テレワークに向いてない人とは?不向きでもストレスなく続ける方法

公開日:2021/10/20

多くの企業でテレワークを実施している中「テレワークになって快適」という意見がある一方で、「自分にはテレワークは向いていない」と悩みを持つ人もいるようです。
今回の記事では、テレワークを始めたけど「向いていない」と感じる人のために、テレワークが不向きな人でも続けていく方法や、テレワークでのストレス解消法についてご紹介していきます。
テレワークを続けていくことに不安がある人はぜひ参考にしてください。

 

そもそもテレワークとは?

テレワークとは、会社に通勤するのではなく、自宅など会社以外の場所で仕事をする柔軟な働き方のことを言います。
テレワークの中には、下記のような種類があります。

テレワークの種類 作業場所
在宅勤務

自宅で会社の業務用パソコンまたは私物パソコンを使って仕事をすること

外出先でのモバイルワーク

会社以外の外出先の移動時間や宿泊先などで仕事をすること
サテライトオフィス・コワーキングスペース勤務 会社側で用意しているサテライトオフィスで仕事をする場合や、自分でコワーキングスペースに行って仕事をすること

一般的にテレワークというと自宅で勤務する形が多いですが、それ以外にも外出先や宿泊先で仕事をすることや、サテライトオフィスやコワーキングスペースで勤務する場合にも使います。

テレワークに向いていない人の特徴とは?

テレワークは「通勤しなくていいから楽だ」という人がいる一方で、実際に業務をしてみると「自分には向いていない」と感じる場合も多いようです。
どのような人がテレワークに向いていないと感じるのか、その特徴をまとめました。

自主的に動くのが苦手な人

テレワークは、近くに上司や同僚がいないため、その場で確認したり、仕事の指示を受けながら働くといった機会が少なくなります。
そのため、自分でまわりの動きを見ながら計画を立て、自主的に行動する必要があります。
「上司や同僚に指示してもらうほうが安心」「電話やチャットでのコミュニケーションが苦手」といった人は、テレワークよりもオフィスで働くほうが上手に動けるというケースがあります。

孤独に作業するのが苦手な人

テレワークは、一人で黙々と作業をすることになるため、孤独感を覚えやすいです。
特に一人暮らしの場合、誰とも顔を合わさないで一日を過ごすことになるため、普段から同僚と話をしながら仕事をするのが好きな人は、テレワークに苦痛を感じる場合があるかもしれません。

自己管理ができない人

会社に行って仕事をすれば、出勤やお昼休み、退勤などで仕事のメリハリがつきますが、テレワークは自宅などでの作業のため、オンとオフの切り替えを自分で決める必要があります。仕事中ついスマホやネットニュースに気を取られたり、逆に仕事をズルズル引きずって残業が長引いてしまう人もいます。
自己管理がしっかりできずどうしても自分に甘くなってしまう人は、テレワークに向いていないと感じるかもしれません。

テレワークに適した環境が作れない人

自宅で仕事をする場合、家族がいて自分の部屋がなく、自宅で集中して一人になれる場所がない場合があります。
特に小さなお子さんがいると「遊んで欲しい」と邪魔をされることも多く、なかなか仕事ができないといったケースもあるようです。
また、通信環境が悪い場合や、私物パソコンの性能が悪いなど、設備が整っていない場合にもストレスを感じてしまうことがあるようです。

テレワークに不向きな人のための対策

テレワークが自分には向いていないと思っていても、会社からの指示では不向きでも続けていく必要があるでしょう。
テレワークに向いていない人でも業務を続けていくための対策をいくつか紹介していきますので、自分にあった方法があればぜひ試してください。

チャットツールやweb会議などでコミュニケーションを取る

孤独が苦手な人や自主的に動くのが苦手な人は、チャットツールやWeb会議などを利用して、業務内容の確認を行いましょう。
実際に会うわけではないですが、チャットツールやWeb会議などでやり取りをするだけで孤独感が薄れますし、業務内容に不明点が出てきたときにも円滑に確認することができます。

オン・オフを意識して時間管理をする

自己管理が苦手な人は、毎日同じ時間に起きて仕事を開始し、この時間を休憩時間にするなどタイムスケジュールを考えて、毎日その通りに動きましょう。
決めたスケジュールを毎日繰り返して習慣化させることで、集中して仕事に取り組みやすくなります。
お昼時間にはスマホなどでタイマーが鳴るようにしておくと、気分の切り替えにも効果的です。

テレワーク環境を見直す

テレワーク環境が整っておらず、なかなか効率的に仕事ができない人は、テレワークをする期間だけでもいいので、仕事部屋を作りましょう。
専用の部屋が用意できなければ、机といすを快適なものに変える、ネット環境を改善するなど細かな改善でも環境は良くなります。

子供がいる場合の対策

小さなお子さんがいて仕事ができない場合は、子供を無理に突き放すのではなく、隣で一緒に何か作業をさせましょう。
折り紙やお絵描き、ねんど遊び、パズルでもなんでもいいので、家族の隣りに座って何か作業をしてもらうことで子供も寂しさを感じずに遊ぶことができます。
子供がどうしても遊んで欲しいという場合は、お昼時間などを利用して思い切って外に出て公園で遊んで帰ってくるのもおすすめです。

テレワーク中のストレスを解消する5つの方法

テレワークをしていると、どんなに対策をしたとしても少なからずストレスはたまります。
テレワーク中のストレスをどのようにして解消すればいいのか、具合的なストレス解消法を5つ紹介していきます。

自宅だけでなく、たまには場所を変えてみる

毎日ずっと自宅で作業をするのではなく、たまにはカフェやコワーキングスペースなど、場所を変えてみましょう。
仕事場所が変わるだけで気分転換になりますし、他の人がいるだけで孤独感も薄れます。
ランチに美味しいものを食べたり美味しいコーヒーを飲んだりといったことだけでも、モチベーションがぐっと上がるでしょう。

定期的に体を動かす

「この作業が終わったら散歩に行こう」と、定期的に体を動かすことを習慣にしましょう。
少し外で歩くことにより、気分がとてもリフレッシュされます。
外に行くほどの時間がない場合は、その場で少し体操やストレッチをするだけでも気分転換になるでしょう。

好きな音楽など気分が上がる音楽を流す

一人で作業を続けていると、気分も落ち込みがちです。
そのような時は、好きな音楽を聴きながら仕事をするのもおすすめです。
気分が上がる曲をいくつか用意しておき、疲れた時に好きな音楽を流して気分転換をしましょう。

チャットを利用して気分転換をする

孤独感を減らしたい人は、たまには同僚などとチャットなどを利用して話をしましょう。
仕事の話だけだと疲れてしまうので、プライベートな話など何か雑談をすることで、かなり気分転換になるでしょう。
ただし、雑談ばかりで仕事が進まないということがないように、メリハリをつけることが大切です。

仕事終わりにオンライン飲み会をする

テレワーク中の人は、仕事終わりのオンライン飲み会が特におすすめです。
仕事終わりであれば色んな話ができますので、同僚などと時間を合わせてオンライン飲み会を開催しましょう。
仕事終わりに飲み会があるというだけでも、仕事のモチベーションが上がるかもしれません。
テレワークでの孤独感やストレスを解消するためにも、ぜひオンライン飲み会を試してください。

一時的にテレワークを導入し、徐々にもとのオフィス勤務に戻っているという企業もある一方で、今後も継続してテレワーク勤務を実施する企業、自由に選択できる企業もあるでしょう。
そうした企業で働くときには、離れた場所にいる上司や同僚との綿密なコミュニケーション、一人で仕事を続けるための自己管理が求められていきます。
オンオフの切り替えをしっかりおこなって、ストレスのない環境を目指しましょう。