ゲーミングノートPC「GALLERIA ガレリア」

　ゲーミングノートPCの最大のメリットは、ゲームを快適に遊べる高性能なゲーミングPCをどこにでも持ち運べることです。これまでは高負荷の3DゲームといえばデスクトップPCで遊ぶのが一般的でしたが、高性能ゲーミングノートPCの登場によって、場所を問わずにゲームを楽しめるようになりました。eスポーツの大会や海外遠征でも、ゲーミングノートPCを持ち運ぶプロゲーマーは少なくありません。

　ノートPCに限らず、ゲーミングPCの寿命は3～5年ほどと言われています。ここでいう寿命とは、壊れて使えなくなるという意味ではなく、最新ゲームを快適に遊べなくなったタイミングを指すことが多いです。近年のゲームはグラフィックの進化が著しく、必要なスペックも年々上がっています。そのため、比較的早いサイクルで買い替え時期が訪れることもあります。デスクトップPCはパーツの交換や増設が比較的簡単ですが、ノートPCは難しい場合が多いので、購入時のカスタマイズが重要になります。

　ゲーミングノートPCは、メモリを32GB以上、ストレージ（SSD）を1TB以上にカスタマイズするのがおすすめです。メモリは、3Dゲームなどの複雑な処理を快適に行ううえで重要になります。以前は16GBあれば十分とされていましたが、最新のゲームでは32GBを推奨するケースが増えてきました。ボイスチャットや配信を同時に行う方は、32GBが必須になります。ストレージは、システムやゲームを保存する場所です。近年の3Dゲームは容量が大きく、1本で100GBを超えることも珍しくないため、余裕をもって1TB以上にしておくと安心です。

　そうとは限りません。ゲーミングノート向けのPCパーツは大きく進化しており、デスクトップPCに引けを取らないゲーム性能を発揮できるようになっています。以前は、小型化によるパーツの制約や冷却性能の差から、同じグレードのデスクトップPCと比べて性能が抑えられ、高負荷のゲームが快適に動作しないという面もありました。しかし、それは過去の話で、現在のゲーミングノートPCは、重量級のゲームでも十分に快適に動かせます。ゲーミングノートPCの人気も着実に高まっています。

　ゲーミングノートPCは携帯性に優れていますが、ゲームを快適にプレイするには電源接続が欠かせません。バッテリー駆動だけでは電力が不足し、グラフィックス（GPU）の性能を十分に引き出せないからです。外出先でゲームを遊ぶ際は、電源アダプターを持ち歩き、コンセントから給電できる環境を確保しましょう。ゲームを遊ばない時にバッテリー消費を抑えたい方は、「省電力モード」に切り替えて使うのがおすすめです。CPU内蔵のグラフィックスに切り替わるため、消費電力を抑えられるだけでなく、静音性も向上します。

　必須ではありませんが、より快適にゲームをプレイするために、マウスやモニターを用意するのがおすすめです。ゲーミングノートPCには、指で操作するトラックパッド（タッチパッド）がありますが、FPSのように細かな視点移動が必要なゲームでは、マウスを使うと操作性が格段に上がります。また、外部出力用のHDMIやDisplayPortなどを搭載しているモデルも多いため、ケーブルをつないで大型モニターやテレビに映像を出力すれば、複数人で画面を共有したり、より没入感のあるゲーム体験を楽しむことができます。