ノートパソコンのストレージ(補助記憶装置)について

ノートパソコンのストレージ(補助記憶装置)について

お客様からストレージの容量増加を依頼された件

「標準搭載のSSDが32GBでは、容量が少ない。なんとか容量を増やすことはできないだろうか?」とお客様からご相談を受けました。
持参されたノートパソコン「アルタイルVH-AD」にはストレージとして32GBのeMMCが標準搭載されていす。

eMMCはスマートフォンやタブレット端末、低価格ノートパソコンにおいてよく使われているストレージです。
お客様のパソコンを確認したところ、別途HDDやSSDを増設できる箇所がありましたので、追加でHDDを取り付けることをご提案しました。

パソコンの内部を分解したうえで、500GBのHDDを新規に無事に取り付けることができましたので、保存容量を大幅に増やすことができました。
お客様にご確認していただいた結果、「写真や動画データがたくさん入るようになった」と非常にご満足していただけました。

修理料金は、HDD部品代に4,980円、取り付け工賃に4,000円で合計8,980円でした。
また、作業完了まで1時間でお引き渡しすることができました。

ノートパソコンのストレージについて補足説明

ノートパソコンに内蔵するストレージはOSやアプリケーション、さまざまなデータを保存する記憶装置です。ここでは3種類のストレージについて、それぞれ補足説明をします。

1. HDD (Hard Disk Drive)

HDDは回転する磁気ディスクにデータを保存するための磁性体が塗布されており、磁気ヘッドが磁気ディスク上を移動して、磁気でデータの読み書きを行います。
低価格で大容量のデータを記録できることが特徴ですが、データの読み書きの際は、回転する磁気ディスクと磁気ヘッドが非常に近づくため、振動や衝撃に弱く壊れやすいです。
また、物理的な駆動部分があるため、電気的に記録を行うSSDやeMMCと比較してデータの読み書き速度は低く、消費電力も大きくなってしまいます。

2. SDD (Solid State Disk)

SSDはフラッシュメモリを記憶媒体に用いるストレージです。駆動部分がなく電気的に行うため、データの読み書き速度が非常に高速です。
特にランダムアクセスに対する性能が高いです。また、同じく駆動部分がないため、耐衝撃性が高く製品サイズの小型化が容易で軽量なので、ノートパソコンとの相性が良いです。
ただ大容量の製品を選択する場合、HDDに比較して高価格になります。

3. eMMC (embedded MultiMediaCard)

eMMCは、SSDと同じくフラッシュメモリを記録媒体に用いたストレージですが、用途は組み込み機器向けになっています。
そのためスマートフォンやタブレット端末、カーナビシステムなどに普及が進んでいます。

またWindows搭載のパソコンでもWindows8からeMMCをメインストレージとした機種が発売されるようになりました。
接続インターフェイスの違いからSSDと比較してデータの読み書き速度は低いのですが、消費電力が小さくサイズも小さいです。ただ組み込み機器向けのため、ノートパソコン購入後に大容量の製品に交換するといったことはできない可能性があります。

最後に3種類のストレージについて、さまざまな性能の違いを比較してまとめました。
データ容量(大きい順) : HDD > SSD > eMMC
データの読み書き速度(速い順) : SSD > eMMC > HDD
1GBあたりのコスト(安い順) : HDD > eMMC = SSD
製品サイズと消費電力(小さい順): eMMC > SSD > HDD
耐衝撃性(強い順) : eMMC = SSD > HDD

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