iPhoneはWindowsパソコンと連携できる？連携方法や共有データの種類を紹介！

Apple製のスマートフォン「iPhone」は、同じAppleのパソコンであるMacと相性が良いですが、Windowsのパソコンとも連携できるのでしょうか。実際に、自宅やオフィスでWindows搭載パソコンを使っている方は多いでしょう。また、iPhoneはパソコンと連携させるとより便利に使えるようになります。

そこで今回は、iPhoneとWindowsのパソコンを連携する方法を詳しく紹介します。

iPhoneを使っていてパソコンと連携したいとき、パソコンも同じApple製品のMacである必要があるでしょうか。実際に、iPhoneユーザーの中には、「スマホがiPhoneだからパソコンもMacにしよう」という方もいるでしょう。

しかし、実際のところは、Windowsのパソコンでも連携用のソフトである「iTunes」のWindows版ソフトが用意されているので、iPhoneとWindowsパソコンの間でも問題なく連携ができます。仕事やプライベートなどでWindowsパソコンを使っている方は、無理にMacに変える必要はありません。

iPhoneとパソコンを連携させる方法を押さえておけば、iPhone単体で使うのよりもずっと多くの管理ができるので、より便利にiPhoneを使えるようになるでしょう。

WindowsのパソコンでiPhoneと連携する代表的な方法は、Windows版のiTunesの利用です。「Microsoft Store」かAppleの公式サイトから、「iTunes for Windows」をダウンロードします。

iTunesではiPhoneのメディアコレクションをまとめてパソコン内で管理したり、バックアップを取ったりと、幅広い連携ができます。また、iPhone以外にもiPadやiPod touchなどのiOSデバイスをWindowsパソコンで管理できるのが特徴です。

Appleが提供しているクラウドサービス「Windows 用 iCloud」を使ってiPhoneとデータの同期をとるというパターンもあります。Windows用のiCloudを利用することで、オンライサービスでさまざまなデータを連携し、iPhoneで撮影した写真やビデオなどのバックアップもとることができます。

iTunesを利用する場合、iPhoneとパソコンを連携させるときはUSBケーブルを使って接続するのが基本です。しかし、iTunesには「Wi-Fi同期」という機能があり、この機能を利用すればワイヤレスで同期できます。
このWi-Fi同期は、iPhoneとWindowsパソコンが同じWi-Fi環境下にあり、iPhoneが充電されていることが条件です。
もし、iPhoneとWindowsパソコンが同じWi-Fiに接続しているのであれば、iPhoneを充電すれば自動的に同期されます。

iTunesではWi-Fi同期ができるため、接続ケーブルを使わなくてもiCloudと同様にワイヤレスでパソコンと同期できます。どちらもワイヤレスで通信できますが、iTunesでWi-Fi同期をするためには、同じWi-Fi環境下にいる必要があります。
自宅やオフィスであればすでにWi-Fiの設定ができているでしょうが、外出先ではiPhoneとパソコンそれぞれに新しくWi-Fi設定をしないと同期ができません。
それに対してiCloudはAppleのクラウドサービスなので、ネット環境があればどこでも同期ができます。外出先でもクラウド上のデータを頻繁に利用する場合や、あまりパソコンを使用しないといった場合は、iCloudを利用するとよいでしょう。

ほかにも、iTunesとiCloudではバックアップに使える容量の違いがあります。iTunesはインストールしたパソコンのストレージにデータのバックアップを保存できるので、ストレージの容量を十分に活用できます。また、iTunesではiPhoneの通話履歴やカレンダーに記入した内容など幅広いデータをバックアップできます。
iCloudでは基本料金は無料ですが、5GB以上のデータをバックアップするためには有料サービスを契約する必要があります。最大2TBまでデータを保存できますが、その際はサブスクリプション契約となり、最大で月額1,300円かかるので注意しましょう。

Windowsのパソコンでも問題なくiPhoneと連携できます。連携方法は大きく分けてiTunesとiCloudの2種類であり、それぞれ特徴が異なります。そのため、iCloudで使用できる容量に応じて同期する方法やデータの種類を上手く使い分けると良いでしょう。

iPhoneとパソコンを連携させることで、iPhoneをより便利に使えるようになります。ぜひ試してみてください。