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ゲーミングキーボード Razer「Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch」

【レビュー】ゲーミングキーボード Razer「Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch」 トーナメントモデルの名に恥じない超高速モデルを徹底解説

公開日:2021/5/31

 今回ご紹介するのはRazer社製のゲーミングキーボード「Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch」です。コンパクトなボディに重要な機能だけがぎゅっと詰め込まれ、機能美すら感じる本製品。耐久性やキースイッチの性能に目を向けても、他の追随を許さない逸品に仕上がっています。実際の使用感を交えながら、詳細を確認していきましょう。

 


今回レビューで使う商品はこちら!
Razer Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch (RZ03-03080500-R3J1)


基本スペック

接続 USB
キーレイアウト 日本語配列
キースイッチ Razer リニアオプティカルスイッチ

 

 基本的なスペックはこちらです。まずキーレイアウトには、日本語配列・テンキーレスを採用。タイピングなどの普段使いでも利便性の高いレイアウトながら、テンキーがないことによって、省スペース性も兼ね備えているのが特徴です。極限まで省略された外枠やパームレストも相まって、「Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch」のサイズはかなりコンパクトに収まっています。他のゲーミングキーボードを使う場合と比較して、かなり自由にデスク上のスペースを活用できるでしょう。こちらについての詳細は、後ほど「外観」の項目でご紹介します。

 

 さて次に、「Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch」の最大の特徴とも言えるキースイッチの解説に入りましょう。超高速の反応速度を誇る「Razer リニアオプティカルスイッチ」は、Razer社が独自開発したキースイッチです。

 

 その一番の特徴は、光学式のメカニズムを採用している点にあります。そもそも従来のキースイッチでは、内部の部品が物理的に接触することによりキー入力が行われています。一方で「Razer リニアオプティカルスイッチ」では、キーを押した瞬間に光がキー内部を通り抜け、パソコンに信号を送信。キーを押してから入力が行われるまでのラグを最小限に抑えています。

 

 また物理的な面を見ても、軽いキータッチとわずか1mmの作動点(キーをどれだけ押し込めば入力が行われるのかを表した数値)をあわせ持っているなど、とにかく徹底的に反応速度を速くするための工夫がなされています。反応速度をウリにしている他のキースイッチと比較しても、随一の性能を持っていると言えるでしょう。

 

 それに加えて、キーストローク寿命はなんと驚異の1億回。一般的なキーボードはもちろん、数あるゲーミングキーボードの中でも屈指の耐久性を兼ね備えています。どれだけ使い倒しても壊れてしまう心配がないため、その高い性能を心おきなく味わえるはずです。

 

 最後にご紹介するのは、ゲーミングキーボードをご紹介するうえで外せないバックライトです。「Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch」のバックライトは専用ソフトである「Razer Chroma RGB」に対応しており、全1,680 万色から好きな色に光らせることができます。ライティングのパターンを含めて、世界でひとつだけのカスタマイズを作りあげられるのが魅力ですね。

 

 その他にもオンボードメモリにも記録が可能なマクロ機能など、取り上げたい機能はまだまだ残っています。しかし基本スペックの紹介はいったんここまでにして、次は外観の確認に移っていきましょう。

 


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外観

 まず、キーボード全体を撮影した画像がこちらです。基本スペックでも触れたとおり、一見しただけでも、かなりコンパクトなサイズであることがおわかりいただけるかと思います。

 本体のトッププレートの素材にはアルミが採用されており、耐久性はもちろん高級感のあふれるデザインに仕上がっているのが特徴です。

 

 こちらはキーを真横から撮影した画像です。外枠やカバーがなく、極限まで無駄が省かれた、洗練された印象を受けますね。

 

 キーキャップの素材には「PBT」と呼ばれる樹脂が採用されています。一般的なキーボードに多く見られるABS樹脂と比べて耐久性に優れるうえに、いわゆる“プラスチック感”が薄い質感を持っているのが特徴です。

 また、ベースとなるキーキャップと印字部分には、それぞれ色の違うPBTが使用されています。表面に文字がプリントされているわけではないため、使いつづけていくうちに摩耗していく心配は一切ありません。

 

 バックライトは淡く浮かび上がるような落ち着いた光が特徴です。本体のデザインに雰囲気がぴったりとマッチしています。

 


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実際に使ってみた感想

 さてここからは、いよいよ「Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch」を実際に使ってみた感想をお伝えしていきます。キーそのものの感触をチェックしたあとに、ゲームでの使用感を見ていきましょう。

 

打鍵感(打鍵音)

 「Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch」を使用して実際にタイピングをしている様子がこちらです。

 前述したとおり「Razer リニアオプティカルスイッチ」の打鍵感はかなり軽めです。キーを押す際にほぼ力を入れる必要がなく、スムーズにタイピングできる印象を受けます。

 

 一点、他のリニアスイッチと比較してやや打鍵音が大きい部分には注意が必要かもしれません。とは言え、メカニカルキーボード全体で見れば静音性に優れている部類に入ることは間違いないため、普段タイピングをしているときにうるさいと感じることはほとんどないでしょう。

 

ゲームでの使用(『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』編)

 ここからは「Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch」を使ってゲームをプレイした感想をお伝えします。今回レビューのためにプレイしたタイトルは、MOBAゲーム『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』です。キャラクター以外の操作をすべてキーボードで行うため、一つひとつのキー入力が重要になる同タイトル。反応速度の違いがどのように感じられるのか、筆者が確かめてみました。

 

 実際にプレイをしてみると、キーを押してからキー入力がされるまでのラグの少なさに驚かされます。あらかじめキースイッチの特徴は知っていましたが、体感すると「ここまで違うのか」とあらためて思い知らされるのです。複数のキーを素早く押すような場面はもちろん、単純な操作においても明確な違いを体感できるほどでした。

 

 少し気になったポイントとしては、とにかく反応速度に特化していることから、慣れるまでの間にときどき誤タッチを起こしてしまったところでしょうか。欠点と言うよりは、普段使っているキーボードとの違いに起因しているイメージです。1時間程度プレイした時点でほぼ思い通りの操作ができるようになったため、「多少の慣れが必要」程度の認識を持っておくと良さそうです。また、普段から赤軸や銀軸のゲーミングキーボードを使っている方であれば、違和感なく移行ができるのではないかと思います。

 

 総じて「Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch」の圧倒的な反応速度は、対人ゲームをプレイするうえで心強い味方になってくれると感じました。今回プレイしたのはMOBAでしたが、FPSをはじめとした他のジャンルでもいかんなくその実力を発揮してくれるはずです。

 

総評

 一般的なキーボードと比較して高い反応速度を備えている点は、ゲーミングキーボードの最たる特徴と言えるでしょう。その中でも「Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch」は、ひときわ輝きを放っています。その他の機能・耐久性・デザインが高水準であり、すべてのゲーマーにおすすめできる逸品です。

 

 コンマ1秒単位で反応速度を高めたい方や、競技レベルで使用可能なキーボードをお探しの方は、ぜひ一度「Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch」の性能を体感してみてはいかがでしょうか。その圧倒的な反応速度を味わってしまうと、他のゲーミングキーボードにはもう戻れなくなってしまうでしょう。

 


今回レビューした商品はこちら!
Razer Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch (RZ03-03080500-R3J1)