ワイヤレスキーボードの選び方
ワイヤレスキーボードの選び方は「接続方式」を基準にすると選びやすくなります。
ワイヤレスキーボードの接続方式として「Bluetooth接続」と「USBレシーバー接続」などがあります。
ワイヤレスキーボードの選び方「Bluetooth接続」
Bluetooth接続のワイヤレスキーボードは、無線接続規格のBluetoothという規格を使用します。
パソコンだけでなく多くのスマホやタブレットも対応しているため、汎用性が高く、パソコン用だけでなく複数の用途で使う場合、便利な接続方式となります。
ワイヤレスキーボードのBluetooth接続は「Bluetoothバージョン」の対応の確認が必要となります。
キーボードとパソコンなどの本体側で対応しているBluetoothバージョンが違っている場合、キーボードか本体どちらか、下位のBluetoothバージョンに合わせた接続などの制限が出てくる場合があります。
ワイヤレスキーボードでのBluetooth接続は「ペアリング」の操作が必要となります。
キーボードやパソコンなどの本体によって、細かくペアリング方法が異なるため、キーボード側と操作したい本体側の双方で操作をするなどの必要が初回のみ発生します。
機種によっては少し複雑な手順があり、マニュアルなどでペアリング方法の確認が必要となる場合があります。
ワイヤレスキーボード「Bluetooth接続」用「Bluetoothアダプタ」
Bluetooth接続機能がないパソコンで、Bluetooth接続のワイヤレスキーボードを使用する場合、USB接続の「Bluetoothアダプタ」を使用するのがおすすめです。
Bluetoothアダプタは、USB接続するだけでBluetooth機能をパソコンに追加でき、ワイヤレスキーボードの接続や、そのほかのBluetooth機器の接続が可能になります。
パソコン内部のBluetooth機能でワイヤレスキーボードが使用できる場合でも「Bluetooth接続が途切れる」「感度が悪い」という場合、Bluetoothアダプタを検討してみるとよいでしょう。
ワイヤレスキーボード「Bluetooth接続」用「Bluetoothアダプタ」一覧
ワイヤレスキーボードの選び方「USBレシーバー接続」
USBレシーバー接続のワイヤレスキーボードは、通常使用しているUSBキーボードと基本的に同じ扱いとしてパソコンに認識されます。
パソコン側のUSBポートに小型のUSBレシーバーを接続するだけで、事前の設定なしで手軽に使用できるメリットがあります。
USBレシーバー接続のワイヤレスキーボードをパソコンに接続する場合、レシーバーを接続するためのUSBポートが空いている、か事前に確認するのがおすすめです。
パソコンのUSBポート数が限られている場合、USBポート数を増設できる「USBハブ」も同時に購入を検討してみてもよいでしょう。
ワイヤレスキーボードの選び方「電源」
ワイヤレスキーボードは、キーボード本体から無線でパソコン側のUSBレシーバーやBluetoothアダプタなどへデータを送信します。
ケーブルで電力供給ができる有線キーボードと違い、ワイヤレスキーボードはパソコンから直接キーボードへの電力供給ができません。
そのため、ワイヤレスキーボードは動作するための電力がキーボード側でも必要となります。
ワイヤレスキーボードの電力として「乾電池式」や「充電式」のものがあります。
乾電池式は、電池切れを起こすとキーボードが使用できなくなるため、予備の電池を用意しておくなど準備が必要です。
充電式は、充電を行えば使用可能になるため、長時間使用できないなどの心配がありませんが、少し値段が高い傾向にあります。
ワイヤレスキーボードの「キースイッチ」の種類
ワイヤレスキーボードの「キースイッチ」の違いで、キーを押した感覚の違いで好みの製品を選べます。
キースイッチの種類には以下のようなものがあります。
ワイヤレスキーボード「メカニカル」スイッチ搭載キーボード
メカニカルは、物理的なスイッチがそれぞれのキーごとにあり、耐久性や品質に優れたキースイッチです。
ワイヤレスキーボードの中でも人気のあるキースイッチです。
ワイヤレスキーボード「メカニカル」スイッチ使用キーボード一覧
ワイヤレスキーボード「メンブレン」スイッチ搭載キーボード
メンブレンは、内部のラバーパッドの変形によってスイッチが反応し、構造がシンプルなキーボードです。
ワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスがセットになった製品は、コストパフォーマンスが高い傾向があります。
ワイヤレスキーボード「メンブレン」スイッチ使用キーボード一覧
ワイヤレスキーボード「オプティカル」スイッチ使用キーボード
オプティカル(光学式)は、スイッチが反応する部分に物理的な接触が無い構造で、入力後の反応速度と耐久性が高い傾向があります。
ワイヤレスキーボードの中でも、ゲーミング向けの製品で多く採用されています。
ワイヤレスキーボード「オプティカル」スイッチ使用キーボード一覧
ワイヤレスキーボードの「配列」の種類
ワイヤレスキーボードには「配列」の違いがある製品が存在し、国内で一般的な「日本語配列」の他に「英語配列」があります。
「英語配列」のワイヤレスキーボードは、海外において多くの地域で標準的なキーボードの配列として使用されています。
「日本語配列」「英語配列」の違いについて見てみましょう。
ワイヤレスキーボード「日本語配列」
ワイヤレスキーボードの「日本語配列」は、日本語入力がしやすく設計されていて、日本語入力の他に「かな入力」や「英語入力」をきりかえやすくなっています。
「日本語配列」は、「エンターキー」が大きく押しやすくなっています。
ワイヤレスキーボード「英語配列」
ワイヤレスキーボードの「英語配列」は、パソコン用キーボードの世界標準となる配列です。
「英語配列」は、日本語配列よりもキーの数が少なく「スペースキー」と「バックスペースキー」が大型な点も特長です。
ワイヤレスキーボードの選び方「おすすめメーカー」
ワイヤレスキーボードのおすすめメーカーを紹介します。
ここに紹介したメーカーはあくまで一例で、掲載している以外のメーカーも素晴らしいワイヤレスキーボードメーカーとなります。
ワイヤレスキーボード「Logicool」
Logicoolは、パソコン周辺機器メーカーとして長い歴史があり、業界基準になる製品を販売してきた実績があります。
ロングセラーの人気製品もあり、世界的なパソコン周辺機器を代表するメーカーといえます。
Logicoolは「ワイヤレスマウス」を世界で初めて製造したメーカーとしても知られていますので、ワイヤレスキーボードでもその技術は活用されています。
ワイヤレスキーボード「Razer」
Razerは「高性能ゲーミング周辺機器」など、パソコンゲームユーザーから支持される製品を多数展開しています。
Razerのブランドロゴは「トリプルヘッド・スネーク」という「3匹の蛇」がデザインされています。
キースイッチは自社で製造しているシリーズも存在し、ユーザー目線への意識とキーボードへのこだわりが感じられます。
ワイヤレスキーボード「ASUS(エイスース)」
ASUSは、台湾に本社のある「マザーボード」「グラフィックボード」「PC周辺機器」などを取り扱う、デジタル機器の総合メーカーとなります。
パソコンを自作するユーザーにとって、大変魅力のあるメーカーとなります。
ワイヤレスキーボード「SteelSeries」
SteelSeriesは、ゲーミングデバイスとして「初となる」製品をいくつも発売している「元祖eスポーツブランド」です。
SteelSeriesは「ゲーミングマウスパッド」や「ゲーミングヘッドセット」を最初に発売しているメーカーとなり、eスポーツの大会に出場するプロゲーマーに支持されている、歴史あるメーカーです。
高品質でシンプルなデザインの製品が多いことから、幅広い層からも支持されています。
ワイヤレスキーボード&ワイヤレスマウスセット製品
ワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスがセットになった製品もあります。
ワイヤレスキーボードのセットのなかでも、USBレシーバー接続タイプの場合、レシーバーがキーボードとマウスで一つにまとまっている傾向があります。
ワイヤレスキーボードのセットは、キーボードとマウスを両方ワイヤレス接続に交換したい場合や、USBポートの使用数を減らしたい場合にもおすすめのセットです。