microSDカードの選び方
    microSDカードは、小型でさまざまな機器対応するストレージ(記憶装置)です。
		microSDカードの「micro」は大きさ、「SDカード」の「SD」は「Secure Digital」の略で「安全に保護されたデジタルデータ」を意味します。
		microSDカードは「容量に対する価格」「速度が高速な製品」などが選ぶ基準となります。
		microSDカードの価格は、同じ製品シリーズの場合、容量が多くなるほど高くなる傾向があるので、バランスを見ながら製品を検討する必要があります。
		現在販売されているmicroSDカードの容量には「32GB」「64GB」「128GB」「256GB」「512GB」「1TB」などがあります。
		スマートフォンやゲーム機に使用する場合、アプリの起動時間が高速になるように、速度表記を確認して選択するのがおすすめです。
		速度に関しては、スマートフォンやゲーム機に使用する場合「アプリの起動速度の規格」ように、速度規格を確認して選ぶようにしましょう。
		次の章から詳しく紹介していきます。
microSDカードの「保存容量規格」
    microSDカードのなかにも規格がいくつか存在します。
		容量ごとに分類される規格で、現在主流の製品は「microSDXCカード」と「microSDHCカード」です。
		それぞれの違いを見てみましょう。
	
  microSDXCカード
  microSDXCカードは「64GB~2TB容量のmicroSDカード」となります。
	  microSDXCカードは、現在主流の規格となり、対応製品が多く展開されています。
	  microSDは、使用する機器によって認識できる容量が違うため、購入前に確認してから購入するようにしましょう。
	microSDXCカード一覧
	
  microSDHCカード
  microSDHCカードは「2GB~32GB容量のmicroSDカード」となります。
	  microSDHCカードは、対応する機器が多い傾向があり、手ごろな価格で入手可能なことから、複数のmicroSDHCカードにデータを分ける用途などにも向いています。
	microSDHCカード一覧
	
耐久性を重視したmicroSDカード
    microSDカードの種類には、長時間の使用などを想定した、特に耐久性が高い製品もあります。
		長時間連続して使用するドライブレコーダーやデータの保存と消去を繰り返し行う場合に向いています。
		SanDiskのmicroSDカード「HIGH ENDURANCE」は、耐久性に優れたシリーズです。
	microSDカード SanDisk「HIGH ENDURANCE」シリーズ
	
microSDカードの「物理的サイズと関連する製品」
    microSDカードには物理的なサイズを変換して、機器のスロットに接続できるようにするアダプターが存在します。
	
  microSDカードより大型の「SDカード」
  microSDカードよりも前の規格として「SDカード」があり、小型版の規格がmicroSDといえます。
	  microSDカードと違って、SDカードはロックスイッチが付いていて、切り替えることでデータの保護機能を使用することができます。
	
  microSDカード→SDカード変換アダプター
  microSDカードは「SDカード変換アダプター」を使用することで、SDカードとして使用することができます。
	  microSDカード使用したい機器に「SDカードスロット」しか無い場合は「SDカード変換アダプター」を使用しましょう。
	  「SDカード変換アダプター」は、microSDカード購入時に付属するものや、別売りの製品があります。
	  SDカードと同じくデータの編集ができないようにする「ロック機能のスライドスイッチ」が付いている場合があります。
	
microSDカードの「速度規格」
    microSDカードの速度に関しても、複数の規格が存在します。
		microSDカードの速度規格について具体的に確認していきましょう。
	
  microSDカードの速度規格「スピードクラス」
  microSDカードの「スピードクラス」は「書き込み速度が~MB/s以上なのか」を知ることができる、microSDカードの最初期からの規格です。
	  規格として「Class2」「Class4」「Class6」「Class10」などがあり、数字が大きい方が高速な規格となります。
	  現在主流の製品は「Class 10」以上の速度の製品が多く、スピードクラスの表示は省略している場合があります。
	Class10 対応microSDカード一覧
	
  microSDカードの「UHSスピードクラス」
  microSDカードの「UHSスピードクラス」は「書き込み速度が〇〇MB/s以上」なのかの規格です。
	  「UHS Class 1」「UHS Class 3」などの種類があり、数字が大きい方が高速となります。
	  例として「30MB/s以上」の書き込み速度の製品は「UHS Class3」や「U3」と表記されます。
	UHS Class 3 対応microSDカード一覧
	
  microSDカードの「ビデオスピードクラス」
  microSDカードの「ビデオスピードクラス」は「ビデオの録画速度の性能」規格です。
	  「V6」「V10」「V30」「V60」「V90」などの規格があり、数字が大きい方が高速です。
	  例えば「V30」の表記であれば「30MB/sの書き込み速度が出せる」「8K解像度のビデオ録画に対応できる」性能があります。
	V30 対応microSDカード一覧
	
  microSDカードの「アプリケーションパフォーマンスクラス」
  microSDカードの「アプリケーションパフォーマンスクラス」は「microSDカードにアプリケーションをインストールした場合の性能」となります。
	  「A1」「A2」の規格があり、数字が大きい「A2」の方が、アプリケーション動作が高速となります。
	A2 対応microSDカード一覧