低価格でも互換性大!WPS Office 2のおすすめポイントを解説!

公開日:2021/12/20

パソコンで作業するとき、よく使われるのがオフィスソフトです。
仕事ではほぼ必須で、プライベートでも使っているという方も多いソフトになります。
しかし、有名なソフトは価格が高くて、個人では手が出しにくいという方もいらっしゃるでしょう。
そこでおすすめしたいのが「WPS Office2」という製品です。

今回は、WPS Office 2をおすすめするポイントをご紹介します。

WPS Office2 とは

WPS Office2は、キングソフト(KINGSOFT)が販売するオフィスソフトです。
以前は「キングソフトオフィス」という名前で販売されていましたが、2016年に名称変更・リブランディングされ、現在のソフト名になりました。
全世界で10億人以上が使用しており、Microsoft Officeについで世界シェア第2位となっています。
3つのソフト(WPS Writer/WPS Spreadsheets/WPS Presentation)とPDFビューワー(WPS PDF)が入っており、オフィス作業に必要な機能が備わっています。
また、WPS Office2では、Microsoftの同等製品に操作性や表示形式を最大限近づけて作られています。

Microsoft製品を使ったことがある方なら、それほど違和感なく使い始められるように工夫されています。
それぞれのオフィスソフトについて、順番に解説していきます。

WPS Writer

文書作成ソフトです。
ビジネス文書や論文といった一般的な文書の他、はがきやチラシなどの作成にも対応しています。
下記のような、あると便利な機能も搭載しています。

  • 表やグラフ・図の作成と挿入
  • 脚注・文末脚注区切りの表示や文字にルビを振る

WPS Spreadsheets

表計算ソフトです。
表計算・集計・データを活用したグラフ作成だけでなく、住所録や備品管理表などのデータ管理にも最適です。

  • 最大行数1,048,576行
  • 最大列数16,384列

表示出来る行・列数も多く、Microsoft Excel 2007/2010 形式(xlsx)ファイルで保存可能で、Microsoft Excel ユーザーとファイル共有しても問題ありません。

WPS Presentation

プレゼンテーション資料作成ソフトです。
図やイラスト、グラフなどを載せたスライド作成ができます。
高度なスライドショー、アニメーション作成機能にも対応しており、オリジナルの無料テンプレートも用意されています。

WPS PDF

PDF閲覧専用ソフトです。
PDF閲覧だけなら無料の他社製品がありますが、WPS Office2のオフィスソフトとして用意されたことで、ソフトを切り替えることなく、タブ切り替えのみでPDF閲覧ができる点が特徴です。

(タブ切り替えについては次の項目で説明します)

WPS Office2の6つの特徴

WPS Office2の5つの特徴を順番にご紹介します。

Microsoft Office製品で作成したデータとの互換性が高い

オフィスソフトが異なると、使用しているフォントや機能の問題などで、それぞれで作成したデータを他のソフトで読み出せないことがあります。
しかしWPS Office2はMicrosoft Office製品で作成したデータとの互換性が高いため、ほとんどの資料をそのまま読み書きできます。

サポートが充実している

低価格なWPS Office2ですが、サポートが充実しています。

  • 日本語サポートサイト
  • チャットによる問い合わせ対応
  • 電話サポート

特に、電話サポートが付いている点は、他の無料オフィスソフトには無い大きな魅力的のひとつです。
サポートサイトやチャットサポートでは不安という方や、使い方がわからないという方におすすめです。

複数のオフィスソフトを1画面にまとめて表示してくれる(オールインワンモード)

あれもこれも資料を開いていって、気が付いたらオフィスソフトが10個以上開いていたという経験はありませんか?
WPS Office2では、アプリを1画面にまとめて、タブを切り替えて表示できる機能が備わっています(オールインワンモード)
開いた資料がいまどこにあるのかを探す手間が省けるので、アプリをたくさん立ち上げて使う方におすすめしたい機能です。

パソコンだけでなくスマホ・タブレットでも使える

WPS Office2には、スマホ・タブレット用アプリが用意されています。
お手元のスマホなどにアプリをダウンロードすると、パソコンで作成した資料を開くことができるようになり、作業もできます。
移動中などでパソコンが開けないときや、急ぎで内容を確認・修正したいときなどにおすすめの機能です。

価格が安い

WPS Office2は価格の安さも特徴のひとつです。
全製品の中で一番高い「Platinum Edition」(Windows用ソフト)でも10,000円以下となっており、他社の有料製品と比較しても安いです。
Microsoft Officeには備わっている複雑な関数やマクロ・3D表現・フォントなど、普段はあまり使わない機能を削り、ソフト自体を軽くしていることが安さの秘密です。

(WPS Office2の各エディションについては次の項目で解説します)

4つのエディションがある

WPS Office2には4つのエディションがあり、使える機能数と価格が異なります。
自分の利用シーンを想像して、どのエディションが合うのか検討しましょう。

  • Platinum Edition 9,990円(税込)、全機能が使える
  • Gold Edition 7,390円(税込)、一部の特別テーマフォントに制限あり
  • Standard Edition 5,690円(税込)、特別テーマフォントとVBAが利用不可
  • Personal Edition 4,190円(税込)、特別テーマフォントとVBAとPresentationが利用不可

参考までに、Microsoft Officeにも3つのエディションがありますが、一番安い「Office Personal」でも32,184円(税込)です。
WPS Office2の最上位エディション「Platinum Edition」の3倍以上の価格になります。

Microsoft Officeとの違いはあるが、できること・使い方はほとんど変わらない

WPS Office2を使う上で、Microsoft Officeと使い方が変わらないのか?は気になりますよね。
この点についてもしっかり対策が取られており、WPS Office2は各製品でMicrosoft Officeに最大限近づけて作られています。
使い方に大きな違いはなく、Microsoft製品を利用したことがある方なら、それほど違和感なく使い始めることができるようになっています。
また、対応しているデータ形式もほぼ一緒です。
このような工夫があるので、初めてWPS Office2を使う方でもスムーズに移行できるでしょう。

WPS Office2はこんな方におすすめ!

Microsoft Officeとほとんど同じことができて、データの互換性も高く、独自の機能が備わっているのに価格が安いWPS Office2。
ご自身の使い方や求める機能を考えて、もしWPS Office2に変えても問題ないようであれば、コストを抑えつつオフィス業務ができます。

  • オフィスソフトが使いたいけれど、それほど頻繁に使わない
  • ビジネスでも使うけれど高機能である必要はない
  • かんたんな文書作成・表計算・プレゼン資料が作れれば良い
  • メールで届くオフィス文書などを確認できればよい
  • 複雑なマクロは利用しない

体験版が用意されているので、悩んでいる方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?