PC コントローラーでゲームをもっと楽しもう!

公開日:2022/11/10

PC コントローラーとは?

 PCコントローラーは、ゲームをプレイする時にマウスやキーボードの代わりに使用するデバイスです。

 PCゲームはマウスとキーボードでプレイ可能ですが、PC コントローラーを利用すると直感的な操作ができゲームの世界に没入することができます。

 特にアクションゲームや格闘ゲームなど、複数のボタンを同時に扱うゲームにおいてPCコントローラーは優れていると言えます。

 また、マウスとキーボードでプレイするよりも、PCコントローラーのほうが自由な姿勢で操作ができますので長時間のプレイでも疲れが少ないこともメリットです。

 

PC コントローラーの選び方

 PC コントローラーは複数のメーカーから多彩なモデルが提供されています。
 自身のスタイルやプレイするゲームによって最適なPC コントローラーが変わってきますので、選び方について説明します。

 

有線・無線

 PCとPC コントローラーの接続方法には大きく分けて有線と無線があります。無線接続には2.4Ghz無線接続の専用レシーバーを使用するものとBluetooth接続の2種類が存在します。
それぞれメリット・デメリットがありますので自分の環境やプレイするゲームなどにより選択しましょう。

 

《有線接続のメリット》
 有線接続の最大の利点は遅延の少なさです。PC コントローラーの操作がほぼ遅延無くゲームアプリに伝わりますので、アクションゲームや格闘ゲームなどには有利に働きます。また、電池を必要としませんので長時間プレイしても電池残量を気にする必要がありません。

 

《有線接続のデメリット》
 有線の場合、PCとPC コントローラーはケーブルで接続されますので、プレイする場所や体勢が限られてしまうのはデメリットです。

 

《無線接続のメリット》
 有線接続とは逆にプレイする場所や体勢に自由度が大きいのはメリットといえるでしょう。1台のPCに複数のPC コントローラーを接続したい場合、配線の取り回しを気にする必要がなく、デスクをスッキリさせることが可能です。
PC コントローラーの接続方法がBluetoothの場合は複数の機器で同じPC コントローラーを使いまわす場合に切り替えが便利です。


《無線接続のデメリット》
 無線接続のため、PC コントローラー側には電池が必要です。長時間のプレイでは電池残量を気にする必要があります。
また、有線よりも遅延が大きくなりがちです。ただし、2.4Ghz専用無線レシーバーによる無線接続であれば遅延は少なくなります。

 場所や体勢にあまり制限されずにアクションゲームや格闘ゲームをプレイしたい人は2.4Ghz専用無線レシーバーで接続する無線方式を選択してください。

 

入力規格

 PC コントローラーの入力規格には2種類の規格が存在します。ゲームタイトルによって対応している入力規格が異なりますので、プレイするゲームとPC コントローラーの両方の入力規格を一致しておく必要があります。

 

入力規格には以下の2種類があります。

 

  1. XInput
    マイクロソフト社がXbox 360のリリースと共に導入した入力規格です。
    次に説明するDirectInputよりも新しい規格で両者の互換性はありません。
    PC コントローラーをPCに接続後、すぐにプレイできます。
     
  2. DirectInput
    従来からある方式で、PlayStationやNintendo Switchのコントローラーはこちらの方式を採用しています。
    PC接続時に設定作業が必要となります。

 

 入力規格の選択を迷う場合は両方式可能なPC コントローラーを選択するのがよいでしょう。入力規格の切り替えはスイッチやボタンの同時押しなどで行うことができます。Bluetooth接続のコントローラーの場合、ペアリング時に押すボタンを変更することでXInputとDirectInputの入力方式それぞれに対応できる製品もあります。
 事前に商品ページの確認や、マニュアルでペアリング方法をよく確認しましょう。

 

ボタン配置

 PC コントローラーにより様々なボタン配置があります。操作する人の好みによる部分が多いので、たとえば普段から使い慣れたボタン配置のPC コントローラーを選択するというのも一案です。

 また、次のような観点で選ぶとよりプレイするゲームに最適なPC コントローラーを選択することができます。

 

十字ボタンの形状

 従来のXbox One用コントローラーなどでは十字ボタンは十字型でしたが、現行のXbox Series X|S 用のコントローラーではすり鉢状の十字ボタンを使用しています。すり鉢状の十字ボタンは斜めの入力操作がしやすいことが特長です。

 

L2R2にあたるトリガーボタン

 トリガーボタンはレーシングゲームではL2がブレーキ、R2がアクセルに設定されている場合が多いです。
 トリガーボタンはコントローラーによってはアナログ入力に対応しており、アナログ方式のボタンはだとゆっくりと押し込むことで入力の微調整が可能です。デジタル方式だと入力がONかOFFかなので中間の入力がありません。トリガーボタンに関してもプレイするゲームに合せて確認するのがおすすめです。

 

ABXYボタン

 PC コントローラーの右側に配置されているABXYボタンは、コントローラーがどのようなゲーム向けにデザインされているかによって配置が変化します。
もともと任天堂のゲーム機向けに開発されたゲーム向けのコントローラーと、XboxやWindows向けのコントローラーでは「A」「B」と「X」「Y」のボタン配置がそれぞれ入れ替わります。

 また、PlayStation向けのコントローラーではPCと接続した場合に〇×□△のボタンがABXYのボタンとして割り振られます。

 無線接続するタイプのコントローラーであれば、ペアリングするだけでPCコントローラーとして使用できる場合もあります。

 コントローラーのボタン配置は同じ系統のコントローラー同士でも、一部変更されている場合もあります。
 慣れていない配置で使いづらいと感じた場合は、各PCゲームの設定画面でボタンの割り当てを変更することも可能です。

 

サイズ・重さ

 人の手は千差万別ですので人によって相性の良いサイズや重さは様々です。

 可能であれば実際に店頭でコントローラーに触れてみて使用感を確かめるのがおすすめです。

 

振動機能

 PC コントローラーによっては振動機能が備わっていることがあるので、マウスとキーボードでプレイするよりも迫力を感じやすくなっています。

 プレイするゲームによって振動機能に対応しているかを確認して、必要であれば設定画面で振動機能を有効にしてみましょう。

 

メーカー保証

 PC コントローラーを毎日長時間使うユーザー少なくはありません。ゲームに熱中するとついついハードな使い方をすることもあります。

 初期不良の対応やサポート体制がしっかりしたメーカーであれば、安心して利用することが可能です。

 保証条件の確認やレビューサイトのチェックなどである程度は対応について知ることができます。

 

メーカー別の特長

Logicool(ロジクール)

 ロジクールは外付けハードディスクやWebカメラ、マウス、キーボードなど周辺機器を製造販売している会社です。

 PC コントローラーは有線と2.4Ghz専用無線レシーバーを使う無線タイプを販売しています。

 3年間は無償保証となっており、FAQと電話、チャット、コミュニティで相談を受けられる手厚いサポートもあります。

 また、レーシングゲームに特化した「レーシングホイール」やゲーミングマウス、ゲーミングキーボードなど幅広いラインナップを提供しているのも特長です。

 

Razer

 ゲーミング用デバイスで有名なメーカーでゲーミング用のPCやヘッドセット、PC コントローラー、キーボード、マウスなどを提供しています。

 PC コントローラーは有線接続でXBOXとPCのどちらにも接続可能です。

 300万回のタップライフサイクルを持ったボタンを採用しているため、耐久性に優れています。

 また、交換可能な親指スティックキャップやメイントリガーの作動距離を変更できますのでゲームに合わせたカスタマイズができるのが特長です。

 

SteelSeries

 SteelSeriesはゲーミング用デバイスの老舗メーカーです。ゲーミング用のヘッドセットやスピーカー、マウス、キーボード、PC コントローラーなど幅広い周辺機器を提供しています。

 PC コントローラーは有線接続もしくはBluetooth、2.4Ghz専用無線レシーバーで接続することが可能です。PCとAndroidに対応しています。

 また、eスポーツのプロチームに専用デバイスを提供するなどして、協力関係を築いている企業です。

 

まとめ

 PC コントローラーの特長や選び方について紹介してきました。

 似た形状のPC コントローラーでも入力方法や機能、重さなど違いがあります。
 自分のスタイルやプレイするゲームに合わせて最適なPC コントローラーを選びましょう。
 自分にあったPC コントローラーを見つけることができれば、より楽しくゲームをプレイすることができ、パフォーマンス向上にもつながるでしょう。