【レビュー】ゲーミングヘッドセット『Razer Kraken V3 X』のスペック・使いやすさ
みなさんはゲームを遊ぶとき、どのようにしてゲーム音を聴いていますでしょうか。スピーカー、イヤホン、ヘッドホンと音を聴くためのデバイスは様々なものが発売されています。
この記事は、そんなヘッドホンの購入に迷っている人の手助けになるべく、ヘッドホンのレビューを行っています。今回は、Razerから発売されているゲーミングヘッドセット「Razer Kraken V3 X」を紹介したいと思います。ヘッドセットとは、ヘッドホンとマイクが一体になったデバイスを指します。お手頃な価格設定ながら音の方向がとても聞き分けやすく、FPSゲームを遊ぶプレイヤーにオススメのモデルです。
今回レビューで使う商品はこちら!
Razer Kraken V3 X (RZ04-03750100-R3M1)
オススメポイント
- メーカー小売価格 税込み8,980円とお手頃な価格設定。
- 285 gと軽量。耳あて部分は通気性の高い素材が使われており、長時間の装着に向いている。
- 7.1 サラウンドサウンドにより音の位置が聞き分けやすい。
- マイクの集音性が高い。
- USB接続のため接続が簡単。
- ヘッドホンとマイクが一体のため、これ一つでボイスチャットも可能。
スペック
重量 | 285g |
---|---|
ケーブル長 | 2m |
接続タイプ | USB-A |
イヤーカップ内径 | 60mm x 40mm |
イヤーカップ素材 | 通気性素材とソフトなレザーレット |
集音パターン | 単一指向性 |
コントロール | 音量コントロール: イヤーカップ上: 音量調整 その他のコントロール: イヤーカップ上: マイクのミュート切り替え |
互換性 | PC、PLAYSTATION |
レビューで使っている商品はこちら!
オシャレかつ機能的なフォルム
Razer Kraken V3 Xはメーカー小売価格 8,980円 (税込)です。箱の中にはヘッドセット本体とマニュアルがあります。ヘッドセットの組立などは不要で、箱から取り出してUSB接続するだけで、すぐに利用可能です。
ぱっと見は黒いシンプルなモデルですが、頭のアーチ部分に刻印されている「RAZER」の文字や、左右のヘッドホン部分に蛇の鱗のような模様、それらに囲まれたRAZERの蛇のロゴなど各所にRAZERの格好良い意匠を見ることができます。RAZERロゴはヘッドセット使用中に光らせることも可能で、RAZERデバイスアプリケーション「Razer Synapse 3」の設定で様々な設定が可能です。
ヘッドセット左耳部分からはマイクが伸びています。マイクに伸びている棒は非常に柔軟な素材で出来ており、かなり自由に曲げることができます。自分の使いやすい位置にマイクが来るように調節できるのはもちろん、収納時に丸めて引っかかりにくくするなど、とても便利です。同じく左耳部分にはマイクミュートボタンや音量調節ダイヤルが配置されており、PCを操作することなく調整が可能です。
ケーブルもマイクと同様に左耳部分から伸びています。自身から見てPCが右側に配置されていると少し遠いですが、ケーブルの長さは2mと十分なため、特に不自由なく接続できます。
レビューで使っている商品はこちら!
軽量で長時間使用しても疲れないフィット感
Razer Krakenを筆者が実際に装着してみた感想ですが、長時間使っても疲れづらく、長時間ゲームを遊ぶプレイヤーにとって魅力的だと感じました。理由としては、ヘッドセットが285 gと軽量であること、耳と頭頂部の部分にしっかりとしたクッションがあるため耳や頭が痛くならないこと、ケーブルが2 mと十分な長さで頭を少し動かしてもケーブルに引っ張られないことが挙げられます。ヘッドホン部分は長さを調整できるようになっています。少し長めにして緩めにしても頭にフィットする作りになっていて、より負担が軽減されていると感じました。頭や耳が痛くなってしまうと、どうしてもゲームへの集中力が削がれてしまうので、長時間装着しやすいことは、大きな長所です。
専用アプリケーションその1:「Razer Synapse」
Razerデバイスには便利なアプリケーションが用意されています。その一つが「Razer Synapse」です。「Razer Synapse」はRazerデバイス共通のアプリケーションで、音量やヘッドセットロゴの発光を設定することができます。
レビューで使っている商品はこちら!
専用アプリケーションその2:「7.1 Surround Sound」と導入方法
導入の際に少し面倒な点として、アプリケーションを使用するためにはRazerのWebページからユーザー登録とデバイス登録が必要です。
デバイス登録をするためには、ヘッドセットのシリアル番号と購入日の入力が必要です。シリアル番号を入力すれば製品番号は自動で入力されました。
シリアル番号は、上記マニュアル画像の位置に記載されています。少し見るのが大変です。シリアル番号を登録すると、ユーザー登録時に記載したメールアドレスにアクティベーションコードが送信されてきますので、そのコードを「7.1 Surround Sound」に入力すれば使用可能になります。
アプリケーションを起動すると、出力デバイスの変更が必要と表示されます。
Windows10であれば「サウンドの設定」から、出力デバイスを「7.1 Surround Sound」に変更しましょう。これで、臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。
正直なところ「7.1 Surround Sound」の導入には筆者もかなり手間取りました。マニュアルや公式Webページの案内が少し足りてないかなというのが本音です。ただ、それでも導入するだけの効果が「7.1 Surround Sound」にはあると断言できます。
レビューで使っている商品はこちら!
実際に使用してみた感想
FPSゲームでは、敵の足音や遠くの銃声の方向を正確に聞き分けることで戦況を有利に運ぶことができます。筆者はKraken V3 X +「7.1 Surround Sound」を利用してFPSゲームをプレイしてみた結果、明らかに音の方向を聞き分けやすくなったと感じました。「7.1 Surround Sound」の効果も大きく、オンにすることでより正確な方向が感じられました。FPSゲームのプレイヤーであれば必ず「7.1 Surround Sound」とセットで使用したいです。
ゲーム以外に音楽を聴く場合でも、「7.1 Surround Sound」の有無で臨場感に明確な違いを感じることができます。Krakenを使用するのであれば基本的に「7.1 Surround Sound」は常にオンにして良いでしょう。
低音だけでなく、中音、高音を個別にフォーカスした特許技術 RAZER™ TRIFORCE ドライバーにより中高音を更に豊かに、明瞭感を増し、低音をよりパワフルにしてくれます。
マイクについてです。ノイズキャンセリング機能を備えたマイクにより、周囲の音を拾いにくく、自分の音声を明瞭に伝え、周りの雑音や音声が入りづらい点が素晴らしいです。音質も良く、ボイスチャットを行う上で十分な性能と感じました。
総評(最大★5)
☆彡
値段 | ★★★★☆ |
---|---|
使いやすさ | ★★★★☆ |
カスタマイズ | ★★★☆☆ |
多機能 | ★★★☆☆ |
オススメ度 | ★★★★☆ |
FPSゲームをプレイする上で、コストパフォーマンスが非常に高い優秀なヘッドセットだと思います。アプリケーションの導入は少し大変でしたが、本デバイスを使用するのであれば必ず導入したほうがいいでしょう。
今回レビューした商品はこちら!
Razer Kraken V3 X (RZ04-03750100-R3M1)