高性能ノートパソコンとは?
選び方やAI・グラボ搭載おすすめモデルをご紹介

高性能なノートパソコンとは?
ノートパソコンで作業をする方にとって、高性能・ハイスペックであることは重要なポイントです。では、どんなノートパソコンが「高性能なノートパソコン」なのでしょうか。最新であること、プログラミングができること、グラボを搭載していることなど、人により求める高性能のベクトルはさまざまです。このページでは、さまざまな用途や目的に合わせた「高性能ノートパソコン」を解説し、おすすめのモデルもご紹介します。
掲載日:2025年3月12日
目次
高性能ノートパソコンがおすすめな人は?
高性能なノートパソコンは、ゲームや動画編集、プログラミングなど負荷の大きい作業を快適に行いたい方に非常におすすめです。YouTubeの動画視聴やオフィスソフトでの簡単な資料作成を目的とするなら、そこまで高性能である必要はありません。どんな用途に「高性能ノートパソコン」が必要なのか、目的ごとにおすすめノートPCとその理由をまとめました。それぞれの詳細は、リンクをクリックしてご確認ください。
用途・目的 | おすすめノートパソコン | おすすめな理由 |
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家庭・学校の授業 | 一般向け高性能ノートパソコン | 調べもの、レポート作成が快適にできる |
仕事・ビジネス向け | AI(NPU)搭載ノートパソコン | データ分析や資料作成、AI活用を効率重視でできる |
ゲーム・配信活動 | ゲーミングノートPC | FPSやMMORPGには高性能グラフィックが鍵 |
イラストや写真・動画編集 | クリエイター向けノートPC | 処理速度重視、4K動画編集には高いスペックが必要 |
AI(機械学習)やデータ解析 | ワークステーション | 高度な処理、長時間連続稼働ができる冷却性が必要 |
高性能ノートパソコンのスペックとは|パーツごとに解説
では、高性能なノートパソコンはどんなスペックを搭載しているのでしょうか。 2025年2月現在の最新スペックから、役割をパーツごとに詳しく解説しました。
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OS
OSは、Windows、macOS、Linuxなどのノートパソコンのメインシステムのことで、高性能ノートパソコンでは、汎用性が高く対応ソフトやゲームが豊富なWindowsがおすすめです。最新のWindows OS は Windows 11 です。Windows 10 は2025年10月にサポート終了予定のため、注意が必要です。一般的な用途では「Windows 11 Home」で十分ですが、ビジネスで使うなどセキュリティを重視したい方は、「Windows 11 Pro」を選択しましょう。初めに購入しなくても、後からアップグレードすることができます。
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CPU
CPUは、パソコン全体の処理を司るパーツです。高性能ノートパソコンのCPUには、Intel製とAMD製の2種類がよく搭載されています。コア数(処理ユニット数)が多いほど同時にこなせる作業が増え、クロック数(動作周波数)が高いほど実行速度が上がります。最新のCPUであるほど省電力性と処理性能が高いため、なるべく最新のものを選びましょう。CPUの性能は、Intel Core i7 / i9、Ultra 7 / 9 以上、AMD Ryzen 7 / 9 以上がおすすめです。
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グラフィック(GPU)
GPUは、パソコンの映像処理全般を担うパーツです。グラフィックボード(グラボ)とも呼ばれます。グラフィック性能重視なら、NVIDIAのGeForce RTXシリーズやAMDのRadeon RXシリーズなど、専用GPU搭載の高性能ノートパソコンを選びましょう。特に、ゲームや動画編集、レンダリング、グラフィックのAI利用を目的とするなら、専用GPUは必須です。NVIDIAならGeForce RTX 4070 以上、AMDならRadeon RX 7600以上を搭載したモデルがおすすめです。末尾の数字が大きいほど最新・高性能になります。
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メモリ(RAM)
メモリはパソコンの動作速度や作業の快適さに直結するパーツです。メモリ容量が大きいほど、複数のソフトを同時に開いたり大きなデータを扱っても動作が重くなりにくくなります。一般的な用途なら8GBで十分ですが、高性能ノートパソコンを選ぶなら、メモリは最低でも16GB、可能なら32GB以上のモデルがおすすめです。配信や高度な動画編集、ビジネス用途では、64GB以上が推奨されることもあります。
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ストレージ
ストレージは、パソコンのシステムやデータを保管する場所です。SSDとHDDの2種類がありますが、高性能ノートパソコンでは高速なSSDを選びましょう。SSDはOSやアプリの起動が速く、PC全体の動作を快適にします。一方、HDDは速度が遅いものの安価で大容量のデータ保存にはおすすめです。ストレージ容量は軽い使い方なら256GBでも足りますが、ゲームや動画など大きなファイルを扱うなら、最低でも512GB程度、可能であれば1TB以上のSSDを選ぶのがおすすめです。
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オフィスソフト
オフィスソフトは、メール、文書作成や表計算ソフトをまとめて呼称したものです。学業やビジネスでは必須のアプリケーションで、多くの企業・機関でも使用されています。最新のバージョンであるほど便利な機能やセキュリティが強化されているため、なるべく最新のソフトを使うようにしましょう。Microsoft Office Home and Business 2024(Word、Excel、Outlook、PowerPoint)(2025年現在最新)がおすすめです。
用途別!おすすめの高性能ノートパソコン
パソコンのそれぞれのパーツがどんな役割をしているかをおさえたら、自分に合った高性能ノートパソコンを探し始めましょう。ここでは、用途別の推奨スペックと、ドスパラおすすめの高性能ノートパソコンをまとめました。
ドスパラの高性能ノートパソコンは、すべてカスタマイズ可能で、受注生産(BTOパソコン)の強みを活かしたオリジナル性が特長です。基本構成からハイエンド構成まで、幅広いスペックをご用意しています。
家庭や学校用|一般用途向け高性能ノートパソコン

ご家庭や学習用に使う高性能ノートパソコンなら、THIRDWAVEシリーズがおすすめです。文字が見やすい大画面サイズで、USBや有線LANポートを搭載した使いやすいノートパソコンを揃えています。
パーツ | 推奨スペック |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | インテル Core i7 以上 |
グラフィックス(GPU) | CPU 内蔵グラフィックス |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB 以上 |
その他 | 画面が見やすい14インチ以上の大きさ |
ビジネス用|AI(NPU)搭載高性能ノートパソコン

ビジネス用のAI搭載高性能ノートパソコンなら、THIRDWAVEシリーズのAI PCがおすすめです。省電力のAI対応CPUを搭載しているため、作業効率やバッテリー持ちを重視したい社会人にはぴったりです。持ち運びやすい軽量モデルも多く揃えています。
パーツ | 推奨スペック |
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OS | Windows 11 Pro |
CPU | NPU搭載のCPU インテル Core Ultra 7 以上 |
グラフィックス(GPU) | CPU 内蔵グラフィックス |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB 以上 |
その他 | バッテリ―駆動 8時間以上 |
ゲーム・配信向け|グラボ搭載ゲーミングノートPC

ゲームや配信をするなら、GALLERIA(ガレリア)のゲーミングノートPCがおすすめです。ゲーム用途ではGPU(グラボ)を重視しましょう。また、ディスプレイ性能の高さも重要です。なめらかな映像表現ができる、「リフレッシュレート240Hz」以上のノートパソコンを選びましょう。
パーツ | 推奨スペック |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | インテル Core i7 以上 |
グラフィックス(GPU) | NVIDIA GeForce 4070 以上 AMD Radeon RX 7600以上 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB 以上 |
その他 | リフレッシュレート240Hz以上のディスプレイ |
写真・動画編集向け|高性能クリエイター向けノートPC

高度なクリエイティブには、クリエイター向けに特化したGALLERIA(ガレリア)のノートパソコンがおすすめです。高性能CPU、GPUだけでなく、微細で正確な色表現ができるディスプレイを搭載しています。3Dグラフィック・動画編集に対応できるグラボ搭載モデルもご用意しています。
パーツ | 推奨スペック |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | インテル Core i9 以上 AMD Ryzen 9 以上 |
グラフィックス(GPU) | NVIDIA GeForce 4050 以上 |
メモリ | 32GB 以上 |
ストレージ | 2TB 以上 |
その他 | 高解像度・高色域のディスプレイ |
AI(機械学習)やデータ解析|モバイルワークステーション

AIの機械学習や高度なデータ解析には、高性能な「raytrek」のモバイルワークステーションがおすすめです。ゲーム特化のグラボとは異なり、映像・データ処理に特化した「NVIDIA RTX」を搭載しています。特にビジネス用途で高い負荷をかけて使う方の選択肢として最適です。
パーツ | 推奨スペック |
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OS | Windows 11 Pro |
CPU | インテル Core i9 / Ultra 9 以上 |
グラフィックス(GPU) | NVIDIA RTX 搭載 |
メモリ | 64GB 以上 |
ストレージ | 1TB 以上 |
その他 | 4K以上の解像度 |
ドスパラのおすすめノートパソコンランキング
ドスパラのノートパソコンの人気・売れ筋・価格から、ドスパラ通販部スタッフが厳選したおすすめモデルランキングの1位をまとめました。
ノートパソコン ランキングはこちら高性能ノートパソコンのレビュー
高性能ノートパソコンを実際に購入したお客様のレビューから抜粋してご紹介します。
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当然ながら写真が多いパワポなど含め、事務には全く問題なしどころか快適そのもの。 動画もカクつきがありません。家庭やビジネス用としては価格も含め、丁度良い機種だったと思います。(THIRDWAVE F-14RP7のレビュー)
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性能の割には安い!笑っちゃいました。製品としては大満足です。サポートも手厚いし、何より対応が速くて丁寧です。コスパも高く、他の製品も探してみようかなあと思いました。 (THIRDWAVE F-14LN5LAのレビュー)
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外出先で使える軽量かつバッテリーが長持ちして、性能にも期待できるノートパソコンを探してこの機種に辿り着いたが、現時点ではとても満足している。ノートパソコンとしては決して安価ではないが、それに見合うだけの性能を持った一台だと感じた。(THIRDWAVE F-14LN7LAのレビュー)
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どうしてもデスクトップを設置できない環境なので今回このノートPCを購入しましたが、とても満足しています。様々なゲームをプレイしましたが、最高設定でも画面がカクついたり、動作が重くなるといったことは一切なく、ストレス0でゲームに集中することができます。(GALLERIA UL9C-R49-6のレビュー)
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数あるグラボ付きノートPCの中で、最もコスパの高いモデルだと思います。カスタマイズの柔軟性によりドスパラを選択しました。2TBの32GBで作業は快適だし、最新ゲームも出来ています。大満足。(GALLERIA RL7C-R46-C5Nのレビュー)
ストア・商品レビュー
高性能ノートパソコン|よくあるご質問(FAQ)
高性能ノートパソコンについて、よくあるご質問をまとめました。購入前の注意点やおすすめの使い方もまとめましたので、ぜひご確認ください。
高性能ノートパソコンの価格を教えてください。
一般的に、高性能・ハイスペックと呼ばれるノートパソコンは、30万円前後またはそれ以上の価格帯であることが多いです。しかし、高いものを選べば必ず高性能であるとは限りません。スペックを正しく理解し、目的や用途に合っているかを確認するのが大切です。注意したいのは、「高性能」「コスパ最高」と製品名に記載があるノートパソコンです。どんな用途に対して高性能なのかがわからないため、目的や用途に合っておらず、快適に使えないことがあります。
高性能ノートパソコンの「解像度」とは何ですか?

ノートパソコンの「解像度」とは、画面を構成するドット(ピクセル)の数のことで、数字が大きいほど映像が鮮明に表現できます。
最もスタンダードなのがフルHD(FullHD)で、1920×1080のドット数で画面を構成します。写真や動画編集、CADなどのクリエイティブ用途においては、高解像度のノートパソコンを選ぶのがおすすめです。
解像度 | ピクセル(ドット数) | アスペクト比 | おすすめ用途 |
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フルHD | 1920×1080 | 16:9 | 一般用途、資料作成、ゲーム |
WUXGA | 1920×1200 | 16:10 | 一般用途、資料作成、ゲーム |
WQHD | 2560×1440 | 16:9 | ゲーム、写真・画像編集 |
WQXGA | 2560×1600 | 16:10 | ゲーム、写真・画像編集 |
QWXGA+ | 2880×1800 | 16:10 | ゲーム、写真・画像編集 |
4K(UHD) | 3840×2160 | 16:9 | 4Kゲーム、CAD、動画編集 |
高性能ノートパソコンの「リフレッシュレート」とは何ですか?

リフレッシュレートとは、モニターが1秒間に何回画像を更新して映像を表現できるかを表したもので、数字が大きいほどなめらかに描写されます。イメージは「パラパラ漫画」です。
一般的には60Hz(1秒間に60回更新)が主流ですが、ゲーム用途では240Hz程度の高いリフレッシュレートに対応したノートパソコンを選ぶのがおすすめです。
高性能ノートパソコンに「周辺機器」は必要ですか?

ノートパソコンは、モニターやキーボード、トラックパッド(マウスの役割)が一体になっているため、周辺機器を揃える必要はありません。ですが、デバイス類を用意し、より便利にノートパソコンを使うのもおすすめです。外部ディスプレイに接続してデュアルモニターとして活用したり、マウスのボタンにショートカットを設定すると、作業の効率化を図ることもできます。
高性能ノートパソコンはバッテリー持ちが良いですか?
高性能なノートパソコンは、搭載しているパーツそれぞれの性能が高く、消費電力も多くなります。そのため、一般的なノートパソコンと比較すると、バッテリー駆動時間は短い傾向にあります。同様の理由で、重量は重く、発熱量も多くなりがちです。
しかし、近年バッテリー持ちが向上した省電力CPUの登場により、長時間バッテリーかつ軽量で、発熱の少ない高性能ノートパソコンも増えてきました。外出先でもストレスなく使えるため、これまでよりも扱いやすくなっています。
まとめ|修理やサポートも要チェック
いかがでしょうか。高性能ノートパソコンの選び方やおすすめモデル、よくあるご質問などをご紹介しました。ノートパソコンは、後からの増設やアップグレードが難しいパソコンです。購入前の検討の時間が重要になるため、ぜひこちらのページを参考に、高性能ノートパソコン選びを楽しんでいただけますと幸いです。
また、高性能なノートパソコンは、価格も高額になります。保証やサポート、故障時の修理対応など、不安な方も多いと思います。ドスパラでは、最長5年の延長保証や、物理的な破損も対応できる、安心のセーフティサービスをご用意しています。修理やお困りごとの解決には、サービス・サポートTOPをご確認ください。