スピーカーの選び方ガイド
選び方のポイント
パソコンで音楽や映画を楽しむために欠かせないスピーカー。形状の違いや複雑な用語・数値など、悩む要素も多いでしょう。
どのように選ぶべきか、選び方の基本と出力方法の違いなどをまとめました。
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1.スピーカーの形状の違い
スピーカーには、用途やデザインによってさまざまな形状があります。
音の広がりを重視するなら左右2台のステレオスピーカー、省スペースで見た目をすっきりしたいならサウンドバーがおすすめです。ステレオ
左右に分かれた小型ボックスで、
モニターの両側に設置する。
音の左右の広がりを作りやすい。サウンドバー
スリムな横長バーで、
モニター下などに設置する。
配線や設置がシンプルで、デスクをすっきり見せやすい。スピーカーフォン
マイク一体型で、
卓上に置く丸形や小型のスピーカー。
会議向けで、声を拾いやすい
配置になっている。 -
2.有線接続とワイヤレス(無線)接続の選び方
パソコン用スピーカーには、有線接続とワイヤレス(無線)接続の2種類があります。
それぞれの特長が異なるため、どちらが用途に合っているかよく確認しましょう。製品によっては、有線・無線両方に対応しているものもあります。
・有線:遅延が少なく音と映像が一致しやすい。USB接続だと送信できるデータ量が多いため、音質も良い。
・無線:ケーブルレスでスマートフォンとも簡単に接続可能。Bluetooth接続の場合、映像と音には遅延が発生する。 -
3.出力方法(チャンネル数)の選び方
スピーカーやヘッドホンは、音のチャンネル数により聴こえ方が異なります。
ラジオのように聞きたいならモノラル、音楽や動画を自然に楽しみたいならステレオがおすすめです。
よくあるご質問・用語解説
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Q1モニターのスピーカーとどちらが良いですか?
音量や音質を気にしないのであればモニター内蔵スピーカー、こだわりたいなら外付けスピーカーが良いでしょう。
手軽さはモニター内蔵が上ですが、低音や音の広がりなどは外付けスピーカーのほうが高性能です。
音楽や映画、ゲームをしっかり楽しみたい方は、外付けスピーカーがあるとより没入感が高まります。
また、モニターは製品によってはスピーカーを搭載していないため注意が必要です。 -
Q22ch(ステレオ)と2.1chの違いはなんですか?
2.1chは、左右のチャンネルに加え、低音専用の箱(サブウーファー)があります。
もともと2ch(ステレオ)は左右2台のチャンネルで自然な音の広がりを作りますが、サブウーファーがあることで、映像やゲーム音声の迫力が増します。
低音重視なら2.1ch、シンプルさを重視するなら2ch(ステレオ)で良いでしょう。
サラウンドの5.1chや7.1chも同じ仕組みでサブウーファーがあります。 -
Q3スピーカーの出力(W数)はどれくらいが目安ですか?
日常使いであれば、定格で5W~10W程度が目安になります。
一般的に、モニターに搭載されるスピーカーが2W~3W×2のため、それよりもW数が高いものを選ぶと良いでしょう。
さらに映画や低音を楽しみたい方は、10~25Wのスピーカーもおすすめです。
スピーカーは「最大出力」より「定格(RMS)」の値を目安に選ぶと、音量を上げた時の音割れを防ぐことができます。 -
Q4再生周波数帯域とはなんですか?
再生周波数帯域とは、音がどの周波数(Hz)まで鳴るかの範囲のことを言います。
音は、周波数が低いほど太く低音になり、周波数が高いほど細く高音になります。
帯域が広いほど再生できる音の幅は広くなりますが、音質の良し悪しとは直接関係しません。
帯域は、どのくらいの音量(dB)まで再生できるかという「周波数特性」をもとに算出されるため、仕様上では「周波数特性」と表記されることもあります。
・再生周波数帯域:機器が鳴らせる最低音〜最高音の範囲を数値で示したもの(例:50Hz–20kHz)。
・周波数特性:低音から高音まで、どの高さの音がどれだけの音量で出るかを示したもの(例:50Hz–20kHz ±3dB)。
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