第7世代 インテル® Core™プロセッサー (Kaby Lake) 特集

高クロックメモリに対応した第7世代 インテル® Core™プロセッサー (Kaby Lake) 発売!

Kaby LakeはSkylakeと比較して高速化を実現。
14nmプロセスルールの改良によって、
ワットパフォーマンスが向上しました。

Core i7Core i5

第7世代 インテル® Core™プロセッサー (Kaby Lake)

Kaby LakeとはIntel®系CPUのコードネームの一つであり、最新の第7世代 インテル® Core™プロセッサーを指します。
2017年1月に第6世代「Skylake」に変わるものとして発表・製品化されました。
Kaby Lakeは、Skylakeで採用された14 nm プロセスルール(CPUの配線の太さ)を改良して、発熱や消費電力がさらに抑えられている点が特徴的です。
また、DirectX 12に対応する新GPU「Intel® HD Graphics 630」を内蔵しており、ベンチマークテストでは前世代に当たるIntel® HD530対比で10%性能向上というデータとなりました。
ハイスペックゲーミング環境、フルハイビジョン動画の編集の用途でご利用されるユーザーにとっては心強い味方となっております。
ドスパラでは最新CPU「Kaby Lake」関連商品の紹介だけでなく、実際に行ったベンチマークテストと共に旧世代との違い・特徴・スペックなど正しい知識を身につけるために、項目ごとに解説させていただきます。

Kaby Lake含むIntel®社製CPUについて

Intel®のCPUが搭載されているパソコンが国内市場の主流となっていることから、その基本的な機能性と信頼性は、他のCPUメーカーと比べて群を抜いているというのが一般的な見解となっています。
Intel®社のCPUは、世代を表すブランド名とプロセッサー・ナンバーによって種類が分かれています。
基本的には、最新設計である「マイクロアーキテクチャー」採用のCPUが2017年現在において最も優れていると考えていただき、問題ございません。
第7世代であるKaby Lake の Core i シリーズのプロセッサー・ナンバーは、以下のように表されます。

Core i3~7(モディファイア) - 4桁の数字 サフィックス

Core iシリーズには「Core i7」「Core i5」「Core i3」と3つのブランドがあり、数字が大きいほど機能と性能に優れている事を示します。

モディファイアの後ろにつく4桁の数字は世代ナンバーと性能を示しています。Kaby Lake の Core i シリーズは、第7世代 Core i シリーズですので、上1桁目の世代ナンバーは「7」で統一されています。
7以下の3桁の数字はこの数字が大きければ大きいほど機能と性能に優れていることを示しています。
しかし、機能の有無やクロック周波数などの性能を左右する使用により決定がされるため、一概に大きければ処理速度が速いという比較にはなりません。
例えば、処理速度の速さに関わらず、消費電力機能に優れている製品はこの3桁の数字は大きくなることになります。

サフィックスとは製品の特徴を意味し、各世代共通のアルファベットが当てられています。
以下はデスクトップ・モバイルにおいてそれぞれ使用されている代表的なサフィックスとなります。

  • デスクトップ用途向け
  • X
  • 倍率ロックフリーを示す。オーバークロックが可能。
  • K
  • 倍率ロックフリーを示す。オーバークロックが可能。
    末尾なしの通常版CPUよりも1つ上のグレードに位置している。
  • S
  • 省電力になることと引き換えに通常版CPUよりも動作周波数がダウン。
  • T
  • 超省電力版CPU。末尾SのCPUよりも省電力かつ動作周波数がダウン。
  • モバイル用途向け
  • H
  • ハイパフォーマンス・グラフィックス
  • HK
  • ハイパフォーマンス・グラフィックス・倍率ロックフリー
  • HQ
  • ハイパフォーマンス・グラフィックス・クアッドコア
  • U
  • 超低消費電力CPU

第7世代 インテル® Core™プロセッサー (Kaby Lake) について

Kaby Lakeの読み方

新CPUが発売されると議論されるのが読み方です。SkylakeはSky=空の単語が浸透しているので「スカイレイク」一択でした。空と湖でなじみのある呼び方であった記憶があります。

今回発売されたKaby Lakeですが、Kaby部分で日本語訳がなく人によって呼び方が違います。
大きくは2通りで、カービーレイクとケイビーレイクです。
Kaby LakeやSkylakeは開発者コードなので正式には、第7世代Core™プロセッサーですが長いのでコードネームで呼ばれるのが一般的です。

スペック

モデル Core i7-7700K Core i7-7700 Core i5-7600K Core i5-7500
コア/スレッド 4/8 4/8 4/4 4/4
キャッシュ 8MB 8MB 6MB 6MB
ベースクロック 4.20GHz 3.60GHz 3.80GHz 3.40GHz
TB時最大 4.50GHz 4.20GHz 4.20GHz 3.80GHz
対応メモリ DDR4/DDR3L DDR4/DDR3L DDR4/DDR3L DDR4/DDR3L
TDP 91W 65W 91W 65W
ソケット LGA1151 LGA1151 LGA1151 LGA1151
モデル
Core i7-7700K Core i7-7700 Core i5-7600K Core i5-7500
コア/スレッド
4/8 4/8 4/4 4/4
キャッシュ
8MB 8MB 6MB 6MB
ベースクロック
4.20GHz 3.60GHz 3.80GHz 3.40GHz
TB時最大
4.50GHz 4.20GHz 4.20GHz 3.80GHz
対応メモリ
DDR4/
DDR3L
DDR4/
DDR3L
DDR4/
DDR3L
DDR4/
DDR3L
TDP
91W 65W 91W 65W
ソケット
LGA1151 LGA1151 LGA1151 LGA1151
ベンチマーク比較 CINEbench 11.5
Core i7-7700K / 10.95
Core i7-6700K / 9.85
Core i7-4790K / 9.20
Core i7-6700 / 9.00
Core i7-4790 / 8.40
Core i7-4770K / 8.25
Core i7-3770K / 7.51
Core i7-2700K / 6.94
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