あの名作ゲーミングキーボードがお手頃価格で手に入る!Razer「BlackWidow Lite JP」を徹底レビュー

あの名作ゲーミングキーボードがお手頃価格で手に入る!Razer「BlackWidow Lite JP」を徹底レビュー

公開日:2021/1/15

 今回ご紹介するのは、Razer社製のゲーミングキーボード「BlackWidow Lite JP」です。Razer社の名作「BlackWidow」のコンパクトモデルである本製品。比較的お手頃な価格ながら、ゲーミングキーボードに必要な要素がぎゅっと詰め込まれた、コストパフォーマンスの高いキーボードに仕上がっています。実際の使用感を交えながら、詳細を確認していきましょう。

 


レビューで使っているRazer BlackWidow Lite JPはこちら!


基本スペック

・約361×133×36.2mm

・日本語配列 テンキーレス

・Razer™ メカニカルスイッチ (オレンジ) 静音リング付属

・8,000 万回のキーストローク寿命

・10キーまでの同時押し対応

・各キーへのマクロ割り当て+クイック記録機能

・バックライト

 

 基本的なスペックはこちら。とにかくシンプルかつ高性能なのが、「BlackWidow Lite JP」の魅力です。一つひとつを詳しく見ていきましょう。

 

 まずキースイッチには俗に「オレンジ軸」と呼ばれる、Razer社独自のメカニカルスイッチが採用されています。ゲーミングキーボード特有の、押したキーが跳ね返ってくるような打鍵感(キーを押した時の感触)が得られるうえに、静音性も兼ね備えているのが特徴です。それに加えて本製品には、付属品として静音リング(キーの内部に取り付けるゴム製のリング)が同梱されているため、タイピングしていてもうるさく感じることはほとんどありません。仕事などの普段使いでも大活躍してくれるでしょう。

 

 もちろん、ゲーミングキーボードとして必要な性能もばっちり備わっています。キーの同時入力は10キーまで対応。複数のキーを同時に押したときの、誤入力防止(アンチゴースト)機能も搭載されています。また、高水準なキーの耐久性も見逃せません。3,000~5,000万回が寿命とされているゲーミングキーボードが多いなか、「BlackWidow Lite JP」はなんと8,000万回。その他、マクロの記録や各キーへの割り当てが可能なのもうれしいポイントですね。

 


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外観

 続いて、キーボードの外観を見ていきましょう。

 こちらの写真からおわかりいただけるとおり、外枠やパームレストが省略された、すっきりとしたデザインになっています。一見するとゲーミングキーボードには思えないかもしれません。一般的なキーボードと比べて幅・奥行きがコンパクトなため、デスクが狭くても問題なく使えそうです。パソコンと接続するケーブルは取り外し可能なUSB方式。写真のように付属のストラップで束ねることができ、持ち運びも楽に行えます。

 ブランドロゴの刻印はかなり控えめです。Razerファンの筆者にとっては少し寂しいところですが、職場や外出先で使っても目立たないのは大きなメリットですね。

 各キーにはホワイトのバックライトが搭載されています。フルサイズモデルである「BlackWidow」「BlackWidow V3」の鮮やかなライティングと比べると、シンプルな光り方です。前述のデザインと相まって、一貫性のある、洗練された印象を受けますね。

 

 ただし、バックライトの色を変えたり、キー単位でライティングを設定したりできない点には注意が必要です。ライティングのオン/オフや光度の変更自体は可能ですが、「自分好みに設定したい!」という方は、少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。

 キーボードの傾きを調整するスタンドはこちら。角度は1段階のみとなっており、立てた状態でも傾斜は緩やかです。

 


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実際に使ってみた感想

 ここからはいよいよ、実際に「BlackWidow Lite JP」を使ってみた感想をお伝えします。キーそのものの感触をチェックした後に、ゲームでの使用感を見ていきましょう。

 

打鍵感(打鍵音)

 基本スペックでも触れたように、「BlackWidow Lite JP」の打鍵感は独特です。押したキーが沈む感覚は一般的なキーボードと同じですが、底まで押し込んだときに確かな反発を感じます。一方で、「カチッ、カチッ」といういわゆる“クリック感”は控えめ。

 

 その分、打鍵“音”はかなり抑えられています。ゲーミングキーボードにありがちな、「ボイスチャットに打鍵音が入ってしまう」「一緒に住んでいる人に迷惑がかかる」……といったトラブルはまず起こらないはずです。また、付属の静音リングを取り付けたキーは、静音性がさらにアップします。反発が若干弱くなるのが玉に瑕ですが、特定のキー(例えば「W」「A」「S」「D」)だけに取り付けるなど、都合に合わせて使い分ければ問題ないでしょう。

 

ゲームでの使用(『Apex Legends』編)

 「BlackWidow Lite JP」を使って、FPSゲーム『Apex Legends』をプレイしてみました。キーの同時押しや、押す/離すの切り替えといった複雑な操作を、状況に合わせて素早く行う必要がある同タイトル。はたして一般的なキーボードを使ってプレイしたときと比べて、はっきりとした違いを感じられるのでしょうか。ゲーミングキーボードとしてのお手並み拝見です。

 

 まずは基本的な操作から。「W」「A」「S」「D」での移動からしゃがみやダッシュ、武器の切り替えまで、打鍵感がしっかりと得られるおかげでスムーズに行えます。また、キーの静音性も意外と重要なポイントでした。敵と交戦する場面で、いくつものキーを激しく押しても、打鍵音がそれほど気にならないのです。そのおかげで銃声や敵の足音など、ゲーム内の音声をクリアに聴くことができました。ボイスチャットをしているときには、特に恩恵が大きそうです。

 

 また、ジャンプやスライディングなど、“ここぞ”というときの操作も文句なしのレスポンスです。5、6つのキーを同時に押しても、誤動作はまったくありませんでした。残念ながら、「良いキーボードを使っているからプレイがうまくなる」……ということはありませんが、思ったとおり(入力したとおり)にキャラクターを操作できるのは気持ちいいですね。

 

 今回は合計3時間ほどのプレイでしたが、「BlackWidow Lite JP」は使えば使うほど、「やっぱりひと味違うな」と思わせてくれるキーボードでした。

 

タイピングでの使用

 続いてご紹介するのは、長文をタイピングするときの使用感です。「BlackWidow Lite JP」はデザインからもわかるように、普段使いすることをかなり意識して作られたキーボード。

 せっかくならということで、本記事のここまで、約2,500字をタイピングするのに使ってみました。

 

 第一印象は、「打鍵感が軽いため長時間タイピングしても疲れない」です。クリック感が強いゲーミングキーボードは、意外とキーを押すのに指の力が必要になります。その点「BlackWidow Lite JP」は軽快にタイピングできるため、指が疲れたり手がだるくなってしまったりすることはありませんでした。コンパクトな作りということもあり、ノートパソコンの外付けキーボードとして使うのにもよさそうですね。

 

総評

 「BlackWidow Lite JP」は、「BlackWidow」本来の魅力を最大限残したまま、コンパクトに仕上げられています。比較的お手頃な価格に対して、重要な部分をしっかりと押さえた性能。そして、洗練されたスマートなデザイン。コンパクトモデルではありますが、「新しく生まれ変わったBlackWidow」と言っても差し支えないでしょう。特に静音性やシンプルなバックライトが備わったことで、より普段使いしやすくなったのは大きな魅力です。

 

 Razer製品に憧れている方から、ゲーミングキーボードの買い替えを検討している方。ゲーミングキーボードを使ってみたいと考えている方や、とにかく性能の良いキーボードを探している方まで。「BlackWidow Lite JP」は、どんな方に向けてでも自信を持っておすすめできるキーボードです。その性能を、ぜひ実際に体感してみてはいかがでしょうか。

 

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