パソコンのパスワードを設定、変更する方法
パソコンのパスワード設定、見直せていますか
パソコンを立ち上げたとき、誰でも簡単に操作できる状態になっていませんか? パスワードを設定していない、あるいは初期のまま放置していると、個人情報や大切なデータが危険にさらされる可能性があります。
この記事では、WindowsやMacでのパスワード設定方法から、忘れたときの対処法、自動ログインや削除の設定まで、幅広くわかりやすく解説します。
「パソコンのパスワード設定をどうすればよいのかわからない」「安全に使いたいけれど設定方法が不安」という方も、この記事を読めば基本から一通り理解できる内容です。
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もくじ
パソコンにパスワードを設定する理由とは
パソコンを安全に使うためには、パスワード設定が欠かせません。第三者の不正利用や情報漏えいを防ぐ基本的な手段として、多くのユーザーが導入しています。
パソコンのパスワードのセキュリティ対策としての役割
パソコンのパスワードを設定することで、他人による勝手なアクセスや誤操作を防ぐ効果が期待できます。特に個人で使っているパソコンでも、外出先で利用することを考えると重要なポイントです。
パソコンのパスワードのセキュリティ対策としての役割は、次のようになります。
- 他人に勝手に操作されるのを防ぎ、プライバシーや機密データを守る
- リモート接続や外出先での利用でも一定の安心感を得られる
個人情報保護の観点からパソコンのパスワードの必要性を考える
パソコンのパスワードは、自分だけがアクセスできるようにするための「鍵」のようなものです。メール、SNS、写真などの情報を守るためにも欠かせません。
個人情報保護の観点からパソコンのパスワードの必要性としては、次のようになります。
- 写真、メール、書類などの閲覧・流出を防止
- 家族や同僚と共有していても、それぞれの利用環境を分離できる
パソコンのパスワードを設定する手順「Windows」
Windowsでは、ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの2種類があります。それぞれの手順を確認しておきましょう。
ローカルアカウントでのパソコンのパスワード設定方法
ローカルアカウントとは、インターネットに接続せずに使えるWindowsアカウントです。基本的な設定はローカルPC内で完結します。
ローカルアカウントでのパソコンのパスワード設定方法は、次の手順となります。
- 「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」を開く
- 「パスワード」をクリックし、「追加」または「変更」を選択
- 「任意のパスワードとヒント」を設定し、保存
Microsoftアカウントでのパソコンのパスワード設定手順
Microsoftアカウントを使用してWindowsにログインしている場合は、パスワードの設定や変更はMicrosoftのクラウドと連携して行われます。ローカルアカウントと異なり、Web上での本人確認が必要になることもあります。
Microsoftアカウントでのパソコンのパスワード設定手順は、次のようになります。
- 「スタートを右クリック」→「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」
- 「パスワード」項目から「変更」を選択
- 「現在のパスワード」を入力して認証
- 「新しいパスワード」を入力し保存
Macでのパスワード設定方法
Macユーザーも、セキュリティ確保のためにはパスワードの設定が重要です。システム設定から簡単に行えます。
ログインオプションの確認方法
Macでは、ログイン時にパスワードを求めるタイミングなどを調整できます。特に、スリープ解除時の再入力設定は忘れずに確認しておきましょう。
ログインオプションの確認方法は、次のようになります。
- 「システム設定」→「ユーザとグループ」で確認
パスワード設定の変更・管理方法
既に設定済みのパスワードを変更することも可能です。複数ユーザーの管理にも対応しています。
パスワード設定の変更・管理方法は、次のようになります。
- 「システム設定」→「ユーザとグループ」を開く
- 「画面左下のカギアイコン」をクリックして、現在のパスワードを入力しロックを解除
- 「対象のアカウント」を選び、「パスワードを変更」をクリック
- 「現在のパスワード、新しいパスワード、確認用パスワード」を入力
- 「変更」をクリックして設定完了
パソコンのパスワードを変更する方法と注意点「Windows」
Windowsのパスワードを変更するには、アカウントの種類(ローカル/Microsoft)に関わらず、「設定」メニューから操作します。以下の手順で進めることができます。
※会社、学校、などで管理者の管理下のパソコンの場合、まずは管理者への連絡、相談を実施するようにしてください。
- 「スタートを右クリック」→「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」を開く
- 「パスワード」項目を選択し、「変更」をクリック
- 「現在のパスワード」を入力
- 「新しいパスワードと確認用パスワード」を入力
- 「完了」をクリックして保存
パソコンのパスワード変更における注意点について
パスワード変更時に起きやすい問題や、忘れやすいポイントをあらかじめ把握しておくと安心です。
- 現在のパスワードを求められることがある
- 変更後のパスワードは忘れないよう管理する
- アカウント連携サービスへの影響を確認する
パソコンのパスワード再設定方法「Microsoftアカウント」
ログインできない状況になっても、いくつかの方法で復旧が可能です。どの方法が使えるかは、事前の準備状況によって異なります。
今回の例はMicrosoftアカウントでのパソコンのパスワード再設定方法なので、PINコードを使用している場合などは他の方法となります。
Microsoftアカウントを利用している場合は、ログイン画面からパスワードの再設定が可能です。事前に登録したメールアドレスや電話番号が必要になります。
Microsoftアカウントでのパソコンのパスワード再設定は、次のようになります。
※会社、学校、などで管理者の管理下のパソコンの場合、まずは管理者への連絡、相談を実施するようにしてください。
- Windowsのログイン画面で「パスワードを入力」欄の下にある「パスワードを忘れた場合」をクリック
- Microsoftアカウントのメールアドレスが表示されることを確認し、「次へ」をクリック
- 登録済みの電話番号またはメールアドレスに認証コードを送信
- 受け取ったコードを入力し、本人確認を完了
- 新しいパスワードを入力して設定完了
この操作により、パソコンだけでなく、同じMicrosoftアカウントを使っているサービス(OutlookやOneDriveなど)でもパスワードが更新されます。
パソコンのパスワードの作り方「セキュリティ対策」
強度の高いパスワードを設定しておくことで、第三者からの不正アクセスを防ぎやすくなります。
パソコンのパスワード作成のポイント
パソコンのパスワード作成のポイントは、次のようになります。
- 英大文字・小文字を混在させる
- 数字や記号(!、@、#など)を含める
- 8文字以上で構成する
- 辞書にある単語は避ける
パソコンに個別のパスワードを設定する方法
家族で1台のパソコンを使っている場合、アカウントを分けてそれぞれにパスワードを設定することで、個人情報を守れます。
ユーザーアカウントを分けるメリット
個々のアカウントでログインすることで、履歴やファイルの管理がしやすくなり、プライバシーも保てます。 ファイルや設定を分離でき、誤操作やデータ混在を防げるメリットがあります。
それぞれのアカウントにパソコンのパスワードを設定する手順
それぞれのアカウントにパソコンのパスワードを設定する手順は、次のようになります。
- 「設定」→「アカウント」→「その他のユーザー」
- 「他のユーザー」→「アカウントの追加」
パソコンのパスワード設定でよくあるトラブルとその解決策
パスワードの設定・変更にまつわるトラブルは意外と多くあります。以下に代表的な例とその対応方法を示します。
パソコンのパスワードでの主なトラブルと対応方法
パソコンのパスワードでの主なトラブルと対応方法は、次のようになります。
- パスワードを変更したらログインできない:CapsLockの確認、キーボード配列を再確認
- 新しいパスワードが反映されない:保存されていない・同期が完了していない可能性あり
- 自動ログインが解除された:設定の見直しや再設定が必要
パソコンのパスワード設定は、今すぐ見直せるセキュリティ対策
パソコンのパスワード設定は、特別な知識がなくても今すぐ始められるシンプルかつ効果的なセキュリティ対策です。
情報漏えいを未然に防ぐためにも、まずはご自身のパソコンのパスワードが適切に設定されているかを確認してみましょう。
「パソコン パスワード設定」を通じて、安全な利用環境を整えることが、これからの基本です。