ハードディスク故障の対処法

ハードディスク故障の対処法

当社製パソコンのハードディスク不良により初期化できない故障事例

今回の依頼は、当社製パソコンの動作が重く調子が悪いため、リカバリーディスクで元の状態に戻そうとしたが、初期化ができないためPCを購入したときの状態に戻して欲しいというものでした。

リカバリーディスクの読み込みができないことから、PCのハードウェアに何らかの異常があると想定し、故障診断を開始しました。
PCのエラーチェックを行ったところ、ディスクエラーが発生して、読み書きが正常に行われないことが分かりました。
リカバリーディスクが読み込めない原因はハードディスクの故障でした。

ハードディスク(HDD)単体の修復はできないため、新しいハードディスクと交換し、その結果、リカバリーディスクが読み込めるようになり、工場出荷時の状態に復旧できました。
このPCは購入してから数年経過しており、当時から現在までのWindowsアップデートがかなり多い状態でした。
お客様からWindowsを最新の状態にして欲しいという要望もあり、Windowsアップデートを合わせて行い、故障診断から引き渡しまでにかかった期間は1日です。

なお、購入後にお客様が入れたプログラムやメーカー製ソフトやドライバーソフトのアップデートはお客様自身が行うということで、今回の作業には含まれていません。

今回の故障修復に掛かった費用は、トラブル原因特定診断で3,000円、HDDの取り替えとリカバリーで12,000円、Windowsアップデートの実施に3,000円、HDD部品代で3,000円、合計で21,000円(税別)です。

ハードディスクの故障原因と故障が起きても困らない対策

ハードディスク(HDD)はパソコン(PC)のデータ記憶装置です。
HDDは磁気を帯びた円盤が回転し、円盤内に磁気でデータを書き込みます。

書き込みと読み出しは回転する円盤上を磁気ヘッドが移動しデータを読み書きします。
PCのパーツの中で機械的な動作を行う部品はこのHDDだけで、機械的な構造のため劣化しやすい部品です。

劣化の症状には、回転にムラが出る、磁気ヘッドが円盤に擦り傷をつける、などがあり、記録されたデータを正確に読み出す、あるいは書き込むことができなくなります。
そのためPCは他の部品が正常であっても、データが読みだせない、誤ったデータを読み書きするなどしてしまい、PCの動作が遅くなり急にフリーズし操作を受け付けないなどの状態に陥ります。

このようにHDDは壊れるという前提でPCを取り扱う必要があり、そのために重要なことがOSを含めたデータをバックアップしておくことです。
PCを購入したときには、PCのHDDに書き込まれた全データをコピーしたリカバリーディスクが付いてきます。
あるいはHDDの通常動作することのないエリアにバックアップデータを書き込んでおり、この場合には、リカバリーディスクは付いてきません。

HDDが故障したときの対応はHDDを交換することです。
このとき新しいHDDには何も記録されていないため、PCを動作させるプログラムやデータを復旧させる必要があります。
復旧させる方法は次の方法があります。

・元のHDDを読み出してデータを移し替え、元の状態を復元する。

・リカバリーディスクから読み出して、PC購入時の状態に戻す。

・元のHDDのリカバリーエリアのデータから、PC購入時の状態に戻す。

しかし、HDDの故障の原因が磁気ディスクを傷つけてデータを破損させていたとき、破損エリアがOSを記録している部分であれば、元のHDDから読み出して復旧することはできません。

以上のことから、PCを使用するときにHDDが壊れても大切なデータを失わないために必要なことは、PCを購入後、現在動いている環境をそのままコピーできるバックアップを取り、定期的にバックアップを更新することです。

PCデータのバックアップを取るメディアは、DVD、ブルーレイ、外付けHDDなどがあります。
これには現在動作している状態がそのままコピーされるため、HDDを取り換えてもそのままコピーすれば故障前の状態に復旧できます。

また、HDDの故障を予知しておくことも大事です。故障が予知できれば、HDDが壊れる前に点検に出しHDDを交換することができます。
定期的にチェックを行い、正しく動作しているか確認してください。
それでも難しい場合は、専門ショップにご相談ください。

投稿日:

ページトップ

パソコン(PC)修理のドスパラトップへ