子供にパソコンをいつから使わせるべき?早くから使う注意点や選び方を解説

公開日:2021/9/22

2020年に小学校でプログラミング教育がスタートしたことで、小学生からパソコンを子供に学ばせようと考えている家庭も多いのではないでしょうか。
しかし「何年生から始めるべき?」と、購入時期が分からないということも多いようです。
この記事では、子供にパソコンを使わせるベストな時期、使うときの注意点、選び方などを解説します。
子供にパソコンを使わせることに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

子供にパソコンを使わせるのはいつからがベスト?

子供にパソコンを使わせるなら、それなりに操作ができる年齢である必要があります。
おすすめの時期、パソコンを使わせるメリットと注意点を解説します。

小学校1~2年生からがおすすめ

子供にパソコンを使わせる時期は、できれば小学校1~2年生からがおすすめです。
この時期の子供は覚えがとても早いので、小学校1年生でも使い方を教えればすぐに使いこなすことができるでしょう。
しかし、なかなか理解ができない、乱暴に扱うといった心配がある場合は、小学校2年生以降に始めましょう。
パソコンを使う時期は、お子さんの適性を見て判断するのがポイントです。

タブレット型パソコンよりノートパソコンが良い理由

最新のパソコン情報を調べていると薄型軽量の「タブレット型パソコン」が紹介されていることがあり、「大きなパソコンではなくタブレットでも十分なのでは?」と考える方もいるでしょう。
しかし、ノートパソコンには、タブレット型パソコンよりも多くのメリットがあります。
具体的なメリットについてご紹介します。

性能の違い

タブレットは「薄型・軽量」であることが最大の魅力ですが、パソコンのパーツをコンパクトなボディに詰め込んでいるため、バッテリー容量やCPU・メモリなどの性能を犠牲にしていることが多くあります。
「ちょっとした調べ物」には手軽で使いやすいものの、学校の課題に取り組んだり、作品作りをしたりしていると、次第に負荷がかかって動作が重くなってしまうモデルが多くあります。
また、高性能なモデルであっても、十分な廃熱処理が施されていないので、長く使っていると本体が熱くなってしまうといったケースもあります。
一方で、ノートパソコンでは内部の熱を処理するためのファンが内蔵されていたり、CPU自体が高熱になりにくいモデルを採用していたりします。

耐久性の違い

タブレットPCは、ディスプレイ本体とキーボードが脱着式になっているものや、タブレット単体にキーボードをBluetooth(ブルートゥース)で接続できるものなど、便利なモデルが多くあります。
しかし、脱着式のものは付属のキーボード自体が薄型軽量を優先していて入力しにくかったり、接続するコネクタ部分が汚れるとうまく認識されなかったりというトラブルも発生します。
また、Bluetoothキーボードでは電池の持ち時間を気にすることや、電波状況で繋がりにくいなど想定外のことに気を取られることもあります。
操作になれるまでは、ディスプレイとキーボードが一体型になっているノートパソコンを選んでいただくほうがよいでしょう。

プログラミング教育に早くから慣れさせる

2020年にプログラミング教育が小学校で必修化されたことで、プログラミングへの注目が集まっています。
そんなプログラミングに早めに触れさせられるのも、パソコンを使わせるメリットといえます。
ちなみに、プログラミングで学べることは、スキルだけにとどまりません。
プログラミングは『目的達成に向けて効率的に解決できる力』を養うこともできます。
こういった力は子供にとってこれから必要となるスキルといえます。
このことから、プログラミング教育においても、小さな画面のタブレットを使うより、大きな画面で安定感のあるノートパソコンを使って学習させる方がおすすめです。

子供にパソコンを使わせる場合の注意点

パソコンは、子供に色々なことを学ばせることができる、とても優秀なツールです。
その反面、使い方を誤ると、子供に危害が及ぶ可能性もあります。
子供にパソコンを使わせる場合に、覚えておきたい注意点について解説していきます。

パソコンの操作制限が必須

子供にパソコンを使わせる場合は、必ず操作制限をかけましょう。
「有害なサイトの閲覧」「長時間の使用」といったことを防げます。
操作制限の具体的な方法として、Windows10の「ファミリー機能」を使うのがおすすめです。
Windows10のファミリー機能をで子供のアカウントと紐づけることで、簡単に色々な操作制限をかけることができます。

主に以下の内容を制限します。

・不適切なWebサイトの閲覧
・使用時間
・使えるアプリやゲーム
・課金する金額

子供が安全に使えるように、操作制限は必ずかけておきましょう。

設定方法など詳しくは、こちらの記事をご参照ください。

ルールを決める

パソコンを使うときのルールは、あらかじめ決めておきましょう。
操作制限をかけたとしても、子供自身が使い方を守らなければ安心とはいえません。
使い方のルールは、子供と一緒に決めましょう。
子供が納得していないルールは意味がありません。
子供としっかり話し合い、お互いに納得した上で使わせるようにしましょう。

子供用の初めてのパソコンの選び方

子供に初めて使わせるパソコンは、どのようなものがいいか迷う人も多いようです。
子供に初めてパソコンを購入する場合の選び方や、さらにその後の買い替える時期について解説していきます。

初めてのパソコンは安価でOK

子供が初めて使うパソコンは安価なもので十分です。
なぜなら、最初はパソコンの基本的な操作ができれば問題ないからです。
特に低学年の間は、パソコンの操作に慣れずに嫌になってしまう場合もありますし、乱暴に扱ってすぐに壊してしまう可能性もあります。
初めて買うパソコンは安価なものにしておき、子供がパソコンに興味を持ってくれるか様子をみましょう。

高学年になるとある程度のスペックが必要

子供が小学校高学年になってパソコンを使うことに慣れてくると、ある程度スペックのあるパソコンが必要です。
ゲームや動画編集、プログラミングといった、さらにステップアップしたことをやりたがるようになるからです。
最初は安価なパソコンを選んでおき、そのようなことに興味を持ち始めたら買い替える時期だと考えておくと良いでしょう。

子供の初めてのパソコンのおすすめの機種2選!

子供が初めて使うパソコンの選び方がわかっても、具体的にどんなものがよいのか悩む人も多いと思います。
ここでは、子供に初めて使わせるのにおすすめのパソコンを2機種ご紹介します。

THIRDWAVE DX-A5

THIRDWAVE DX-A5は、 CPUがCore i5-1240P、メモリが16GB、ストレージが500GB NVMe SSDを採用しており「インターネットで検索する」「文章を作成する」といった基本的な操作は問題なくできます。
ビジネスでも十分に使用できるモデルなので、お子さんが成長してプログラミング等を始めても十分なスペックです。
さらに、明るい所でも見やすいフルHD ノングレア液晶を採用しているので、お子さんの目の負担を軽減することができます。
ただし、最新の3Dゲームなど重い処理をおこなうソフトは快適に動作しない場合がありますので、購入前にご確認ください。
文書作成やネット閲覧、動画の視聴といった基本的な使い方をおすすめします。

Magnate IM 16GBメモリ搭載

Magnate IMは、安定した動作と高い拡張性が人気のデスクトップPCです。液晶モニターは別売りとなります。
大きなケースでパソコン内部の熱を放出しやすくなっていて、ノートパソコンと比較すると長時間使用・長耐久といった面で優れているモデルです。
小学校高学年になって本格的にプログラミングソフトを使用したり、画像編集や動画編集などをしたりと、色々なことを始めたいお子さんにおすすめです。
また、内部のパーツを入れ替えることも可能なので、将来お子さんが3Dゲームや動画編集などに興味を持った時に、用途に合わせて内部パーツを入れ替えて性能をアップグレードさせることが可能です。