デスクトップパソコンのスピーカーのメリット・デメリット
デスクトップパソコンには様々な周辺機器が必要です。キーボードやマウスにディスプレイもそうですが、スピーカーも忘れてはいけません。デスクトップパソコンに使えるスピーカーには沢山の種類がありますが、パソコンとの接続方式だけでもそのスピーカーのメリットとデメリットがはっきりわかります。
今回はデスクトップパソコンに使うスピーカーについてご紹介しましょう。
最もオーソドックスなアナログ端子接続
デスクトップパソコンのスピーカー接続方式ではアナログ端子が最も使われています。
スピーカーやパソコンの機種にもよりますが、大体が端子の接続部に色付けされており、赤や白であったり、緑や青だったりしていて、色に合わせて接続するだけなので分かりやすいです。
メリットはスピーカーが安価で手に入りやすく、どのデスクトップパソコンであっても対応しているということ。
何を買えばよいのか分からなかったらとりあえずアナログ端子接続のスピーカーを買っておけば安心です。しかし、デメリットとしてノイズが入りやすく音質が悪いという点があります。
アナログ端子接続ではパソコン内部で発生した微弱な電磁波などを拾って音として出してしまう事があり、これが不愉快なノイズになります。
パソコンの構成次第で低減できる部分ではありますが、音質にこだわる人は別のスピーカーを選ぶと良いでしょう。
音質にこだわりたいなら光デジタル接続対応のスピーカー
スピーカーの中で最も音質に優れるのが光デジタル端子接続のスピーカーです。
光デジタル端子は光信号を使って音の信号を送っているので、パソコンの内外で発生している電磁波の影響を受けません。
音源そのものにノイズが入っていないかぎりは、ノイズに悩まされることもないでしょう。
光デジタル端子はアナログ端子とは違って、四角い差し込み口がカバーに覆われていることが多いのが特徴です。
光信号は埃や異物に弱いので汚さないように気をつけましょう。
光デジタル接続対応スピーカーのメリットは音質の良さですが、デメリットはアナログ接続のスピーカーに比べるとやや高価であることとデスクトップパソコンで非対応のケースがあることです。
比較的新しいデスクトップパソコンであれば光デジタル端子がついているのですが、古いものではついていないので確認してから購入する必要があります。
電源いらずのUSB接続型スピーカー
実はアナログ接続でもデジタル接続でも、スピーカーに電源を供給するために別の配線が必要になります。
そのため、数少ないコンセントをスピーカーの電源ケーブルで埋めてしまいますし、複数のパソコンを持っていてスピーカーを付け替えて使いたいような場合には不便です。
そこで便利なのがUSBスピーカーです。
USB接続対応のスピーカーはUSB端子から電源を取れるので、ケーブルはUSBケーブルが一本伸びるだけになります。
また、音質もアナログ端子以上光デジタル端子未満とバランスがとれているのが魅力です。
小型のものを選べばデスクトップパソコンだけではなく、持ち運んでノートパソコンに使うのも簡単です。しかし、デメリットもあります。
USB端子から取れる電力は限られているので重低音の再現が難しく、スピーカーも小型で音量も低めになりがちです。5.1chサラウンド視聴などを求める場合には使えません。
まとめ
どんなスピーカーにも良いところと悪いところはあります。どれが一番良いというのはありません。音質を求める人、手頃感を求める人、使い勝手を求める人、スピーカーに何を求めるかは人それぞれです。自分がデスクトップパソコンをどう使いたいのか理解した上で、自分に合ったスピーカーを選びたいですね。