小学生に配布されるパソコンのスペックとは?目的に合ったパソコンを選ぼう!

公開日:2021/9/30

現在では、文部科学省の政策で小中学校の子供たちに学習用のパソコンが配布されています。学校外でも利用できるため、賛成の声は多いですが、性能が低く使い勝手が良くないという声も多いです。
そこで今回は、小学生に配布されているパソコンのスペックについて紹介します。何かやりたいことがあるお子様におすすめのパソコンも紹介するので参考にしてみてください。

GIGAスクール構想によりパソコンが配布に

文部科学省が進めている「GIGAスクール構想」により、小学生にパソコンが配布されます。文部科学省の資料「GIGAスクール構想の最新の状況について」(令和3年3月19日)によると全自治体のうち、1,769自治体(97.6%)が年度内に納品完了する見込みと発表しました。
※納品完了とは、児童・生徒の手元に端末が渡り、学校で利用できる状態を指します。

このような状況から、ほとんどの小学生の手元にパソコンが配布されたことになるでしょう。

パソコンが配布されることになった背景

昨今、ICT技術が発展しており日常生活にまで広く浸透しています。社会の変化に伴い、小中高等学校などの教育現場では児童・生徒がパソコンやタブレットなどのICT機器を利用できるようにするための取り組みが始まりました。
2020年度からは小学校でのプログラミング教育が必修化になり、さらに学校内でパソコンが使われる機会は増えていくでしょう。プログラミング教育では必ずパソコンを利用するというわけではありませんが、オンライン授業への対応など活用するシーンは多くなる見込みです。
また、コロナ禍の影響もありオンライン授業のニーズが高まったことから、ハード環境を整備するスケジュールが前倒しになっています。小学生にパソコンを配布するだけでなく、学校などに高速ネットワークを整備する計画も進んでいます。

小学生に配布されるパソコンのスペック

では、GIGAスクール構想で配布されているパソコンはどのようなものなのでしょうか。文部科学省の「GIGAスクール構想の実現 概要仕様書」によると、以下のようなスペックが記載されています。

●Microsoft Windows 端末
・OS:Microsoft Windows 10 Pro 相当
・CPU:Intel Celeron 同等以上 2016 年 8 月以降に製品化されたもの
・ストレージ:64GB 以上
・メモリ:4GB 以上

●Google Chrome OS 端末
・OS:Google Chrome OS
・CPU:Intel Celeron 同等以上 2016 年 8 月以降に製品化されたもの
・ストレージ:32GB 以上
・メモリ:4GB 以上

●iPad OS 端末
・OS:iPadOS
・ストレージ:32GB 以上

やりたいことによってはスペック不足?

配布されるパソコンのスペックには「スペック低すぎ」「学習用であれば問題ない」と賛否両論あります。無償で配布されるため贅沢はいえませんが、スペック不足を懸念する口コミは多いようです。
実際に、オンライン授業などには対応しているスペックではあるものの、ビデオ会議のツールに大人数が参加すると動きが悪くなる傾向があります。

小学生でも将来の夢に「ユーチューバー」がランクインするなど、動画制作に興味を持つ子供が増えています。プログラマーなどのエンジニア職もランクインしており、IT関連の職種が人気です。
しかし、配布されたパソコンのスペックを考えると、学習用以上のことをすると動作が重くなり、ストレスの要因にもなりかねません。

小学生にパソコンを購入する必要性

配布されるパソコンは、積極的にパソコンを活用したい層から見るとスペック不足に感じてしまうでしょう。他にも、自治体によって保険・保証が変わってきます。そのため、故障したときの対応にも違いがあり、場合によっては修理費用が自己負担になる可能性もあります。
学校で出される課題をこなすだけでよければ、学校から配布されるパソコンでも問題ないでしょう。
しかし、家庭でも活用したい・より多くのパソコンスキルを身につけたいということであれば、もう少しスペックが高いモデルを購入する必要があります。

子供の希望を聞くことも大切

パソコンを購入するときは、お子様の希望や意見をしっかり聞くことが大切です。もちろん、子供であれば勉強以外にも「ゲームをしたい」などの希望もあるでしょう。子供の要望に応えるためには、それなりのスペックが必要になり、予算も5万円~10万円ほど必要です。
確かにゲームばっかりして全然勉強しないのは問題ですが、パソコンを通じて将来の夢が広がる可能性は無視できません。子供の内からプログラミングや動画制作などに興味を持って取り組んでいれば、十分にレベルアップできるでしょう。

小学生用のパソコンの選び方

小学生用のパソコンを選ぶときは、配布されているものよりもスペックが良いかどうかが判断ポイントです。パソコン選びの際に比較の対象となるスペックは、Windowsパソコンを基準にする場合は下記の表を参考にしていただくとよいでしょう。

 

配布パソコンのスペック

それ以上を求める場合の目安
CPU Intel Celeron インテルCorei3~i5
メモリ 4GB以上 8GB以上
ストレージ 64GB以上 128GB以上(SSD推奨)

スペックが高い小学生向けのパソコン

配布されるパソコンよりもスペックが高いモデルを求めている場合は、「THIRDWAVE DX-A5」がおすすめです。CPUはインテル Core i5、メモリは16GB、ストレージは500GBのSSDとスペックが高くなっているため、さまざまな作業を軽快に進められます。
特に用途が決まっていない場合でも、お子様がパソコンに興味を持っている場合などにピッタリでしょう。

OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル Core i5-1240P ( 1.7GHz-4.40GHz/12コア/16スレッド)
グラフィック インテル Iris Xeグラフィックス(CPU内蔵)
メモリ 16GB DDR4 SO-DIMM (PC4-25600/8GBx2/2チャネル)
SSD 500GB SSD (NVMe Gen3)
ディスプレイ 15.6 インチ 非光沢ワイド リフレッシュレート 60Hz フルHD 液晶ディスプレイ (1920 x 1080 ドット表示)
バッテリー リチウムイオンバッテリー(6.1時間 Jeita2.0)
本体サイズ 359.3(幅)×236.7(奥行き)×23.6(高さ) mm
本体重量 約1.7kg