ノートパソコンの選び方、スペックの見方や目安を用途別にご紹介

ノートパソコンの選び方にはいくつかの種類があります。持ち運び重視のモバイルやゲーミングユーザー向けのハイスペックモデルなど色々な選び方があります。
この記事では、ノートパソコンの選び方について必要スペックの目安、用途別に知っておきたいチェックポイント、おすすめの商品をご紹介します。

ノートパソコンの選び方

ノートパソコンの選び方

ノートパソコンは購入時のディスプレイサイズやパーツ構成がとても重要です。
デスクトップパソコンの場合は、ディスプレイ変更やパーツ交換やなどが簡単にできる傾向があります。
ノートパソコンはCPUやグラフィック関連は特に変更が難しいため、基本的には不可能と考えて製品を選ぶ必要があります。

ノートパソコンの選び方の基準として「液晶ディスプレイのサイズ」と「用途」そして「スペック」の違いが重要なポイントとなります。
そのため、ノートパソコン選びには用途などを検討し必要な構成の製品を購入することが重要となります。

ノートパソコンの液晶ディスプレイのサイズの目安

ディスプレイサイズ「15インチ以上」

自宅やオフィスで基本的に使用する一般的な用途のノートパソコンはディスプレイのサイズの目安は「15インチ~」がおすすめとなります。
デスクトップパソコンを設置するよりは省スペースですし、ディスプレイサイズもある程度の大きさがあるため、作業も快適にこなせます。

ゲーミング用のノートパソコンでも、ゲームを快適にプレイするために、ディスプレイのサイズの目安としては「15インチ以上」がおすすめとなります。

ディスプレイサイズ「12インチ~14インチ」

持ち運びやすさを意識するならモバイル用のノートパソコンがおすすめとなります。
ディスプレイのサイズとしては「12インチ~14インチ」のものが多くなります。

ディスプレイサイズ「8インチ~」などのタブレット

持ち運び向けの製品として、タブレットも存在しています。
「8インチ」などのサイズで、キーボードを取り付け可能な製品やタッチパネルやペン入力が可能な魅力的な製品が多くあります。

一般用途のスタンダードノートパソコン

標準的な画面なサイズが15インチ前後です。
自宅でゆっくり使うホームユーザーから仕事場で使用するビジネスユーザーまで幅広いニーズを満たしています。
パソコンとしても優れたスペックのものが多く、画面サイズの大きさからオフィス作業がしやすい傾向があります。

初心者向けのノートパソコンとしておすすめ

一般用途のスタンダードノートパソコンは、価格面とスペックを比較しても、優れている商品が多く存在しています。
まずは初心者としてパソコンを購入してみたいという方にもおすすめできます。

15インチノートパソコン(PC)一覧15インチノートパソコン(PC)一覧

持ち運び用途のモバイルノートパソコンやタブレット

「どこへでも持ち歩く」という場合は小さめのノートパソコンで、ディスプレイが「12インチ~14インチ」台の画面サイズのモバイルノートパソコンがおすすめです。
インターネット閲覧、エクセルやワードといった資料作成など、ビジネス用途やネットやメールのやり取りに向いたノートパソコンを希望している方に向いているモデルとなります。
画面サイズが小さいため、作業の向き不向きは多少あるかもしれませんが、空港や新幹線内やカフェなど、どんな場所でも持ち歩き仕事が出来る点に魅力があります。

タブレットとしてもノートパソコンとしても使える製品も人気があります。
Windows 10のタッチパネルの操作活用して、直感的に操作できるだけでなく、キーボードを追加することで文章作成や資料作成も効率的にできます。
キーボードを取り付け可能な製品や「スタイラスペン」と言う鉛筆のように使える入力機器を備えているものもあります。

ゲーミング用ノートパソコン

ゲーミング用のノートパソコンは特にグラフィックス性能が重視されている傾向があり、通常のノートパソコンに比べると映像の表示速度や処理速度に特化しています。

intelならば、intel Core i5やintel Core i7、AMDならば、 RYZEN 5や RYZEN 7のCPU。
GeForceのRTXやGTXシリーズのグラフィックボードを搭載していることがゲーミングノートパソコンの目安となります。

ディスプレイのリフレッシュレートも「144Hz」だと、なめらかな表示となるのでチェックしておくと良いでしょう。
オフィス系のソフトはもちろん、クリエイター向けのソフトの起動もグラフィック系のパワーの強さで楽々起動します。

ゲーミングPC(ノート)一覧ゲーミングPC(ノート)一覧

ノートパソコンの「おすすめスペック」や「スペックの目安」

ノートパソコンの選び方

ノートパソコンのスペックに関しては、購入後に自分でカスタマイズをできるパーツが限られている面があります。
そのため、購入時にしっかりとノートパソコンのスペックの目安を理解しておくことをおすすめします。

ノートパソコンの選び方のスペックの目安として、以下のポイントをチェックしておきましょう。

  1. CPU
  2. グラフィック(グラフィックボード)
  3. メモリ
  4. ストレージ(SSDやHDD)

次の章から詳しく紹介をしていきます。

ノートパソコンの選び方「CPU」

CPUはノートパソコンの中であらゆる処理に影響を与えるもっとも重要なパーツです。
ノートパソコンはCPUの交換が困難なため、不可能と考えておいても良いと思います。
予算があれば、できる限り高性能のCPUをおすすめします。

現在主流のCPUはIntel社の「Core i◯」シリーズと、AMD社の「Ryzen ◯」シリーズとなります。
ノートパソコンのCPU選びの目安は「ゲーミング」「動画編集」などハイスペックが向いている場合は「Core i7~9」、「Ryzen 7~9」のハイエンドCPUがおすすめです。

ノートパソコンの選び方「グラフィックス(グラフィックボード)」

「グラフィックス(グラフィックボード)」は「ディスプレイに映像を映し出す」という役割を果たすパーツです。
ノートパソコンのグラフィックボードを、あとで変更や増設するのはCPUと同じく非常に難しいので、購入時点で良い性能のものにしておきましょう。

ノートパソコン向けではCPUに統合されているタイプと、グラフィックボードを別途に搭載しているタイプがあります。
「一般用途・ビジネス向け」か「ゲーミング」「クリエイティブ」向けかどうかで「グラフィックス(グラフィックボード)」を選ぶようにしましょう。

代表的な「グラフィックス(グラフィックボード)」は以下のような種類があります。

インテル UHD グラフィックス

グラフィックスの機能はCPUに統合されていて、映像を出力するタイプとなります。
「グラフィックス」の項目に「インテル UHD グラフィックス 」と書いてある場合などがそれにあたります。
一般的な用途のノートパソコンに向いているグラフィックスとなります。

Geforce「RTX」「GTX」シリーズ

グラフィックボードは「ゲーミング」用途のノートパソコンでは必須になってきます。
「グラフィックス」の項目に「GeForce RTX」「GeForce GTX」と書いてある場合などがそれにあたります。

ノートパソコンのグラフィックボードは「NVIDIAのGeforceシリーズ」の「RTX」や「GTX」が主流となっています。
最新の製品は「RTX」次いで「GTX」などの順番となります。
RTXやGTXなどの記号の次に「3060」や「2070」などの数字が続きます。
この数字は同一シリーズ内でのグレードを表していて、基本的には数字が大きいほど高性能となります。

また、グラフィックボードもう一つの大手である「AMD」社のグラフィックボードもあります。
「グラフィックス」の項目に「AMD Radeonグラフィックス」と書いてある場合などがそれにあたります。

ノートパソコンの選び方「メモリ」

メモリはノートパソコンの中で、購入後にもカスタマイズができる可能性が高いパーツとなります。
購入の際にBTOでカスタマイズしておくことがベストではありますが、あとで性能をアップさせるパーツとしては特に人気があります。
メモリを増設すると、ノートパソコンが同時に複数の処理をしやすくなりノートパソコン全体の処理性能アップが期待できます。

ノートパソコンの「メモリ」の容量の目安

ビジネスにおける文章作成や資料作成といった軽作業に使うノートパソコンのメモリの目安として「8GB」程度のメモリが必用となります。
使っているソフトによっては負荷が大きい作業がある場合に備えて「16GB」程度まで増設しておくと良いでしょう。

ゲーミング用や動画や写真編集などのクリエイティブ向けにノートパソコンを使う場合のメモリのスペックの目安は「16GB~32GB」などのメモリを搭載することをおすすめします。

ノートパソコン用の「メモリ増設」

ノートパソコンのメモリ増設は、チャレンジしやすいカスタマイズになりますが、注意点もあります。

ノートパソコンにはノートパソコン専用のメモリがあります。
ノートパソコン用のメモリには「SODIMM」や「SO-DIMM」の表記が付いているので、見分けることができます。
間違えてデスクトップパソコン用のメモリを購入しないように注意しましょう。

ノートパソコン用のメモリの中でも種類が分かれていて、DDR4とDDR3メモリがあります。
最近発売されたノートパソコンのメモリですとDDR4が多いでしょう。
ノートパソコンのメモリがDDR4かDDR3なのかは、ノートパソコンの説明書やメーカーサイトなどで確認をして購入をするようにしましょう。

ノートパソコンの選び方「ストレージ(SSDやHDD)」

「ストレージ」は「データの保存媒体」のことです。
ノートパソコン向けストレージには大きく分けて「SSD」と「HDD」があります。

基本的な読み込み・書き込み速度は「SSD」の方が「HDD」よりも高速となります。
特にノートパソコンの場合は持ち運びの可能性があるため、SSDの方が衝撃に強い傾向がある面でも推奨されます。
単純なスペック面を見るとSSDで必要な容量を搭載することがベストです。
ノートパソコンのストレージ容量の目安は、一般向けでも「256GB」以上、ゲーミング用途ならば「512G」以上をおすすめします。

ノートパソコン用のSSDにもいくつか種類があります。
SSDの中でも「NVMe(エヌブイエムイー)」のSSDは高速で小型のSSDとなります。

ノートパソコンの選び方「一般」「ビジネス」向け

「一般」「ビジネス」向けは、ある程度の画面サイズがあり、インターネットや文章作成や表計算業務を快適に使えて、自宅やオフィスの色々な場所で使用できるノートパソコンが良いでしょう。
「一般」「ビジネス」向けノートパソコンの場合のおすすめスペックの例です。

「一般」「ビジネス」向けノートパソコン

15.6インチの画面サイズをそのままに過去の製品よりも本体を小型化した製品です。
フルHDノングレア液晶なので目にも優しく、長時間の作業におすすめです。
余計なものをなくし、業務・作業への集中力を高めます。

「一般」「ビジネス」向けノートパソコン
画面サイズ 15.6インチ
CPU Core i5-10210U
グラフィックス インテル UHDグラフィックス
メモリ 8GB DDR4 SO-DIMM
ストレージ 256GB NVMe SSD
※2021年9月ドスパラ取り扱いモデルの例

15インチノートパソコン(PC)一覧15インチノートパソコン(PC)一覧


ノートパソコンの選び方「モバイルノートパソコン」「タブレット」

持ち運んで使う前提のパソコンとして魅力的なのが「モバイルノートパソコン」「タブレット」となります。
あらゆる場所で使うためには、ノートパソコンの画面サイズは少し小さ目で重量が軽いモデルが向いています。

モバイルノートパソコン

14インチのフルHD液晶ディスプレイを弊社13インチとほぼ同サイズのボディに搭載しています。
大きい画面は作業の効率を高め、画面を分割してマルチタスクも可能です。
ベゼルを狭くすることで画面がより広くなり、写真の閲覧や動画視聴も快適です。

モバイルノートパソコン
画面サイズ 14インチ
CPU Core i5-1035G1
グラフィックス インテル UHDグラフィックス
メモリ 8GB DDR4
ストレージ 256GB NVMe SSD
※2021年9月ドスパラ取り扱いモデルの例

タブレット「raytrektab」

ペン入力対応8インチ タブレットパソコンにワコム製のスタイラスペンとプロのイラストレーター・漫画家も使用する「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」のシリアルを同梱しています。
重量わずか434g、薄さ9.6ミリで片手で簡単に持つことができます。

タブレット「raytrektab」
画面サイズ ペン入力対応8インチ タブレット
CPU Celeron N4000
グラフィックス インテル UHDグラフィックス600
メモリ 8GB DDR4
ストレージ 128GB SSD
※2021年9月ドスパラ取り扱いモデルの例

ノートパソコンの選び方ゲーミングPC「ゲーミングノートパソコン」

ゲーミングPCとはゲームのプレイに特化したPCのことです。
ドスパラではPCゲームを楽しむためのパソコンとして、ゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」シリーズをご用意しています。

ゲーミングノートパソコン

リアルタイムレイトレーシングに対応したグラフィクスと処理能力に優れた8コアCPUを搭載しています。
ディスプレイは「144Hz」の高リフレッシュレートで、液晶画面を囲むベゼルを狭くすることで、ディスプレイ枠への意識が薄まり、より高いゲームへの没入感が得られます。
液晶には外光の映り込みが少ない非光沢液晶を採用していて、長時間の使用でも目が疲れにくくなっています。

ゲーミングノートパソコン
画面サイズ 15.6インチ
CPU Core i7-10875H
グラフィックス GeForce RTX 3060 6GB
メモリ 16GB DDR4 SO-DIMM
ストレージ 1TB NVMe SSD
※2021年9月ドスパラ取り扱いモデルの例

ゲーミングPC(ノート)一覧ゲーミングPC(ノート)一覧


まとめ

ノートパソコンを選ぶときには、可能な限り購入時点で求めているスペックを満たしていることが重要です。
デスクトップ型のパソコンに比べると、ノートパソコンは後でのパーツをカスタマイズしづらくなっています。

ノートパソコンの良さは気軽に場所が移動できる点、レイアウトの自由さにあります。
フリーアドレスのオフィスやテレワーク勤務が多い方や、移動が多く、外出先でも資料作成の機会が多い方にはノートパソコンは魅力的な製品です。

ゲーミング用途のゲーミングノートパソコンに関しても、ハイスペックで、かついろいろな場所でゲームをプレイしたい方にとっては、多くの希望を満たしてくれる魅力があります。




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