看護学生もパソコンが必要!おすすめのスペックや必要な機器について解説!
多くの大学で入学時にパソコンの購入が必要となっている中、看護学生も例外ではなく、入学時にパソコンを購入するケースが増えています。
しかし「どんなパソコンを購入すればいいかわからない」という声が多いのも事実です。
そこで今回は、看護学生のパソコンの使い道や、看護学生に最適なパソコンの選び方について解説していきます。
看護学生でパソコンの購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
看護学生もパソコンが必須?主に何に使っているの?
多くの大学でパソコンが「必携化」となっている中、看護学生にとっても各自でノートパソコンを用意することが必須となりつつあります。
それでは、看護学生がどのような場面でパソコンを活用しているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
レポートの作成
看護学生は長文のレポートを書く機会がとても多いです。
手書きのレポートがダメというわけではありませんが、大量に手書きで書いたり消したりといった時間や労力を考えると、パソコンの方が格段に効率よく作業できます。
また、大学にいる時間だけでは作成が終わらない場合も多々あるため、自分のパソコンがあれば自宅でも作業ができるというメリットがあります。
実習の記録の作成
看護学生は、看護実習の記録を作成する機会も多いです。
こちらも手書きで作成するとかなり時間がかかってしまうため、パソコンで作成することで、早く仕上げることができます。
発表する資料の作成
看護学生は、実習の発表資料やグループワークなどでPower Pointを使用してプレゼンテーションの資料を作成する必要もあります。
資料の作成には時間がかかるため、自宅や大学に持ち運びができる個人のノートパソコンがあれば、自宅で仲間とビデオ会議などをして相談しながら作業もできるでしょう。
看護動画の視聴
看護学生は日々看護技術を磨くために技術の動画を見る機会もあります。
スマートフォンでの視聴も可能ですが、画面が小さく、長時間集中して見ていると疲れてしまいます。
そのため、大きな画面で視聴できるノートパソコンがあると見やすく、細かいところまで確認できるというメリットがあります。
卒論の作成
看護学生は4年生になると卒業論文を作成する必要があり、パソコンでの作成が必須です。
論文に載せる資料等の作成も行いますので、学校と自宅の両方でかなりの時間を費やす必要があります。
表計算ソフトや、かんたんな画像編集のスキルも必要となるでしょう。
看護学生がパソコンを選ぶ時の基準とは?
では、看護学生は具体的にどのようなパソコンを選べばいいのでしょうか?
安いからと言って性能の低いパソコンを購入してしまうと、授業についていけなくなったり、最悪買い直しをすることになりかねません。
ここでは、看護学生がパソコンを選ぶときの基準やポイントについて解説します。
持ち運びのしやすさ
看護学生に限らず、多くの学生がまず気にすべきなのは、持ち運びのしやすさです。
基本的に看護学生は、頻繁にパソコンを持って学校と自宅を往復します。
設置型のデスクトップパソコンではなく、持ち運び可能なノートパソコンを選びましょう。
持ち運びを考えた時の重量やバッテリー駆動時間の目安は下記となります。
パソコン本体の重量 |
1.5kg以下(できれば1.3㎏以下) |
バッテリー駆動時間 |
最低8時間以上 |
ほぼ毎日持ち運びをするとなると、100gの重量差や1時間の駆動時間の差が大きな違いとなって現れます。
「重くて持ち運びがつらい…」「バッテリーがもたなすぎて使えない…」といった学生の声もよく聞かれますので、慎重に選びましょう。
レポート作成がストレスなくできるスペック
看護学生のパソコンの用途はレポートや資料作成がメインとなりますので高性能である必要はありませんが、ストレスなく使えるスペックは最低限必要となります。
ここでは、パソコンの性能に大きくかかわるいくつかのスペックについて詳しく解説していきます。
メモリ・CPU
パソコンの中核となるのがメモリとCPUです。
メモリにプログラムがロードされ、CPUで実行されます。
利用者の多いIntel製CPUは、性能の低い順に以下のようなラインナップです。
・Celeron
・Pentium
・Core i3
・Core i5
・Core i7
・Core i9
最新世代のパソコンであれば、最も低性能なCeleronでも文章作成には十分なパフォーマンスを持っています。
さらに、長く使うことを考えると、Core i3からCore i5あたりを狙うとより安心です。
逆に、動画編集のような重い作業を行わない限り、これ以上の性能は必要無いでしょう。
学生が使うPCを選ぶ際は、できればメモリは8GB以上で選んでいただくとよいでしょう。
大学や専門学校も、8GB以上を推奨としている場合があります。
低価格モデルではだいたい5万円以下でCPUにCeleron、メモリが4GBというものもあります。課題の内容が文章作成・かんたんな表計算程度であれば十分に操作できますが、少し重い処理をおこなう可能性がある場合はそれ以上のスペックで選ぶことをおすすめします
ストレージ
ストレージは、低速安価なHDDか、高速高価なSSDのどちらかを選択することになります。
最近は高速なSSDも価格が下がっており、ほとんどのノートパソコンに採用されています。
かけるコストに対して体感性能が大きく向上するので、SSDをおすすめします。
容量については最低限128GB、できれば256GB以上あると安心です。
文章・資料作成ソフトに加え、たくさんのレポートや画像を保存することを考えて、少し大きめを選びましょう。
また、コストを抑えるために外部ストレージを利用する手もあります。
USBメモリや外付けHDDは安価に販売されているので、うまく活用しましょう。
OSの種類
OSは、パソコン上でアプリを起動するための基盤となるソフトウェアです。
有名なものとして、WindowsやMacがあります。
ほとんどの看護学校ではWindowsを推奨していますが、Macを利用して良い場合もあります。
基本的にはWindowsがおすすめですが、どうしてもMacが良いという場合は事前に学校に確認しましょう。
Officeのソフト
Microsoft Officeは、多くの業界で利用されている資料作成ソフトです。
授業によっては、Officeを使ったレポート作成を必須としている場合がありますので、パソコンにOfficeがプレインストールされているタイプを購入するか、別途Offceだけを購入する必要があります。
ただし、多くの大学ではOfficeを無償で使える場合がありますので、事前に必ずチェックしておきましょう。
大学でパソコンスペックに指定がある場合も
学生のパソコン利用が必須となっている現在、トラブルを未然に防ぐため、中には学校側でパソコンの性能を指定している場合もあります。
例えば、三重大学の医学部・看護学科では下記のようなスペックのパソコンを推奨しています。
ディスプレイサイズ |
11~14インチ推奨 |
OS | Windows10または macOS Big Sur |
CPU |
Microsoft Office 2019とコンピュータウイルス対策ソフトが快適に動作すること (Office 2019、Zoom、インターネットブラウザを同時に使用しても快適に動作するスペック推奨) |
メモリ |
4GB以上(8GB以上推奨) |
ストレージ |
120GB以上のSSD(256GB以上のSSD推奨) |
無線LAN |
IEEE802.11a に対応 (IEEE802.11a/g/n/ac に対応推奨) |
カメラ・マイク | 内蔵もしくは外付タイプが必要。ヘッドセット(マイク付きヘッドホン)の購入を推奨 |
バッテリー駆動時間 | カタログ値で8時間以上 |
引用:三重大学 医学部看護学科「ノートパソコン必携化について」
事前に自分が入学する学校の案内を確認し、必要な性能をもったパソコンや周辺機器を揃えましょう。
看護学生が用意しているといい周辺機器
看護学生の場合は、ノートパソコンの他にも用意している方がいい周辺機器もあります。
最後に、入学時に用意しておくと便利な周辺機器をいくつかご紹介します。
プリンター
レポートの課題は、データでの提出を求められる場合もありますが、看護学生の場合、印刷して紙で提出するケースが多いようです。
大学で印刷する場合は他の学生に並んで待つ必要がありますし、コンビニで印刷する場合は枚数が多くなるとかなりの出費が発生してしまいます。
そのため、高性能である必要はありませんので、安価な型落ち品のプリンターを自宅に購入しましょう。
USBメモリ
学校と自分のパソコン間でデータを移動する際に便利なのがUSBメモリです。
USBメモリがあれば、大学から自宅にデータを持ち帰る場合にも便利ですし、万が一のためのバックアップデータの保存用としても使えます。
セキュリティ上の理由から鍵付きのUSBメモリの利用を求められる場合もありますので、セキュリティロック機能付きのものを購入することをおすすめします。
マウス
ノートパソコンであればタッチパッドで操作が可能ですが、自宅などで効率よく作業するには、マウスを用意しておきましょう。
マウスがあれば操作がかなりスムーズにできますので、様々な作業の時間短縮にもつながります。
また、タッチパッドより疲れにくいというメリットもあるため、できればマウスも購入しておくことをおすすめします。