたドーム状の突起したもの。
          メンブレンキーボードは、このラバーカップの上にキーカバーが設置され、キーカバーが押されることによってラバーカップが変形します。
          変形したラバーカップの突起した部分がメンブレンシートスイッチ上の接点部分に接触しスイッチが押される仕組みになっています。
ラバーカップ式は、パソコンのキーボードでは広く普及しているタイプで、深いタッチが特徴です。
          ラバーカップ式の中には通常のものよりも、よりタッチが軽くなった薄型メンブレンもあります。
パンタグラフ
基本的な構造はラバーカップ式と同じです。
          ラバーカップ式と異なるのは、支持構造を持っているということ。
          ラバーカップにさらに、キーを支える構造がつくことで、クリック感があり、キーの中心部でなくてもキーが押されます。
特にノートパソコンのキーボードに多い構造です。
バックリングスプリング
ラバーカップの代わりに、特殊なスプリングを採用したタイプです。
          スイッチが一体となったメンブレンキーボードでももちろん使用されますが、キーが1つ1つ独立しているメカニカルキーボードにも採用されています。
ラバーカップ式よりも、確かなクリック感があります。
メンブレンキーボードとメカニカルキーボードは基本の構造から違っている
キーボードを大きく2つに分類すると、メンブレンキーボードの他に、メカニカルキーボードがあります。
          2つの違いは、スイッチが独立しているかどうかです。
          メンブレンキーボードは、キーボード全体に1枚のスイッチが敷かれますが、メカニカルキーボードは1つ1つ独立したスイッチが用いられています。
一体式のスイッチにすることによって1つ1つ独立させるよりもコストが抑えられるため、メンブレンキーボードは標準的なキーボードとしてデスクトップ・ノートパソコンともに広く使われています。
          ただし、初期コストが低い分、一体式のスイッチなので、故障があった場合に故障した部分だけ交換できないという点が難点です。
          故障やトラブルがあった場合は、キーボード自体を取り換えなければなりません。
まとめ
メンブレンキーボードに関して紹介をしてきました。標準的なパソコンのキーボードとして広く使われているメンブレンキーボード。
          基本のラバーカップの他にも、パンタグラフなどの種類があり、メンブレンキーボードの中でも細かく方式があり、バリエーションがあります。
初期コストを低くしたいなどの場合にはメンブレンキーボード、高価だが、1つ1つ独立したキーで独特のクリック感を味わいたいならメカニカルキーボードなど色々と検討してみると良いでしょう。
            
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