DVIについて詳しく学ぼう!パソコンのディスプレイ接続に必要不可欠!
DVIはパソコンとディスプレイをデジタル接続するコネクタの種類の一つです。自作パソコンに挑戦する人にはDVIの知識は欠かせないものと言えます。
        この記事では、DVIとは?からDVIの様々な種類、パソコンとディスプレイを接続するのに知っておきたい接続規格DVIについて詳しく紹介します。
もくじ
DVIとは何?
デスクトップパソコンを利用する場合、パソコン本体だけでは使うことができません。画面を見て操作しますが、実際稼働しているのはパソコン本体。
        デスクトップパソコンは、ディスプレイと本体をコネクタで接続する必要があります。
        その接続規格がDVIです。Digital Visual Interfaceの略で、パソコンの信号をデジタルで送ることができます。
        パソコン本体の裏側を見ると、両脇にネジのようなものが付いたコネクタがありませんか?その接続口の規格がDVIです。
        DVIには対応解像度の違いによって使い分けられ、シングルリンク、デュアルリンクといって区別します。
        シングルリンクは対応解像度が1920×1200ピクセルまでですが、デュアルリンクの解像度は2560×1600ピクセル。
        これは信号の伝送方式の違いで、シングルリンクは信号伝送路が1本に対し、デュアルリンクは2本張られています。
        実際のコネクタの形状がデュアルリンクの方がより複雑な見た目をしていることも見分けるポイントのひとつです。
DVIの種類について
DVIの種類による違いについてご説明しましょう。
DVI-Iは、デジタル信号とアナログ信号の両方をカバーします。
        そのため変換アダプタを使えば両方のディスプレイに接続が可能です。
一方DVI-Dはデジタル信号のみ。
        DVI-Iのように変換してアナログディスプレイに接続することはできません。
        この2つの見分け方については、コネクタにある左側のピンの数が異なり、DVI-Iが多くDVI-Dが少ないのが特徴です。
パソコンとディスプレイを接続するためには、パソコン本体の接続規格がどうなっているか確認することが大事です。
        最近ではディスプレイに映し出すための部品であるグラフィックボードの多くが高解像度に対応しているため、DVI-Iデュアルリンクの端子が一般的です。
DVIにも様々な種類がある
DVIはこのような形になっています。ほとんどが両側のネジで固定するような製品になっています。

DVIにも種類があり、DVI-IとDVI-Dの2つに分けられます。
        DVI-Iはデジタルとアナログの信号の両方をカバーし、DVI-Dはデジタル信号のみがカバーされています。最近ではDVI-Iが一般的です。
DVI-IとDVI-Dの見分け方としては、コネクタにある左側のピンの数が異なります。DVI-Iがピンの数が多く、DVI-Dはピンの数が少ないです。
- DVI-I
 
- DVI-D
 
変換アダプタと変換可否について
ディスプレイとパソコンを繋ぐ規画が異なる場合、変換アダプタが必要になります。ここでは変換が容易なものを以下に挙げます。
ディスプレイ側『DVI-I』の場合
- DVI-D
 - HDMI
 - D-sub 25pin
 
ディスプレイ側『DVI-D』の場合
- HDMI
 
以上の変換アダプタは容易に変換する事が可能で、トラブルが起きる事は少ないです。
その他の接続規格、HDMIとDVIとの違いは?
デジタル接続に利用するコネクタには、HDMIというものもあります。
        DVIでは映像だけしか伝送できませんが、HDMIは映像に加え音声と制御も伝送可能です。
        がっしりしたDVIと違い、スリムでスッキリとした形状をしています。
        パソコンにも接続規格として利用できますが、テレビやDVDなどのデジタル家電で主に使用されているコネクタです。
DVIが登場するまではVGAが主流だった
VGAも接続規格のひとつで、アナログ方式での接続に対応します。
        DVIやHDMIといったデジタル方式の接続規格が主流になるまではほとんどのパソコンに付いていた古くからある規格です。
        アナログ信号のVGAは、デジタル信号のDVIと比較すると画質で大きな差が現れます。
        特に液晶画面のサイズが大きいものや、解像度が高くなる場合に顕著です。
        安定した画質で見たい場合はDVIを選択しましょう。
        VGAは「アナログRGB」や「D-Sub 15ピン」と呼ばれることもあります。
        以前のMicro-ATXマザーボードには必ずと言っていいほどVGA接続端子が付いていました。
        DVIが主流となった現在ですが高い汎用性のある接続規格であるため、プロジェクターなどの機器に採用されています。
まとめ
パソコンのディスプレイ接続だけでなく、画面を映し出す機器にはDVIなど接続規格の情報が重要です。接続規格の知識があれば、パソコンにチューナーを増設して地デジ放送を見たい場合などにも活用できます。接続コネクタの違いを知り、それぞれのメリットに合わせた有効的な使い方を実践してみましょう。
            