中学生におすすめの初心者向けパソコン3選!選び方や注意点とは?
中学生の子供がいると、「自分専用のパソコンが欲しい」と言われることも多いのではないでしょうか。
近頃は新型コロナウイルスの影響もあり、自宅での学習用やお友達とのオンラインゲームなど、パソコンの需要が急激に伸びています。
今回は、中学生におすすめのパソコンの選び方や、注意点について解説します。
中学生向けのパソコンの選び方とは?
中学生向けのパソコン選びで重要なのは、用途と性能のバランスです。用途が決まれば、目標となる性能も決まってくるものです。
ここでは、用途からパソコンを選択するコツをお伝えします。
用途を決めて選ぶ
子供に良いパソコンを選ぶために、まずは使用用途を定めましょう。処理の重い作業をするかどうかで、必要な性能が大きく変わってきます。
ネットの閲覧や学習課題の作成をするだけなら、低スペックのパソコンでも十分です。以下のような使い方も範囲に入るようであれば、高スペックのパソコンを選んであげてもよいでしょう。
・3Dゲーム
・動画編集
・プログラミング
お子さんが何をメインに使いたいのか、本人の希望をしっかり確認してから決めていただくのがおすすめです。
スペックで選ぶ
パソコン購入時には、やはり基本的なスペックを確認することが大切です。
必ず確認しておきたい、いくつかのスペックについて解説します。
CPU
CPUは、パソコンの中核となる頭脳のようなパーツです。CPUの性能は「コア/スレッド」の数と、「クロック周波数」の組み合わせで表現されます。
「コア/スレッド」の数が多いほど複数の処理を同時に行うことができ、「クロック周波数」が高いほど、一つの処理にかける速度が上がります。
CPUを製造しているメーカー有名な企業には「インテル」と「AMD」の2社があり、以下のような製品群が用意されています。
CPUのグレード | Intel(インテル) | AMD(エーエムディー) |
高負荷な複数の作業を同時処理できる高性能モデル |
Core i7 | Ryzen7 |
高負荷処理にも対応できる中級モデル | Core i5 | Ryzen5 |
事務処理や負荷の低い処理を行う標準モデル | Core i3 | Ryzen3 |
かんたんな処理を行うのに十分な入門用モデル | Celeron | Athron |
メモリ
現在実行中のプログラムやデータを広げる「作業机」のような役割を果たすのがメモリです。
パソコンは一度にたくさんの仕事をしていますので、机が小さいと、作業途中のデータをその都度棚に戻したり、棚から持ってきたりという大変な手間がかかってしまいます。
調べ物やかんたんな書類の作成などは4GB程度のメモリでも十分ですが、負荷のかかる処理やたくさんのプログラムを同時に行うときには、処理に時間がかかるという場合もあります。
パソコンで本格的な作業を行う場合は、8GB~16GB程度のメモリがあると安心でしょう。
ストレージ
メモリが作業机だとしたら、「棚」や「引き出し」の役割を果たすのがストレージです。
動画や写真、プログラムなどのデータを保存する場所です。
ストレージの性能は、「容量」と「種類」の2つで決めることができます。
・容量
ストレージの容量はデータを保存できる「器」の大きさを表しています。
低価格版のパソコンでは64GB程度から用意されおり、価格が高くなるにつれて256GB、512GB、1TBなどの容量から選ぶことができます。
容量は多いに越したことはありませんが、大きさに合わせて価格も高くなりますので、あまり頻繁に使わないデータはUSBメモリやSDカードなどの外部ストレージに保管することでコストを下げるといった工夫も可能です。
・種類
パソコンで使われるストレージには、「HDD」、「eMMC」「SSD」の3種類があります。
HDD(ハードディスク)は円盤状の保存領域にデータを書き込んで保存するパーツで、低価格でたくさんのデータ保存が可能です。
eMMCはコンパクトでかつ低消費電力が魅力のストレージです。容量は多くはありませんが低コストで搭載できるため、低価格版のパソコンでよく採用されています。
SSDは読み込み・書き込み速度が早く、HDDよりも高速でデータ処理が可能です。
また、SSDは小型で落下などの衝撃に強いため、ノートパソコンにも最適です。
メインのストレージとして高速なSSDを使い、データ保存用にはサブストレージとしてHDDを使うといった使い分けをされるケースも多々あります。
MacかWindowsか?
基本的には、普段使い慣れている学校のパソコンに合わせて選択すると良いでしょう。
Macは外観や操作方法に洗練されたデザインが採用されていて、「おしゃれ」に感じる要素が多いことが特長です。
また、同じメーカーで開発しているiPhoneやiPadとの親和性が高く、セットで使うときに便利になる機能が豊富に搭載されています。
Windowsは基本システムである「OS(オペレーションシステム)」はマイクロソフト社が開発し、世界中のメーカーがパソコン本体に組み込んで販売しています。
そのためにMacよりもたくさんの本体デザイン・種類があり、流通量が多いことが特長です。
また、使用している人が多い分、使い方を紹介している書籍やネット上の情報も多いところが魅力です。
デスクトップかノートか?
パソコンには据え置き型のデスクトップパソコンと、持ち運びができるノートパソコンがあります。
負荷の高い操作をおこなうときは、デスクトップ型を選んでいただくと安定して動作したり、性能を最大限に発揮できたりします。必要に合わせて内部パーツの交換もできるので、長期的に見るとコストを削減できるメリットがあります。
ノートパソコンはディスプレイと本体が一体になっているのでどこにでも持ち運べることがメリットで、バッテリーが持つ限りは電源がない場所でも作業できることが魅力です。デスクトップに比べると接続するケーブルの数も少なくてすむので、スッキリとした配置が可能になります。
子供のパソコンに利用制限を付ける方法とは?
「ウイルスや有害なコンテンツなど、パソコンならではのトラブルが心配」という親御さんも多いのではないでしょうか。
そんなときには、Windows 10に標準搭載されている、「ファミリー機能」を利用すると便利です。
Windows10のファミリー機能でできること
ファミリー機能を使用することで、未成年の子供に対して以下のような制限をつけることができます。
・Webサイトの閲覧制限
・アプリやゲームの起動制限
・使用時間制限
・購入や支払いの制限
・遠隔からの現在地検索
誰でも簡単に設定できますが、わからなくても調べればすぐに解決するのがWindowsのいいところです。
ファミリー機能を使いこなして、お子さんの安全なパソコン環境を整えましょう。
ファミリー機能やアクセス制限の設定は、こちらの記事でご紹介しています。
中学生におすすめのパソコン2選!
中学生の初めてのパソコンは、具体的にどのようなものを買えばいいか迷う人も多いのではないかと思います。
用途にあったパソコンを購入するためにおすすめな、中学生におすすめの機種を2つ紹介します。
THIRDWAVE DX-A5 Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版
THIRDWAVE DX-A5は、CPUにintel Core i5、16GBメモリ、ストレージには処理速度が500GB NVMe SSDを採用しており、先に紹介した2機種よりもかなり高スペックなノートパソコンです。
使い勝手の良いミドルクラスのCPUを搭載しているので、お子さんがネットを使いながら色々なソフトを立ち上げるといった場合にもストレスなく処理ができます。
画像編集や動画編集といった様々な作業にもチャレンジでき、基本的な操作に慣れた中学生におすすめです。
また、話題のゲームMinecraft(マインクラフト)が同梱されているのも、中学生には嬉しいポイントでしょう。
Magnate IM 16GBメモリ搭載/Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版
Magnate IMはドスパラのホーム・ビジネス向けPCとして人気No.1の、価格が抑えられた安価なデスクトップパソコンです。
CPUに6コア12スレッドのintel Core i5を搭載し、複数の作業も安定して処理ができます。
液晶モニターは別売りですが、2スロット占有タイプのグラフィックボードにも対応しているので、将来パソコンをアップグレードしたくなったときに、買い換えなくても必要なパーツを付け足して性能アップできるのが嬉しいポイントです。
こちらもリンク先のモデルでは、Minecraft(マインクラフト)が同梱されています。