デスクトップパソコンとノートパソコンのメリット・デメリット比較
ビジネスや実用的な用途でパソコンを使用するなら、おのずとデスクトップパソコンとノートパソコンのどちらかが選択肢として見えてくると思います。
近年ではWindows10搭載のタブレットなどの性能の良い小型パソコンも登場してきましたが、やはり使い心地や実用性という面では、デスクトップやノートパソコンの方が優る部分もあるからです。
デスクトップパソコンとノートパソコンではどちらが良いのか、用途別に比較してみました。
性能が高いのは?
性能の高さで比較すると、デスクトップパソコンを選ぶ方が良いです。
特にタワー型などの大きいデスクトップパソコンだと、ビデオカードなどを搭載することができるからです。
グラフィック性能を上げるビデオカードは、パソコン内部に十分なスペースがないと設置することができません。つまり、内部が狭いつくりになっているノートパソコンでの設置はできないのです。
そのため、ゲームやイラスト作成などグラフィックに重点を置きたいのであれば、デスクトップパソコンの方がメリットが大きいと言えます。
拡張性があるのは?
拡張性の高さは、パソコンのスペックを向上させられるかどうかということです。
拡張性の高さから見ても、デスクトップパソコンの方が良いと言えます。
理由は、パソコンが大きい分、マザーボードも大きく、PCパーツの交換や増設がしやすいためです。
ノートパソコンだとメモリの増設はできるものの、CPUが交換できないなど、拡張性にどうしても限りがあります。
きっちりと詰められて設計されているために、増設などのスペースがあまりないためです。
購入後拡張する予定があるなら、迷わずデスクトップパソコンにした方が良いでしょう。
携帯性が高いのは?
パソコンの持ち運びを重視するのであれば、ノートパソコンの方に軍配が上がります。
デスクトップパソコンの場合、パソコン本体の他、ディスプレイやキーボードなどが単体で接続されていることが多く、持ち運びには不向きだからです。また、電源に接続していないと使用することができません。
一方、ノートパソコンは、たたんで収入できる上に軽量なので、持ち運びも容易にできます。
キーボードやディスプレイは一体式ですし、タッチパッドもついているため、特段外部接続の機器を必要とすることもありません。
また、電源プラグに接続していなくても、一定時間は内部のバッテリーで使用することができるので、電源がない場所でも使用することができます。
スペースを節約できるのは?
限られたスペースでの使用を目的としているのであれば、ノートパソコンの方が便利です。
デスクトップパソコンは、接続しなければならない周辺機器も多いため、充分に設置できるだけのスペースが必要になります。
しかし、ノートパソコンの場合は、ノートパソコンの横幅と奥行きのスペース、つまりA4サイズなら、A4サイズのスペースさえあれば十分です。
さらに、あまり推奨はできませんが、膝の上や床の上など場所を選ばず使用することもできます。
また、折りたたんで収納できるため、収納場所にも困りません。スペースをできるだけ節約したいのであれば、ノートパソコンの方が良いでしょう。
コストパフォーマンスはどっちが良い?
性能と価格という面でデスクトップパソコンとノートパソコンを比較した場合、どちらのコストパフォーマンスが良いのでしょうか。
単純に大きい方が、コストパフォーマンスが悪いというというのは間違えです。
パソコンなどの精密機器は、小型化するほど価格は上がっていきます。つまり同じ性能であっても、ノートパソコンの方が、価格が高くなってしまうということ。
性能も交えて比較するのであれば、コストパフォーマンスのよいデスクトップパソコンの方がおすすめです。
まとめ
ノートパソコンとデスクトップパソコン、どちらが良いかは一概には言えません。目的によって、両方にメリットもあれば少なからずデメリットも存在するからです。デスクトップパソコンとノートパソコンで迷った場合は、どちらが自分の目的に合っているのかしっかり吟味したうえで購入することをおすすめします。