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自作パソコンの予算感をご紹介
・格安タイプ(7万円前後)
・ミドルクラスタイプ(10万円前後)
・高性能タイプ(15万円台)
・まとめ
自作パソコンは使用するパーツを自分で選べることが魅力です。予算に合わせてパーツ選びをすることもパソコンを自作する上での醍醐味の1つですが、どのくらいの予算でどの程度のパーツが使えるのか、全体の予算感など分かりにくいこともあります。そこで、本記事では格安、ミドルクラス、高性能の3パターンの構成例をもとに予算の目安をご紹介します。
ただし、PCパーツは価格の変動が大きく、トレンドの変化によりパーツ構成が変化することもあります。例えば、かつてはOSのインストールで使うため必須だったDVDやBDドライブはあまり使われなくなり、取り付けるための外部5インチベイがあるPCケースは減っています。また、かつてはHDD用の3.5インチベイの数がPCケース選びのポイントになっていましたが、SSDの普及によりあまり重視されなくなりました。HDD自体も必須ではなくなっており、今回紹介する構成でも含めていません。あくまでおおまかな目安として考えてください。
今回の構成例はOSを含め、ディスプレイ等の周辺機器は含めないという条件で作成しました。構成には動作に必須なパーツのみを選定しており、CPUクーラーはCPUの付属品を使う想定です。グラフィックボードも構成例には含めず、別枠のパーツとして紹介しています。
グラフィックボードを含めない構成の場合はCPUが内蔵グラフィック搭載モデルである必要があります。
グラフィックボードを搭載しない構成や、今後グラフィックボード搭載を予定している場合も内蔵グラフィックを搭載しているCPUを選ぶようにしましょう。
それでは、予算の少ない格安タイプから紹介しましょう。
※想定価格は2022年10月現在の情報を規準としています。
格安タイプ(7万円前後)
できるだけ安く作った構成です。最安編成を求めたわけではないため、より安価なパーツを選べばもう少し安くあげることは可能です。ただし諦める要素が多くなり、パーツの選択肢も少なくなります。パーツ選びも楽しむのであれば、このくらいの予算が必要になります。
想定パーツ | 想定価格 | |
CPU | Intel Core i3シリーズ |
1万5000円 |
メモリー | DDR4 8GB(4GBx2) | 5000円 |
マザーボード | Intel H610搭載モデル |
1万3000円 |
SSD | M.2 256GB(PCI Express 3.0 x4) | 5000円 |
電源ユニット | 定格出力450W | 7000円 |
PCケース | ATXマザーボード対応 | 6000円 |
OS | Windows 11 Home |
1万6500円 |
合計 |
6万7500円 |
この構成のポイントはCPUとマザーボードです。CPUはパソコン全体のパフォーマンスを左右するため、予算を抑える場合でもIntel製ならCore i3、AMD製ならRyzen 3を選ぶのがお薦めです。
ただし、冒頭でも述べた通り、グラフィック機能がないCPUもありますので、その場合、映像出力のためにグラフィックボードが必須な点に注意が必要です。
マザーボードはCPUのオーバークロック、メモリーの動作クロック、M.2スロットの最大速度など、ほかのパーツの仕様を制限する場合があります。そのため購入前にほかのパーツがきちんと使えるか確認しておくことが重要です。その代わり製品価格の幅が大きいパーツでもあるため、必要な機能を把握できれば予算を抑えられるポイントになり得ます。
例えば、チップセットにIntel H610を採用したマザーボードはチップセットのPCI Expressが3.0までとなります。そのためPCI Express 4.0対応の高速なSSDは性能を発揮できません。ただし高速なSSDは高価なので、はじめからPCI Express 3.0対応のSSDを選ぶつもりであれば影響はないとも言えます。
PCケースはより安価な製品もありますが、ある程度選択肢がある金額を想定しました。パソコンの機能面や性能面も重要ですが、毎日見ることになるため見た目が好みという視点も大切です。
予算に合わせてSSDの容量アップやCPUの上位モデルを選択すると、より快適な環境にすることも可能です。
ミドルクラスタイプ(10万円前後)
ミドルクラスタイプは10万円前後の予算で構成しました。初めて自作するという人や、コストパフォーマンスを求める人はここを参考にするとよいでしょう。このクラスよりも上位のパーツは価格の上がり方が大きく、性能の伸びは緩やかになります。
想定パーツ | 想定価格 | |
CPU | Intel Core i5シリーズ | 3万円 |
メモリー | DDR4 16GB(8GBx2) | 8000円 |
マザーボード | Intel B660搭載モデル | 2万円 |
SSD |
M.2 512GB(PCI Express 4.0 x4) |
1万2000円 |
電源ユニット | 定格出力500W | 8000円 |
PCケース | ATXマザーボード対応 | 1万円 |
OS | Windows 11 Home | 1万6500円 |
合計 |
10万4500円 |
この構成は人によって変更したいであろうポイントが豊富ということが特徴です。例えば、CPUのCore i5であればオーバークロックに対応するモデルが多く、それに合わせてマザーボードの変更やCPUクーラーの追加などを行うというプランも考えられます。画像編集や動画編集をするならメモリー容量は32GB以上欲しいという人も多いと思います。
パソコンで3Dゲームをプレイしたい人はグラフィックボードの追加を検討することになります。グラフィックボードは市場の状況によって価格が変動しやすいパーツといえます。
ゲーミングPCを自作したい場合、グラフィックボードの価格を中心として全体の予算を考えることがおすすめです。
また、グラフィックボードを追加する場合はより高出力な電源ユニットを選ぶ必要があります。ミドルクラスのグラフィックボードを選ぶのであれば、定格出力は600~700Wくらいが目安になります。
将来の増設や交換を想定して、マザーボードを上位モデルに変更するという選択肢もあります。メモリーを2本しか使わないのであればマザーボードのメモリースロットも2本で十分ですが、4本のマザーボードを選んでおけば後で追加もできます。
全体的に上位のパーツを使うのではなく、SSDだけ大容量モデルや高速モデルに変更するなど、ほしいところだけを強化できるのは自作パソコンならではの魅力です。
高性能タイプ(15万円台)
高性能タイプはミドルクラスタイプから使用するパーツのランクを全体的に上げた構成で、ほとんどの人が物足りなさを感じることのないパソコンが組めます。ただし価格も10万円を大きく超え、相応に高価になります。数年間はパーツの入れ替えもせずに使い続けるつもりの人に合った構成と言えるでしょう。
想定パーツ | 想定価格 | |
CPU | Intel Core i7シリーズ | 5万円 |
メモリー | DDR4 32GB(16GB×2) | 1万3000円 |
マザーボード | Intel Z690搭載モデル | 3万円 |
SSD |
M.2 1TB(PCI Express 4.0 x4) |
1万8000円 |
電源ユニット | 定格出力750W |
1万2000円 |
PCケース | ATXマザーボード対応 |
1万5000円 |
OS | Windows 11 Home | 1万6500円 |
合計 | 15万4500円 |
これはCPU内蔵のグラフィック機能を使う構成です。3Dゲームのためにグラフィックボードを追加すると、多くの場合20万円を超えるでしょう。グラフィックボードの性能をきちんと引き出すにはCPUの性能も必要なため、Intel製CPUであればCore i7シリーズ、AMD製CPUであればRyzen 7シリーズなど上位モデルを選んだ方がよりパフォーマンスを期待できます。
ミドルクラスプランは基本的に構成例から上位のパーツに変更することを想定していますが、こちらのプランは余裕を持たせているため下位モデルに変更する余地が多くなります。メモリーやSSDの容量を減らす、マザーボードのチップセットを下位に変更するといったことが考えられ、予算を調整できます。PCケースや電源ユニットもコストカットできるポイントです。
より高性能なパソコンを目指すならIntelのCore i9シリーズ、AMDのRyzen 9シリーズやThreadripperシリーズなど、より上位のラインナップもあります。ただしこれらは予算を気にせず現状の最高クラスの性能がほしい人向けの製品です。一つ一つのパーツが高価なため、予算は30万円前後が目安となるでしょう。
まとめ
予算をベースにした、自作パソコンの構成の作り方を紹介しました。
実際に構成を考える際は、これらの構成例に欲しい機能や要素を足す、安いパーツに変えて予算に収まるよう調整するといったアレンジを加えていくと良いでしょう。PCケースを安く抑えてその分メモリーの容量を増やす、反対に性能はある程度我慢して見た目の良いPCケースを選ぶなど、好みに応じて好きなパソコンを作ることができます。
自作パソコンの構成を考える場合、何かしらの基準が必要です。想定する用途が明確でない場合は先に予算を決めておき、その範囲でどんな構成を作れるかを探るのはお薦め方法です。自分だけの納得の1台を作りましょう。
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