デスクトップパソコン、ノートパソコンの消費電力、ワット数をご紹介
節約などで気になるのが、パソコンの消費電力。パソコンは、エアコンやテレビなどに次いで、家電の中では消費電力の高い機器に位置づけられています。しかし、同じパソコンでも種類によって消費電力に違いがあるのはご存知でしたか。
気になるパソコンの消費電力について節約術とともに紹介します。
デスクトップパソコンの消費電力
デスクトップパソコンの消費電力は、50~150Wです。
電気代に換算すると、1日10時間の使用を1ヶ月続けると330~990円の電気代がかかることになります。1年に換算すると3,960~11,880円です。
この消費電力の目安は一般的なデスクトップパソコンのケースであって、グラフィックカードを搭載していたり、CPUの性能が高かったりすると、さらに消費電力がかかることがあります。
デスクトップパソコンの場合は、パーツがカスタムできるために、パーツによってはできるだけ消費電力を抑えることが可能です。
パーツ選びの際は、特にCPU、グラフィックカード、モニターに注目してみましょう。
デスクトップパソコンのパーツごとの必要ワット数計算
パソコンのパーツの交換などを検討している場合や電源ユニットの交換を検討している場合などは電源容量の計算をしてみるのもおすすめです。
CPUやメモリによってどれくらいW(ワット)数が必要になるのかなどが分かる計算システムを用意しています。
ノートパソコンの消費電力
ノートパソコンの消費電力は、だいたい20~30W。
電気代に換算すると、1日10時間の使用を1ヶ月継続で、132~198円くらいになります。1年に換算すると1,584~2,376円。
デスクトップパソコンと比較すると、年間1,584~10,296円ほど差が出ます。
1ヶ月毎でみるとそこまで差がないように感じますが、長年使用しているとノートパソコンの方が断然お得なのです。
機能面を重視するのであればデスクトップパソコンでも良いかもしれませんが、できるだけ消費電力をおさえたいと考えているのであればノートパソコンの方が良いと言えます。
最近のパソコンは消費電力が少ない
ノートパソコンとデスクトップパソコンを比較すると、デスクトップパソコンの方が、消費電力が高いと説明しましたが、最近はデスクトップパソコンも省エネ傾向にあります。
例えば、WindowsXP時代のデスクトップパソコンの消費電力の平均は100Wを超えていましたが、Windows 7などになると消費電力が50Wにまで下がっています。
新しいパソコンになればなるほど、パソコンの機能が向上すると同時に、電力の消費もおさえられるようになったのです。
そのため、多少は消費電力の差があるものの、機能や拡張性が欲しいなら、デスクトップパソコンでもそこまで消費電力に不安を持つ必要はないと言えます。
【節約術】明るさを調整する
それでも消費電力が気になるという方は、できるだけ電力を消費しない使い方をするように心がけましょう。
まずやっておきたいのが、デスクトップパソコンの設定です。
特にパソコンの明るさの設定の変更は、消費電力を抑えるのに効果的。
ある調査では、パソコンの明るさを40%に抑えることで、約23%の節電効果が期待できるという結果が報告されています。
Windows10の場合、明るさの調整は、コントロールパネルのディスプレイ、明るさの調整から画面の明るさから調整可能です。
【節約術】スリープを活用する
普段、デスクトップパソコンの使用が終了したらどのように対処していますか。
シャットダウンでしょうか。スリープでしょうか。
シャットダウンは待機電力はスリープより少ないですが、終了時・起動時はスリープよりも多くの電力を消費します。
そのため短時間の使用中断であればスリープの方が節電でき、長時間使用しない場合はシャットダウンの方が節電できます。
使用状況によって使い分けることにより上手に節電をできますので試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
パソコンの消費電力はノートパソコンとデスクトップパソコンでは、ノートパソコンの方が低いです。しかし、最近ではOSやパソコンの性能が上がったことで、消費電力が低いデスクトップパソコンも増えてきました。
消費電力が気になるようであれば、ノートパソコン、もしくは最新型のデスクトップパソコンを検討するのが良いでしょう。