パソコンの電源投入時に毎回「SMART Failure」と表示が出る事例

パソコンの電源投入時に毎回「SMART Failure」と表示が出る事例

ハードディスク自己診断機能「SMART」によりエラーが表示された場合の対処について

お客様が使用している富士通製ノートパソコンが、電源投入時毎回「SMART Failure」の表示がでるので確認して欲しいとのご依頼でした。 ハードディスクの自己診断機能であるSMARTは、何かしらの障害が発生した場合警告を表示してユーザーに知らせてくれます。

該当ノートパソコンはSMARTエラーが既に表示されているので、ハードディスクに障害が発生している可能性があります。 診断してみるとハードディスクが故障寸前の状態でした。

お客様にはハードディスクの交換と、ハードディスクの利用状態から記憶容量の大きいハードディスクへの交換をご提案させていただきました。 作業内容はより大容量のハードディスクへの交換、そして交換前のハードディスクから新しいハードディスクへのデータ移行を実施。 作業完了後動作確認を行い、正常に動作することを確認後お客様へ引き渡しました。

今回の修理にかかった料金はワンコイン診断料463円、データ移行作業込みのハードディスクアップグレードサービスパック15,000円、部品代6,980円の合計22,443円(税別)でした。 修理時間は1日ですべて完結することができました。

「SMART」に関する予備知識

SMARTに関する予備知識をご紹介します。

・SMARTとはSelf-Monitoring Analysis and Reporting Technologyの頭文字を取った略称で、パソコンのハードディスクに備わっている自己診断機能のことを言います。ハードディスクに障害が発生した場合、SMART警告と呼ばれるメッセージを表示して、ユーザーに異常を通知してくれます。

・SMARTの機能は、ハードディスクの製造直後からの使用状況に基づき自己診断を行い、異常を検知するための各項目を診断して基準の数値を下回ったら警告を発します。代表的な項目は不良セクタの数です。

・SMARTメッセージが表示された場合には、ハードディスクの許容範囲を超えた劣化等で故障寸前ですので、まずはすぐにデータを保守するためにバックアップを実行することが重要です。

・パソコンを起動したときに表示されるSMARTエラーのメッセージは機種によって様々です。同じメーカーであっても異なるメッセージが表示されることもあります。SMARTメッセージが伝えることがハードディスクの故障の予兆であることは共通です。

・「SMART Failure」「SMART 機能でエラーが検出」のメッセージが表示されて、パソコンを正常に起動することができないケースもあります。このような場合は、セーフモードでの起動を試みます。セーフモードでの起動は通常起動に比べハードディスクに負担をかけませんし、USB機器も使用できますので、バックアップ作業は実施できます。

・SMARTエラーでセーフモードでもパソコンを起動できない場合は、速やかに作業を中止してください。1度起動に失敗したものが次に起動することは基本的にありません。バックアップ中に失敗する場合も同様です。通電時間が長いほどハードディスクの状態を悪化させてしまいますので、それ以上作業をせずに専門業者にバックアップを依頼するのが懸命です。

・SMARTエラーの表示が出たパソコンは、基本的にハードディスクが既に故障していますので、修理する際にはハードディスクの交換が必要です。バックアップを取って必要なデータを保守したら、ハードディスク交換修理を検討しましょう。

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