ROMとは?様々な種類を解説します

パソコンを使っているとよく耳にする「ROM」という単語。
ROMとは、パソコンを使っていたら誰でも利用したことがあるメモリ機能で、電気信号を使い読み書きをする半導体メモリのことです。
今回は、ROMについてくわしくご紹介します。
なんとなくは知っているという人も、きちんと内容をしることで、さらにパソコンの用途が広がるかもしれません。

ROMとは?

「Read Only Memory」を略した名称で、読み出しのみ可能・書き込み不可のメモリのことです。
音楽CDやゲームソフト、年賀状やウィルス対策ソフトなど市販のパッケージソフトで提供されるメディア(CD-ROM、DVD-ROM)はほとんどがROMにあたります。
パソコンにインストールすることで閲覧・使用でき、途中でパソコンの電源が落ちたとしても、データが失われることはありません。

なおROMと間違えやすい言葉で、RAMという専門用語があります。
コンピュータが処理で使うメモリ装置のひとつで、データの書き換えや消去が可能なかわりに電源を落とすとデータは失われます。

ROMの種別(マスクROM・EEPROM・フラッシュメモリー)について

ROMにはいくつかの種類があるので、ご紹介しましょう。

  • マスクROM
  • 製造する時に書き込まれたデータは上から書き換えることはできないROMのこと。
    もともとROMは、すべて書き換え不可でしたが、書き換え可能なROMが増えてきたため、それらと区別する場合に、書き換えできないものをマスクROMと呼びます。

  • EEPROM
  • ユーザーによって内容の書き換えができるROMのこと。
    読み込みや書き込みをするのに同じ装置や回路を利用することが可能で、特別な操作をしなくても何度でも内容の書き換えができます。
    メインメモリで用いられるのではなく、コンピュータなどの設定情報を記憶する際に補助メモリとして用いられることが多いです。

  • フラッシュメモリー
  • データの書き込みや消去をユーザーが自由に行うことができ、さらに電源を落としても内容を保持できるメモリのこと。
    フラッシュメモリーをカード型にしたものが、メモリカードで、デジカメや携帯電話などの記憶媒体として利用したことがある人も多いでしょう。
    フラッシュメモリーにUSBコネクタをつけた、USBメモリは持ち運びが楽で、データ保存も簡単なので仕事だけでなく普段から利用している人もたくさんいます。

CD-ROM・DVD-ROMについて

ROMの中でも、よく聞いたことがあるのが、CD-ROM・DVD-ROMではないでしょうか?
ここでは、CD-ROM・DVD-ROMの違いを説明します。

  • CD-ROM
  • 読み出し専用のコンパクトディスクのこと。サイズや容量はいろいろ種類がありますが、直径12cmで容量700MBが一般的です。
    記憶されているデータをユーザーが消去したり、追記や上書きしたりすることはできません。
    年賀状や会計用など商業用ソフトやゲームソフトなど、販売用に用いられることが多いです。

  • DVD-ROM
  • 読み出し専用のDVDのことです。DVDとCDの主な違いは記録容量にあります。
    CDが700MBに対して、DVDは4.7GBの容量があり、中には片面に記録層が2つあったり、両面に記録できたりするものもあります。
    CD-ROMでは容量が足りない場合や、映画などの映像作品などに用いられます。


パソコンを利用していると、必ず使うメモリ機能。中でもROMは、知っておいて損はありません。
パソコン関連では、いろいろと知らない専門用語もたくさんでてきますが、難しいものばかりではないので、豆知識として知っていると、さらに便利にパソコンを活用できます。

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