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BTOパソコンのマザーボードは交換できる?注意点や交換手順を徹底解説

「BTOパソコン全体の機能を拡張したい」「BTOパソコンのマザーボードが故障した」など、マザーボードの交換が必要になるケースがあります。
この記事では、BTOパソコンの中でも基盤のパーツであり、交換作業がとても大変なマザーボードの交換方法について、注意点や交換手順を解説します。

BTOパソコンのマザーボードって?

マザーボードは電子基板回路やメインボード、システムボードとも呼ばれています。
パソコンが動く上でもっとも重要なパーツの一つで、CPUやグラフィックボードといったさまざまなパーツを取りまとめています。
核となる部分に「チップセット」というものがあり、各機器へデータを送る、管理をしたりする「橋渡し」的な役割を持っています。

BTOパソコンの性能はマザーボードが位置づける

デスクトップ型のBTOパソコンは、マザーボードに対応した「パーツ」の方ならいつでも交換してアップグレードすることができます。
高性能な「パーツ」へ交換していけば、俗に言う「型落ち」になることはありません。
マザーボードは違います。マザーボードはチップセットなどパーツの一部を交換して性能をアップさせることはできないため、「力不足」になってしまうのです。

デスクトップ型BTOパソコンのメリットは優れた拡張性です。
その拡張性がマザーボードに依存していることを踏まえると、パソコンに搭載できるパーツや全体の性能はマザーボードが位置づけていると言っても過言ではありません。
マザーボードのスペックが不足するということは、搭載できるグラフィックボードやCPU、メモリといったパーツまで制限されることになります。
古いマザーボードを使っていると最新パーツが利用できないと言えるでしょう。

性能面ではCPUやメモリといったパーツが着目されがちですが、元をたどるとマザーボードがBTOパソコンの中でもっとも重要なパーツだといえます。

BTOパソコンの交換用マザーボードを探す際の注意点

すでにBTOパソコンなどでパソコンに必要なパーツが揃っている場合は、既存パーツと互換性のあるマザーボードを交換用として探さなければなりません。
まずは今使っているマザーボードのスペックを把握する必要があります。

マザーボードを交換する上で気をつけるべきポイントは以下のとおりです。

  • 今のパーツと互換性はあるか
  • マザーボードのサイズはケースにあっているか
  • マザーボードの性能は優れているか
  • マザーボードを交換した人の口コミはどうか

今のパーツと互換性はあるか

マザーボードにはソケットというCPU専用の穴が設けられています。
しかし、マザーボードによってソケットの穴数が異なり、CPUもまた端子の数が異なる点は注意が必要です。

マザーボードを交換するにあたって、「今使っているCPUとソケット数が合わない=使えない」という可能性があります。
DDR3やDDR4といったメモリの規格が違っているものをそのまま使うことはできません。
DDR3メモリ対応のマザーボードからDDR4メモリに対応したマザーボードへ交換する場合は、以前使っていたDDR3メモリを搭載することができない点に注意しましょう。

マザーボードのサイズはケースに合っているか

マザーボードのサイズは統一されていないため注意が必要です。
メーカーによってある程度サイズの規格が決まっているものの、すべてのメーカーが同一の規格を用いているわけではありません。

たとえば、Intel社が発表した「ATX」は縦が最大244mm、横が最大305mmといった規格が設定されています。
しかし、今使っているマザーボードの規格が上記以下だった場合、新しいマザーボードを導入するときにサイズが若干大きく、ケースにうまく入らない可能性があります。
そのため、マザーボードのサイズがBTOパソコンのケースに合っているか事前に確認することが大切です。
場合によってはケースを一部加工しなければいけないこともあるため、導入前にサイズ感をよく把握しておきましょう。

マザーボードの性能(チップセット)

マザーボードの重要なポイントともいえるチップセットは、性能の良し悪しを決める大切な要素の一つです。
基本的に新しいマザーボードであるほどチップセットも性能が良いですが、ソケット数やメモリの対応数はマザーボードの種類によって異なります。

マザーボードのチップセットだけに注目すると、すでに持っているパーツが使えないという可能性も十分考えられるため、マザーボードのスペックはしっかり把握しておく必要があります。

マザーボード評判のネット口コミチェック(相性問題)

マザーボードには「相性」の良し悪しがあります。
マザーボード上では各パーツに対応しているはずなのに、一部の部品と「相性」が悪く、うまく認識されないといったケースがあるのも事実です。
似たようなスペックのパソコンでマザーボードを交換したあとに正常に動作しているか、ネット上の口コミをチェックするのも重要なポイントです。

BTOパソコンのマザーボードを交換する前にやっておきたいこと

マザーボードを交換すると必ず必要になるのが、OSの導入作業です。
既存のSSDやHDDといったストレージにOSが入っていればパソコンを立ち上げることはできますが、Windows10のライセンスを引き継ぐことはできません。

マザーボードを交換する前にWindows10とMicrosoftアカウントを紐付けておくことで、「デジタルライセンス」を使ってWindows10をスムーズに認識させることができます。
どのようにWindows10とMicrosoftアカウントを紐付けるのか、Microsoftアカウントの同期手順を見ていきましょう。

Windows10のバックアップ、アカウントの同期 

BTOパソコンのマザーボードを交換する前に、Windows10に認証されている状態でMicrosoftアカウントと紐付ける手順についてご紹介します。

まずは、Windows10へログインするときのアカウントをローカルからMicrosoftアカウントへ変更する必要があります。
手順は以下のとおりです。

[Windowsキーを右クリック] → [設定] → [アカウント]
出てきた画面より、[Microsoftアカウントでのサインインに切り替える]をクリックします。
Microsoftアカウントとパスワードを入力し、現在のローカルアカウントでログインするときに入力しているパスワードを入力します。
画面の案内に従っていくと、Microsoftアカウントでのログインが完了します。

[Windowsキーを右クリック] → [設定] → [アカウント]。出てきた画面より、[Microsoftアカウントでのサインインに切り替える]をクリックします。

画面に[ローカルアカウントでのサインインに切り替える]という表示が出ていれば成功です。

画面に[ローカルアカウントでのサインインに切り替える]という表示が出ていれば成功です。

「デジタルライセンス」認証が成功しているかどうか確認する手順は以下のとおりです。
[Windowsキーを右クリック] → [設定] → [更新とセキュリティ] → [ライセンス認証]
ライセンス認証が成功していれば、マザーボードを交換した後にMicrosoftアカウントでログインして認証を行うだけで、Windows10を利用することができます。

「デジタルライセンス」認証確認手順「Windowsキーを右クリック] → [設定] → [更新とセキュリティ] → [ライセンス認証]

BTOパソコンのマザーボード交換手順

マザーボードの交換を始める前に、BTOパソコン内部の全体像を撮影しておくことをおすすめします。
これは、マザーボードを交換してから「ケーブルの配線位置などがわからなくなってしまった」といった事態を防ぐためです。
それでは、実際にマザーボードを交換する手順について見ていきましょう。

(1)ケースを取り外す

パソコン内部のケースを開ける前に、すべての電源を切っておくことがとても重要です。
シャットダウンや「主電源スイッチ」のオフ(│→◯)、電源ケーブルの引き抜きなども忘れずに行っておきましょう。
電源を抜いた後も、しばらくの間は電気が溜まったままになっているため、5分ほど放置することをおすすめします。
「電源ボタン」を押して放電を試みることで待ち時間を減らすこともできます。

シャットダウンや「主電源スイッチ」のオフ(│→◯)、電源ケーブルの引き抜きなども忘れずに行っておきましょう。

その後、ケースに取り付いているすべてのケーブルを外し、ケースを取り外します。
マザーボードの交換は背面の端子ごと抜き取る形になるため、ケーブルがついたままでは交換ができません。
必ずケース背面のケーブルをすべて抜き取っておきましょう。
ケース背面にはネジがついていることも多いため、無理して開けないように注意しましょう。

ケース背面にはネジがついていることも多いため、無理して開けないように注意しましょう。

(2)マザーボードについているパーツを取り外す

マザーボードを取り外してからCPUやメモリを取り外す手順もおすすめですが、グラフィックボードなど一部のパーツがケースに固定化されている場合があります。
こういった場合では、まずケースに固定化されているパーツから抜き取りましょう。

一部のパーツがケースに固定化されている場合があります。

マザーボードを引き抜く上で障害になりそうなケーブルなどもすべて抜き取ります。

マザーボードを引き抜く上で障害になりそうなケーブルなどもすべて抜き取ります。

(3)マザーボードのネジを外す

ケーブルをすべて抜き取り終えたら、マザーボードのネジを取り外し、マザーボードごと抜き取ります。
マザーボードについているネジはメーカーやケースのタイプによって付けられている位置が違いますので、取りこぼしのないようにしっかりチェックしましょう。

マザーボードについているネジはメーカーやケースのタイプによって付けられている位置が違いますので、取りこぼしのないようにしっかりチェックしましょう。

(4)マザーボードを取り外したら「I/Oパネル」も取り外す

マザーボードの交換用に抜き取りが済んだら、「I/Oパネル」もケースから外します。
外側からケースの内側へ押し込むようにすると取りやすくなります。
I/Oパネルは対応しているマザーボードによって規格が違うため、マザーボードを交換する際はI/Oパネルを交換することもお忘れなく。

マザーボードの交換用に抜き取りが済んだら、「I/Oパネル」もケースから外します。

あとは交換用のマザーボードと入れ替え、I/Oパネルへ接続します。ケーブルをはじめとしたCPUやメモリなどのパーツを戻せば、マザーボードの交換作業は終了となります。

I/Oパネルは対応しているマザーボードによって規格が違うため、マザーボードを交換する際はI/Oパネルを交換することもお忘れなく。

(5)マザーボードの動作確認

交換後のマザーボードが正しく動いているかどうかを簡単にチェックする方法として、最小構成でパーツを組み合わせる方法があります。

この方法は電源、最小のメモリ、CPUの3つをマザーボードに接続して起動し、BIOS画面などが表示されるかどうかをチェックするというものです。
画面が表示されれば、マザーボードは正しく認識されているといえます。
マザーボードに映像出力機能がついていない場合は、グラフィックボードまで搭載した状態を最小構成と呼ぶ場合もあります。 

まとめ

BTOパソコンのマザーボードの交換はとても難しい作業です。
さまざまなパーツを取り外す過程で、ミスがあればパーツが故障してしまうこともあります。
場合によっては、マザーボードを交換するつもりがBTOパソコン一式をダメにしてしまった……という可能性もあります。

膨大な作業を踏まえ、万が一のミスでパーツが故障するデメリットを考えると不安に感じる方もいるかもしれません。
もしマザーボード交換が不安な場合は、ドスパラのBTOパソコン一式を新規購入するのも一つの手段です。

ドスパラでは、お客様の好みにカスタマイズできるBTOパソコンを取り揃えています。
買い求めやすいミドルスペックからハイエンドモデルまでさまざまな商品があるため、もしご興味をお持ちいただけた場合は一度各商品をチェックしてみてください。


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