パソコンのWi-Fiが繋がらない原因とは?基本の確認ポイントと対処法

Wi-Fiが繋がらない原因、すぐに知りたくありませんか?

突然、パソコンのWi-Fiが繋がらない。
そんな状況に直面すると、仕事や学習、オンラインでの予定がすべて止まってしまい、不安や焦りを感じる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、「パソコン wi-fi 繋がらない」と検索した方に向けて、今すぐ確認できる基本のチェックポイントから、少し踏み込んだ対処法までをわかりやすく解説します。
Windowsの設定ミスやルーターの不具合、さらには外出先の公共Wi-Fiで起こるトラブルへの対応も取り上げており、ネット接続の問題を一つずつ解消していくためのヒントが詰まっています。
「一体どこに原因があるのか?」と迷っている方は、ぜひ本記事を参考にして、パソコンのWi-Fiトラブルを解決へと導いてください。

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    もくじ

パソコンのWi-Fiが繋がらないときにまず確認すべきこと

Wi-Fiに突然繋がらなくなったとき、慌てずに基本のチェックポイントを確認することが大切です。
問題の切り分けには、以下のような手順が役立ちます。

まずは、パソコンのWi-Fi機能が無効になっていないかを確認しましょう。
多くのノートパソコンには、Wi-Fiのオンオフを切り替える物理スイッチやショートカットキー(例:Fn + F2)があり、誤ってオフになっていると通信できません。

次に、機内モードの状態をチェックします。
画面右下の通知領域にある飛行機マークをクリックし、「機内モード」がオフになっているかを確認してください。オンになっているとWi-Fiも含めて無線機能がすべて無効化されます。
さらに、他のデバイスで同じWi-Fiに接続できるかを確認することで、問題がパソコン側かネットワーク側かを判別できます。
スマートフォンや別のパソコンで正常に接続できる場合、問題はパソコン側にあると考えられます。

Wi-Fiアイコンが消えた?パソコンがWi-Fiが繋がらない原因と対策

タスクバーにあるはずのWi-Fiアイコンが表示されなくなっている場合、ネットワークアダプターが正しく動作していない可能性があります。
次のような手順で確認・対処が可能です。

  1. デバイスマネージャーを開く:「スタートを右クリック」→「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. ネットワークアダプターを確認する:「ネットワークアダプター」を展開し、「Wireless」や「Wi-Fi」といった名前のデバイスが表示されているかを確認してください。表示されていない場合は、アダプターが無効になっている可能性があります。
  3. アダプターを有効化する:対象のアダプターを右クリックし、「デバイスを有効にする」が選べる場合はクリックして有効化します。その後、パソコンを再起動してWi-Fiアイコンが復活しているか確認しましょう。

パソコンのWi-Fiが繋がらない原因は設定ミス?

ネットワーク設定に手動で変更が加えられていると、Wi-Fi接続がうまくいかない原因となることがあります。
特に、IPアドレスやDNSの設定が固定されている場合、ネットワークとの相性が悪くなることがあります。
次の手順で設定内容を確認しましょう。

  • 「スタートを右クリック」→「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」を開く
  • 「ネットワークと共有センター」を選択し、接続中のWi-Fi名をクリック
  • 「プロパティ」→「インターネットプロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)」を選び、「プロパティ」をクリック
  • 「IPアドレスを自動的に取得する」「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」にチェックが入っているかを確認し、手動設定されていれば自動取得に変更します。

設定後は必ず「OK」をクリックして適用し、パソコンを再起動して再接続を試してください。

パソコンのWi-Fiが繋がらない原因「ルーターの不具合」

Wi-Fiルーターが正常に動作していないと、パソコン側の設定に問題がなくてもインターネットに接続できません。
次のポイントを確認しましょう。

  • ランプの点灯状態:ルーターの「Power」「Internet」「2.4G/5G」などのランプが、正常な点灯状態(通常は緑や青の点灯)であるかを確認します。赤やオレンジに点滅している場合、通信異常の可能性があります。
  • 電源の入れ直し(再起動):電源コードを抜いて30秒ほど待ってから再接続することで、一時的なエラーが解消することがあります。
  • ファームウェアの更新:古いバージョンのまま使用していると、Wi-Fi接続が不安定になることもあります。ルーターの型番を確認し、メーカー公式サイトからファームウェアの更新情報を調べてみましょう。

パソコンのWi-Fiが繋がらない原因「セキュリティソフトやファイアウォール」

セキュリティソフトやWindowsファイアウォールの設定が強すぎると、Wi-Fi接続を遮断してしまう場合があります。
特に、外部との通信を制限する設定がある場合、これが干渉している可能性があります。
確認方法と対処:

  1. セキュリティソフトの設定画面を開き、リアルタイム保護やネットワーク保護機能を一時的に無効にします。
  2. 接続が可能になるかを確認します。繋がるようであれば、そのWi-Fiネットワークを「信頼済みネットワーク」に設定してください。
  3. Windowsファイアウォールの場合、スタートメニューで「コントロールパネル」と検索→「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「Windows Defenderファイアウォール」で個別設定が可能です。

安全のため、設定変更後はセキュリティ機能を元に戻すことを忘れないようにしましょう。

パソコンのWi-Fiが繋がらない原因「ドライバーの更新不足」

Wi-Fiに必要なネットワークアダプターは、専用のドライバーソフトによって制御されています。
このドライバーが古かったり、破損していたりすると、接続が不安定になったり、まったく繋がらなくなることもあります。
ドライバーの確認と更新方法:

  1. スタートメニューで「デバイスマネージャー」と検索し、開きます。
  2. 「ネットワークアダプター」を展開し、Wi-Fiに関係する項目(例:Intel Wireless、Realtek、Qualcommなど)を探します。
  3. その項目を右クリックして「ドライバーの更新」を選び、「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックします。

うまく更新できない場合は、パソコンのメーカー公式サイトから機種名を検索し、対応する最新ドライバーをダウンロード・インストールしましょう。

パソコンのWi-Fiが繋がらない時にWindowsのトラブルシューティングツールを活用する

Windowsには、Wi-Fi接続の不具合を自動で診断・修正してくれる「トラブルシューティング」機能があります。
問題の原因が不明なときに試すと、意外なポイントが判明することもあります。
使用方法:

  1. 「スタートを右クリック」→「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティング」へ進みます。
  2. 「インターネット接続」や「ネットワークアダプター」の項目で「実行」ボタンを押します。
  3. 自動診断が始まり、見つかった問題に対して修正処理が行われます。

問題が解決しない場合でも、エラーの内容が表示されるため、そのキーワードを元にさらに対処方法を調べる手がかりになります。

パソコンを再起動してもWi-Fiが繋がらないときの対処法

単なる再起動では直らない場合、ネットワーク関連の設定そのものを初期状態に戻す「ネットワークのリセット」が有効です。
ネットワークリセットの手順:

  1. 「スタートを右クリック」→「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」を開きます。
  2. 「ネットワークのリセット」を選択し、「今すぐリセット」をクリックします。
  3. 数秒で初期化が完了し、自動でパソコンが再起動されます。

この操作によって、ネットワーク設定・プロファイル・仮想アダプターなどが初期化され、接続に影響していた設定ミスや不整合がリセットされます。

パソコンのWi-Fiが繋がらない原因「周辺機器」

Wi-Fiは電波を使って通信するため、家の中のレイアウトや使用している家電の影響で不安定になることがあります。
とくに以下のような要因には注意が必要です。
代表的な影響と対策:

  • 電子レンジやコードレス電話機:Wi-Fiと同じ2.4GHz帯を使用するため、近くで使用すると通信干渉が起きやすくなります。使用中は接続が切れることもあります。
  • 壁や家具などの遮蔽物:金属製の棚や分厚い壁はWi-Fiの電波を弱めるため、ルーターはできるだけ高く、見通しの良い場所に設置するのが理想です。
  • 他のWi-Fiとのチャンネル干渉:隣接する部屋や住宅のWi-Fiと同じチャンネルを使用していると、速度低下や不安定さの原因になります。ルーターの設定画面からチャンネルを手動変更すると改善されることがあります。

外出先や公共Wi-FiでパソコンのWi-Fiが繋がらないときのチェックポイント

カフェや空港、図書館などの公共Wi-Fiに接続したものの、インターネットにアクセスできないといったトラブルは少なくありません。
主に次のような点を確認しましょう。

ログイン画面(ポータルサイト)が表示されない

接続後にブラウザを開いて適当なサイトにアクセスすると、認証用のログインページが表示されることがあります。これが表示されないと、接続が完了していてもネットは使えません。

正しいSSIDを選んでいるか確認する

似たような名称のWi-Fiが複数表示される場所では、誤って異なるネットワークに繋がっていることがあります。店頭や施設内に掲示されているSSID名と一致しているかを確認しましょう。

セキュリティソフトの制限

公共ネットワークは安全性が低いため、セキュリティソフトが接続をブロックしていることもあります。一時的に保護レベルを調整するか、VPNの使用も検討してください。

パソコンのWi-Fiが繋がらない場合でも一つずつ原因を探れば解決できる

パソコンのWi-Fiが繋がらない問題は、基本的な設定ミスから環境要因、ソフトウェアやドライバーの不具合まで、さまざまな要因が重なって起こります。
しかし、焦らず一つずつ原因を切り分けていけば、ほとんどのトラブルは自力で解消可能です。

今回紹介したように、初期設定やネットワーク環境、セキュリティソフトの影響まで丁寧に確認することで、Wi-Fiが繋がらない状態から抜け出す手がかりが見えてくるはずです。
もし設定を見直しても改善しない場合は、専門サポートへの相談や機器の買い替えも検討してみてください。
この記事が、パソコンのWi-Fi接続トラブルを解決する一助となれば幸いです。

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