ノートパソコンのキーボード掃除で必要な道具や手順、注意するポイントなどをご紹介
ノートパソコンのキーボードの掃除はされていますか?気軽に持ち運べるからこそ汚れが気になるノートパソコン。
中でもキーボードが汚れていると作業中に不快感を覚えたり、衛生上の問題が気になったりという人も多いでしょう。
この記事ではノートパソコンのキーボード掃除に役立つ道具をご紹介したうえで、知っておくべき掃除の手順や注意すべきポイントなどをご紹介します。
もくじ
ノートパソコンのキーボードはどのくらい汚れている?
オーストラリアのとある大学の研究によると、オフィスのキーボードに付着している細菌の数は便器の400倍にも上るケースもあるそうです。
「パソコンのキーボードは最低でも毎週1回は掃除をすべきだ」と主張する研究者もいます。
ノートパソコンは持ち運びができるからこそ、より一層さまざまな汚れがついている可能性も考えられます。
今お使いになっているノートパソコンのキーボードも、知らないうちにたくさんの汚れや細菌が住み着いているかもしれません。
定期的なノートパソコンのキーボード掃除は衛生的にも大切だと言えます。
次の章からノートパソコンのキーボードを掃除するのに必要な道具や、掃除方法や注意すべきポイントについて紹介して行きます。
ノートパソコンのキーボードの掃除に使える道具とは?
ノートパソコンのキーボードを掃除するときは、適切な道具を使うことが大切です。
ノートパソコンは精密電子機器です。電子機器に向いていない掃除道具を使ってしまうと、場合によっては故障の原因になる可能性もあります。
ノートパソコンのキーボードについている汚れのほとんどは「手アカやホコリ」です。
正しい道具を使って適切な方法で掃除をすれば、簡単にノートパソコンのキーボードを清潔な状態に保つことができます。
次にノートパソコンのキーボード掃除に役立つ道具をチェックしていきましょう。
ノートパソコンのキーボード掃除に役立つ便利な道具
無水エタノール
無水エタノールとは、水が含まれていないアルコールのことです。
水厳禁の電子機器や精密機械の掃除にもよく利用されており、布類と合わせることでノートパソコンのキーボード掃除にも使うことができます。
無水エタノールであればノートパソコンが壊れる心配はほとんどありません。
高い除菌効果や皮脂汚れを落とす効果も見込めるため、ノートパソコンのキーボード掃除にはまさにおすすめのアイテムです。
綿棒
ノートパソコンのキーボードのキーの隙間(キーとキーの間)についたシミや汚れを掃除するのに役立ちます。
ウェットティッシュでは拭き取りきれないような箇所も、無水エタノールと組み合わせることで掃除できるようになります。
エアダスター(ダストブロワー)
拭き掃除だけでは取り除けないような溝に溜まったホコリも、エアダスターを使うことで掃除することができます。
ノートパソコンのキーボード掃除に使ってはいけないもの
酸性やアルカリ性洗剤
ひどい汚れには家庭用の洗剤を使いたくなるかもしれませんが、酸性やアルカリ性の洗剤をノートパソコンのキーボード掃除に使うのはおすすめできません。
金属部分が腐食したり、表面が溶けてしまったりする可能性があります。
水でぬらした布
ノートパソコンを水でぬらした布で掃除しようとすると内部に水が染み込み、最悪の場合は故障の原因となることもあります。
「手垢を軽く拭き取りたい」という場合は、アルコールタオルなどウェットティッシュを利用するようにしましょう。
ノートパソコンのキーボードを掃除する手順
ノートパソコンのキーボードを掃除する準備が整ったら、さっそく作業を進めていきましょう。
(1)まずはノートパソコンの電源を切っておく
ノートパソコンのキーボードを掃除する前に主電源を切っておきましょう。
電源が入ったまま掃除すると、水分が内部に入ったとき、通電することでノートパソコンが壊れてしまう可能性もあります。
心配な場合はノートパソコンの電源を落としたうえでバッテリーを取り外しておくことをおすすめします。
万が一に備えてバックアップデータを取るのも良いでしょう。
(2)ウェットティッシュでノートパソコンのキーボードを拭き掃除
ノートパソコンのキーボードに手垢や油汚れがある場合は、エタノール(アルコール)が含まれたウェットティッシュで表面を軽く拭き取ります。
このとき、強く力を入れすぎないように気をつけましょう。
エタノールは油汚れや手垢と相性が良いため、何往復かすることで簡単にノートパソコンのキーボードについた表面上の汚れを拭き取ることができます。
(3)無水エタノールと綿棒でノートパソコンのキーボードのキーの隙間を掃除
ウェットティッシュでキーボードを拭き掃除するだけでは、キーボードのキーの隙間(キーとキーの間)の部分をキレイにすることが難しいです。
そのため、無水エタノールを吹きつけた綿棒キーボードのキーの隙間部分を掃除することで、より清潔な状態に近づけることができます。
(4)細かいホコリはエアダスターを使って除去
ノートパソコンのキーボード内部に入り込んだホコリやゴミは、横からエアダスターを使うことで取り除ける場合があります。
ノートパソコンのキーボードを掃除する過程でウェットティッシュの繊維がついてしまうこともありますが、乾燥後にエアダスターを使うことで細かいホコリとあわせて簡単に除去することが可能です。
(5)あわせてノートパソコン全体も掃除する
ノートパソコンのキーボードを掃除するときは、合わせてディスプレイ部分もきれいにしましょう。
ディスプレイ部分はノートパソコンを折りたたんだ時にキーボードにもっとも近づきますので、合わせて掃除しておくとキーボードへ汚れが付きにくくなります。
ディスプレイ部分は「ディスプレイ専用のクロス」や「ディスプレイクリーナー」などで軽く拭くように気を付けましょう。
※ウェットティッシュはエタノール(アルコール)分が入っている場合、ディスプレイのコーティングを傷つける可能性があるため、避けましょう。
持ち運びに便利だからこそ、外側に汚れがついてしまうことも多くなっています。
外側はウェットティッシュを使って優しく拭き取ることで清潔感をアップすることができます。
吸気口やUSBポートにホコリが溜まっていることもあるため、エアダスターなどを使って全体をキレイに掃除しておきましょう。
ノートパソコンのキーボードは掃除の際は取り外さないほうが良い?
ノートパソコンに使われているキーボードはパンタグラフ式と呼ばれるものが多くなっています。
パンタグラフ式のキーボードは、キャップを取り外す際に向きが悪いと内部のツメが破損する可能性があります。
パンタグラフ式キーボードはつけ直すときも工夫が必要になるため、ノートパソコンのキーボードを取り外すことはあまり推奨されていません。
エアダスターを使うなど、キーキャップを取り外さない掃除方法をおすすめします。
ノートパソコン内部の掃除はメーカーやプロに頼もう
ノートパソコンの内部にホコリがたまると熱を持つ原因となるため、分解して内部を掃除したいという方もいるでしょう。
ですが、パソコンの知識をあまり持っていない方がノートパソコンの内部まで掃除しようとするのはおすすめできません。
ノートパソコンを分解するには一定の知識が必要です。
場合によってはノートパソコンを故障させてしまう可能性があります。
そもそも、ノートパソコンを分解してしまうとメーカー保証から外れてしまう可能性があります。
保証から外れてしまえば、ノートパソコンが壊れてしまった場合、メーカーへの修理依頼は保証期間内でも有料の対応となることが大半です。
「ノートパソコンの内部を掃除したいけれど手順がわからない」という場合は、無理をせずにメーカーのメンテナンスやクリーニングサービスを利用してみることをおすすめします。
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まとめ
ノートパソコンのキーボードの掃除方法について紹介をしてきました。
ノートパソコンのキーボードはウェットティッシュや無水エタノールを使うことで簡単にキレイにできます。
ノートパソコンの内部の掃除になると、保証の問題含め、難易度が上がってきますので、できればノートパソコンのメーカーに直接相談をすることが良いでしょう。