情報系の大学生のパソコンの必要スペックとは?

公開日:2021/11/24

大学生は一般的に、パソコンをレポート作成やプレゼン資料作成など文書作成のために使うことが多いです。
しかし情報系の大学生の場合はそれだけではなく、プログラミングや、その他専門的なソフトを使うこともあるため、パソコンのスぺックに気を付ける必要があります。

そこで今回は、情報系の大学生が持つべきパソコンについて、パソコンを選ぶ際のポイントや必要なスペックについて詳しく解説していきます。

情報系の大学生のパソコンの使い道とは?

具体的に情報系の大学生は、パソコンをどのようなことに使っているのでしょうか。
主な使用用途を1つずつ紹介します。

レポートの作成

近頃、大学生が個人でパソコンを所有しているケースが多いため、レポートの作成を電子データで提出することが一般的となっています。
情報系の大学生にかかわらず、全ての大学生のパソコンの使い道としてまっさきに挙げられるでしょう。
一般的にWord等の文書作成ソフトを用いて作成します。

プレゼン資料作成

こちらも情報系の学生に限った話ではありませんが、上級生になるほどPower Pointを使用してテーマに沿ったプレゼン資料を作成し、皆の前で発表するといった機会も増えます。
また、卒論発表の際にも発表用のスライドを作成するといったことで使う場合もあるようです。

プログラミングのソフトも必要

情報系の大学ではプログラミングの講義があるため、プログラミング用ソフトも必要となってきます。
プログラミングのソフトはそれなりのスペックがないと動作が重くて動かない場合もあるため、情報系の大学生はパソコンのスペックにも気を配らなくてはいけません。
本格的なプログラム開発をしたいと考えているなら、メモリは最低でも8GB以上は必要となるでしょう。

情報系の大学生がパソコンを選ぶときに注意したいこと

実際に情報系の大学生がパソコンを購入する時には、どのような点を確認すればいいのでしょうか。
ここでは、情報系の大学生がチェックすべきパソコン購入時のポイントを3つご紹介します。

使い方に対してスペックが足りているか

情報系の大学生はプログラミングの授業等があるため、パソコンのスペックが低いとソフトが起動しないといった問題が起きる可能性が高いです。
情報系の大学なら学科推奨のスペックが公開されていることが多いため、最低でも学科で推奨されているスペック以上のパソコンを選んだほうがよいでしょう。

持ち運びがしやすいか

レポート作成だけでなく、日常的に授業でもパソコンを使うことが多いため、必然的にパソコンを持ち運ぶ機会も多くなることでしょう。
そのため、パソコンの薄さや重量などに注目して、持ち運びがしやすいかどうかも考慮してパソコンを選ぶとよいでしょう。
また、同様にバッテリー駆動時間も長ければ長いほうが持ち運びには適しているためおすすめです。

延長保証等が付いているか

大学生はパソコンを毎日のように持ち歩くため、パソコンをぶつけたり、落としたりといったリスクが少なからずあります。
そのため、メーカー保証の1年だけでなく、できれば延長保証やその他の保証を付けておくことをおすすめします。

情報系の大学生に必要なパソコンのスペックの目安

最後に、情報系の大学生に必要なパソコンのスペックの目安を確認していきましょう。
ただし、実際にパソコンに必要なスペックは、必ず大学に確認することをおすすめします。

OSの種類

OSには主にWindowsとMacがありますが、多くの大学ではWindowsの使用を推奨しています。
Windowsのほうが互換性のあるソフトも多くおすすめです。
しかし、Macはアプリケーション開発に向いているOSのため、情報系の大学の場合はMacを用いてプログラミングなどの演習を行う場合もあるでしょう。
どちらのOSを選択するかは、大学や先輩に確認することをおすすめします。

CPU

CPUはメモリと同様、パソコンのスペックに直結する項目となります。
プログラミング等のソフトを利用するためには、それなりのスペックのCPUを選ばなければ「ソフトがスムーズに動かない」という自体になりかねません。
情報系の大学生は、基本的にインテルCore i5以上の使用をおすすめします。

メモリ

メモリは情報系の大学生なら最低でも8GB、できれば16GB以上だと大抵の専門的なソフトはストレスなく利用することができます。
また、メモリが大きければパソコンの動作自体もスムーズなものとなるため、レポート作成やプレゼン資料作成時にも効率よく作業できるでしょう。

ストレージ

ストレージが大きければ、より多くのデータを保存しておくことができます。
ストレージにはHDDとSSDがありますが、SSDのほうが読み書きの速度が早いためおすすめです。
ストレージの容量は256GB以上をおすすめしますが、予算に余裕があれば500GBあると安心でしょう。

バッテリー駆動時間

大学生は、自宅や大学、図書館など様々な場所に持ち運びをする機会が多いため、バッテリー駆動時間はできるだけ長いものを選びましょう。
バッテリー駆動時間が長いほど途中でバッテリーが切れてしまうような事態を避けられます。
7時間~10時間以上を目安にするとよいでしょう。

ディスプレイサイズ

ディスプレイサイズは、用途に応じて適切なサイズが変わってきます。
プログラミングのソフトを使用する場合は、13~14インチ程度のサイズでも問題ありませんが、作業のしやすさを考えるなら14~15インチあると見やすいです。
しかし画面サイズが大きくなると持ち運びがしにくくなるため、持ち運びを考えるなら14インチまでのサイズを選びましょう。

Officeのソフト

Officeソフトは、大学生のレポート作成時や資料作成時等に欠かせないものです。
しかし、大学側がOfficeを無償で提供している場合もあるため、個人でわざわざ用意する必要がないケースもあります。
無駄な出費を避けるためにも、Officeを提供してくれるかどうか大学に確認するようにしましょう。

大学が推奨するスペックの一例

近頃多くの大学で、ICT活用による教育の推進により、パソコンを個人で購入することを推奨しています。
大学入学時に購入して欲しいパソコンのスペックを大学側から提示があるケースも多いです。
また、学科によってはスペックが別に指定されている場合もあります。
例えば、青山学院大学 情報テクノロジー学科では下記のようなスペックが推奨されています。

仕様項目

推奨仕様

サイズ・重量 携帯可能なもの(週に 2~3 回大学に持参する必要あり)
CPU Intel Core i5 プロセッサー(または同等かより高速のもの)
メモリ 8GB 以上
OS Microsoft Windows 10推奨
HDD/SSD 容量 合計 500GB 以上
表示機能

HD(1920×1080)以上の解像度を持つ本体画面

外部ディスプレイ(VGA または HDMI)に出力可能であること

Office 系・開発系・セキュリティ系ソフト インストールされていなくてもよい(大学で無償でインストール可能)

引用:青山学院大学 ノートパソコンの準備のご案内

CPUやメモリ、ストレージの容量はかなり高スペックなものが必要となっていることが分かります。
自分の学科ではどのようなスペックが必要か、大学や先生、先輩などに必ず確認しておくことをおすすめします。