結露に要注意!冬にパソコンが起動しないときの原因と対策について解説

公開日:2021/12/27

寒い季節になって、パソコンが起動しなくなったという経験はありませんか?
冬になると、下記のようなトラブルについての問い合わせが増えます。

  • 電源を入れたのになかなか起動しない
  • 何回電源を入れてもつかない

寒さのせいかなと思って、暖房の風にあてたり、ホットカーペットの上で温めたりしたら大変!
故障のおそれがあります。
では、どのように対応すればいいのでしょうか?
今回は、冬に起きやすいパソコントラブルの原因と対策について解説します。

冬にパソコンが起動しなくなる原因は「冷え」と「結露」

なぜ寒い時期になると、パソコンの起動に時間がかかったり、起動しなくなってしまうのでしょうか?
その原因は、大きく2つ考えられます。

パソコン本体の冷え

私たち人間は寒いと動きが鈍くなりますよね。
それと同じで、パソコンも冷えには弱いです。
本体や内部のパーツが冷えると、電源を入れてから起動するまでに時間がかかったり、起動はしても全体的に動作が鈍くなるなどの症状が出る場合があります。
ノートパソコンを外に持ち出すと冷えるのは当たりまえですが、室内に置いてあったとしても、温度が低すぎると症状がでることがあります。

結露によるショート

冬になると、窓ガラス一面に水滴がつくことがあります。
これは「結露」といって、窓ガラス表面温度と室内温度の寒暖差に加えて、空気中の水蒸気量が多い場合に発生する現象です。
これがパソコンの表面や内部にも発生することがあります。
特に、窓ガラス付近に設置しているパソコンや、室内外にパソコンを持ち運んでいる方は、発生条件を満たしている可能性があるので要注意です。
結露は水分なので、電子機器であるパソコンにとっては大敵です。
そのまま起動すると、ショートしてしまい故障する可能性があります。

パソコン本体が冷え切っている・結露が発生しているときの対策

では、寒い季節にパソコンが起動しにくいときや、結露が発生しているときは、どのように対応すればいいのでしょうか?
ここでは4つの対策について順番に解説します。

①すぐに電源を入れない

パソコンを触ってみて冷たいと思ったときは、すぐに電源を入れないようにしましょう。
電源を入れてしまうと、普段より動作が遅くなったり、万が一結露していたときにはショートをするおそれがあるからです。
寒い季節には使用前にパソコンに触れて温度を確認しましょう。

②パソコン本体の温度が室温と同じになるまで待つ

パソコン本体を触って冷たいと思ったら、本体の温度が室温と同じくらいになるまで待ちましょう。
パソコンにとって最適な温度は20~25度と言われていて、人間が過ごしやすいと感じる温度とほぼ同じです。
そのため、寒い部屋での使用は控えて、なるべくエアコンのある部屋に設置するようにします。
窓際は冷えやすいので、離して置くのも大切です。
もしパソコンが冷えていた場合、急いでいるからといってホットカーペットの上に置いたり、エアコンの暖かい風を直接あてるなどして、パソコンを直に温めてはいけません。
無理に温めようとすると、結露が発生するだけでなく、温まりすぎてしまい熱による故障やトラブルの原因になりかねません。
パソコン自体が温まるまで、30分から60分くらいは暖かい部屋の中に置いておき、自然に温かくなるのを待ってから使い始めましょう。

③結露は拭き取り、風通しの良い場所で陰干し

パソコン本体に結露がついていたら、マイクロファイバークロスなどで見える範囲の水分を拭き取り、その後は日光が直接当たらない風通しのよい場所に置いて陰干しします。
日光に直接あててしまうと、環境によっては結露が発生したり、温まりすぎて高温になってしまいます。
パソコンは寒さだけでなく暑さにも弱いので、なるべく日光が当たらない場所に設置して様子を見ましょう。

④保管場所・保管方法を変える

パソコンを窓際に置いている場合は、窓から離して設置するのがおすすめです。
寒い季節の間だけでもエアコンのある部屋へ移動するなど検討してみてはいかがでしょうか。
また、ノートパソコンの場合は保護ケースに入れておくと、結露を防ぐ効果が期待できます。
外出時だけでなく、室内に保管しておく際にも、使用しないときは保護ケースに入れておくとよいでしょう。

夏の結露にも要注意!

結露のトラブルは冬だけの問題ではありません。
冬に比べると夏は室内外の温度差が少ないですが、湿度は高いので要注意です。
暑い屋外から涼しい室内にパソコンを持ってきたときや、窓際に置いてあったなどにも発生する可能性があります。
また、長期間湿度が高い場所に置いておくと、金属が腐食する場合があります。

  • 直射日光の当たらない部屋で作業する
  • 湿度の低い場所で保管する
  • エアコンのある室内に置く
  • 風通しの良い場所に置く
  • ホコリの掃除をして、給気口/排気口を塞がないようにする

夏の暑い季節は上記5点に注意して、結露によるトラブルを回避しましょう。

トラブル発生時はパソコンショップなどに相談しましょう!

いくら対策をしていても、寒さの影響で起動しなかったり、結露がついてしまうことがあります。
考えてもわからないときは、自力でなんとかしようとせずに、すぐにパソコンショップやサポートセンターなどに相談しましょう。
対策方法についてアドバイスがもらえたり、故障があった場合は部品交換や修理を勧めてくれるなど、適切な対応をしてくれます。
急いでいるからといってパソコンを分解したり下手に触ってしまうと、保存したデータが消えてしまう恐れがあります。

  • パソコンに対する知識があまりない
  • 自力で対応する自信がない
  • 対策はとってみたものの故障がないか不安

このようなときは自分で対処しようとせずに、すぐに相談して対策しましょう。
修理に出すとデータが消されてしまうことがありますが、通常使用でも故障がないとはいえません。
日頃からデータのバックアップをとっておくようにするのがおすすめです。

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