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マザーボードとは

マザーボードとは、デスクトップパソコンにおける「メイン基板」のことを指します。
マザーボードの選択によって、パソコンを組み立てる上で、パーツの選択肢の方向性が決まってくることになります。
マザーボードは、パソコンが完成した後パーツ交換をする場合、拡張性に影響します。そのため、マザーボードは、パーツ交換予定や完成後の使用方法を、長期的にイメージながら選択することをおすすめします。

レストランで例えるなら店内のレイアウトです。
イスやテーブルの場所でスタッフの導線を設計したり、料理場からお食事の運びやすさや、かたずけやすさなどに影響する、人の流れと役割や効率に影響する大元です。
導線が広いことは一度のデータ転送量が多く速いデータ処理ができ調理場でプログラムの実行や結果の映像処理など幅広い箇所を早めることに繋がります

マザーボードの代表的なメーカー

マザーボードのメーカーとして、大きくは4つのメーカーがあります。
「ASRock」「ASUS」「GIGABYTE」「MSI」が代表的なマザーボードメーカーとなります。

マザーボードのフォームファクタ

マザーボードのフォームファクタで、最も標準的なサイズとなるのが「ATX (Advanced Technology Extended)」規格です。
最も一般的なマザーボードの標準的なフォームファクタです。
マザーボードとして標準的なサイズであることから、対応するPCケースが多く互換性が高い点も特長です。
PCI Expressスロットやメモリスロットが複数用意されていて、高い拡張性を持っています。
拡張性の高いデスクトップパソコン、ゲーミングPC、ワークステーションなどのマザーボードとしても適しています。
ATXマザーボードは、今後のカスタマイズやアップグレードを視野に入れたPCの組み立てに最適です。

マザーボードのチップセット

マザーボードのチップセットは、マザーボードに接続可能なインターフェースや接続端子の種類や搭載可能な数を決める部品で、マザーボード上に実装されています。
はんだ付けで固定されているため、チップセット単体で交換することはできず、マザーボードとセットで選ぶことになります。
チップセットは、Intelのチップセットを搭載したマザーボードとAMDのチップセットを搭載したマザーボードがそれぞれ販売されています。
搭載したいCPUを決めてから、マザーボードを選択すると、マザーボードの選択肢を絞りやすくなります。
マザーボードのIntel、AMDの対応は、商品詳細ページの「対応CPU」の項目を確認して選ぶようにしましょう。
このチップセットの性能が、グラフィックボードやメモリへのアクセス速度が決まります。
一般的に新型CPU発売時に一緒に、グレード違いで上から下まで4~6種類のチップセットが毎回発売されます。

マザーボードと対応するCPU

マザーボードは、CPUと組み合わせて選ぶ必要があり、正しい組み合わせで使う必要があります。
「Intelの14世代CoreシリーズのCPU」を使用したい場合、対応する「Intelのチップセット」を搭載したマザーボードが必要となります。
Core Ultra200シリーズには専用の対応チップセットを選ばなければいけないなど、CPUとチップセットはある程度セットが考える必要があります。
これはAMDの方でも「Ryzen9000シリーズのCPU」を使用したい場合、対応する「AMDのチップセット」を搭載したマザーボードが必要となりますが、Ryzenはチップセットに対して対応CPUの幅が広くなります。現行では、Ryzen7000・8000・9000シリーズが一度に対応するチップセットになっています。
そのため、CPUとマザーボードを正しい組み合わせで選ぶことが重要となります。
Intel CPU一覧
AMD CPU一覧

マザーボード上のレイアウト

マザーボードのメーカーにより基板上のレイアウトはある程度自由に作られています。機能を省くことで安くするなどもメーカーの製造戦略です。
メモリスロット:チップセットにより対応の形状がDDR4かDDR5なのか、これによりメモリの形とアクセス
速度が変わります。
1スロット何GBまで対応のスロットがいくるあるかで将来的な最大メモリ搭載容量が決まります。
用途に寄りますが、オンラインゲームでは合計32GB、配信や生放送と画像編集では合計64GB、2時間越えの4K動画づくりなどは128GB以上推奨と言われます。
m.2スロット:対応転送規格がPCI-Express Gen4やGen5とは、接続するSSDへのデータ転送速度を表します。
Gen3では3500~4000MB/Sまで。Gen4では7000~7500MB/Sまで。Gen5では14000MB/Sまでと早くなっていきます。
現在m.2接続のSSDはGen4から、徐々にGen5へ移行している期間です。この速度の速さがゲームのロード時間やリスポーン時間などに影響していきます。
また、SSD側がGen5対応の14000MB/Sまで出る速度だとしても、マザーボードがGen4の7000MB/Sの場合、SSDは7000MB/Sまでしか出ませんが利用は可能です。
他にも、背面オーディオ端子を使う場合、オーディオ端子からサウンドチップまでの距離が長いとノイズを拾いやすくなることや、ケースのUSB端子の種類と数以上にマザーボード側にUSBピンヘッダがないとケースのUSB端子が使えなくなる場合などあります。事前に確認が必要となります。

重要!マザーボードの選び方。4ステップ

①【基本互換性】先に必要な性能が決まっているかを確認してください。
例)IntelのCoreUltra 7の270K PlusのCPUを搭載したい
例)メモリは32GBを4枚は搭載したい
これらの希望に沿うためにはマザーボードが対応している必要があります。接続する予定のCPU・メモリ・SSD・電源・グラボなどの対応を確認しながら決めましょう。
逆に、パーツや性能が決まっていない部分は、マザーボードを決めてから対応しているパーツを選ぶようにしましょう。
注意点として、マザーボードのBIOSには同じソケットでも対応CPUが異なる場合や、後発のCPUが発売したとき、発売より前に出荷しているモデルではBIOSが対応していないなどあり得ますのでご注意ください。BIOSが対応していないマザーボードでは対応していないCPUを使ってBIOS起動すらすることができません。
最も安全なBIOS対応確認方法は、使いたいCPUの発売よりも後に発売したマザーボードを選ぶことが確実です。

②【サイズ感】マザーボードのフォームファクタとPCケースの対応フォームファクタを合わせる
PCケースがMicroATXまでの対応サイズで、マザーボードをATXで選ぶと取り付けできません。ご注意ください。

③【インターフェース】背面USBやケース用USBヘッダの数、メモリの規格や速度、Wi-Fi機能の有無など
背面にType-Cが欲しい、最新のUSB4対応端子がケースとマザー両方にあるか、Wi-Fiの対応などもあらかじめ機能がなければ利用できません。

④【信頼性や拡張性】将来的に同じマザーボードのままアップグレードを考える余地を用意しておくか。
仮に、メモリスロット数が2つのマザーボードを選び、16GBのメモリ2枚で埋めて32GBで利用していた後にメモリを追加したいと思ったときにはスロットに空きがないので、16GBのメモリを外して32GBに入れ替えをしなければなりません。
最初からスロット4つのマザーボードに2枚まで埋めてあった場合は、16GBをもう2枚追加だけで同じ容量に拡張できたということになります。
他にも、ハイスペックなCPUやグラボを選ぶなら、マザーボードには大型ヒートシンクがあり冷却が間に合うか。m.2SSD用ヒートシンクがマザー側にあるのかなど冷却面の信頼性も考慮しましょう。

将来的なことも考えて、長く使うための足かせにマザーボードがならないように、できるだけチップセットは最新世代のものでお選びいただくことをおすすめします。

ASRockのマザーボードのBIOSバージョンについて

2026年5月現在、ASRock製AM5ソケットマザーボードは1月以降入荷分の中でmATXとATXサイズの全マザーボードに「BIOS Flashback」機能がついています。
ASUSのマザーボードではAM5ソケットの中でA620チップセットとMiniITXには省かれているようですが、「USB BIOS Flashback」という名前で同じ機能があります。
ROGとTUFとProArtシリーズには搭載しています。Primeシリーズは一部下位モデルにないようです。
この機能は、CPUとメモリを接続しないで、マザーボードに電源ユニットだけ接続した状態でBIOS更新ができ、FAT32フォーマットをしたUSBフラッシュに更新用BIOSデータを入れて読み込ませてCPUなしでBIOSの更新ができる機能です。
これにより、AM5対応マザーボードでBIOSにまだ対応していないCPUと一緒にお買い上げ頂いてもBIOS更新してから組み込んで使えることとなりました。
マザーボード購入時のBIOSバージョンを気にしなくてよくなりましたが、最新BIOSで使おうと考えているCPUに対応しているかはご確認ください。
※バックパネルのBIOSと書いてあるUSB端子にフラッシュを接続し、電源のスイッチをONにしてFlashbackボタンを押して実行する流れです。
※Mini-ITXマザーボードではこの機能を無くして小型化を図っています。機能があるかはバックパネルのFlashbackボタンがあるかで判断できます。

ASRockのFlashback機能を使ったBIOS更新手順について(ASUSは異なる場合があります)

マザーボードに、I/OスイッチがOの状態にした電源ユニットのみ接続する(メイン24Pin+8Pin補助電源のみ) CPU・メモリ・グラボとも接続してはいけません
FAT32でフォーマットしたUSBフラッシュに更新BIOSデータを入れて、バックパネルのUSB用端子にフラッシュを接続する
※モデルによりBIOS更新データのファイル名が指定されています。「CREATIVE.ROM」を指定されている物が半分近くあります。正確には付属のマニュアルを参照ください。
電源ユニットの電源をI/OのIに入れる>3秒以上経ってからバックパネルのFlashbackボタンを3~5秒押し続ける>書込み開始のLEDがある場合LEDの点滅が始まり上書きが始まる
※上書きをしている最中で停止させるとBIOSが破損して二度と起動できなくなりますので絶対に触れないように注意してください。
更新は容量の小さいモデルで3分ほど、容量の大きいモデルで5分以上かかります。LEDが消えたら成功・完了ですが、内部処理を行っている可能性があるため30秒~1分ほど時間を開けてから電源ユニットのI/OスイッチをOにして、電源とUSBフラッシュを外して組み立てに入るよう余裕をもってください。
★内部的には5Vスタンバイ電源のみで動作し、ECコントローラだけでUSBを直接読み込ませる非常にシンプルな動作で、複雑なことはできません。
マザーボードの電源ONも使わない分、BIOSファイル名の指定など規定通りにしないといけないところだけお手間かと思います。

ASRockのマザーボードのAM5・LGA1851のソケットのマザーボードの9割のモデルに搭載し始めているPOST Status Checkerについて

昨今のASRockのマザーボードにはLEDによるPOST Status Checker機能がついているものがほとんどになりました。
機能がある場合の半数のモデルは、マザーボードの一番南東の端に、CPU/DRAM/VGA/BOOTと書いてある小さいLED4つがあります。
※モデルにより、メモリスロットの脇にある場合や、ハイエンドモデルはCPUや電源ソケットの近くにあるモデルもあります。
マザーボードの電源をONにした後、各パーツへの電力供給からPOSTチェックが行われた際にどこかに問題があればこのLEDが光って、どこにエラーがあって止まっているのかが識別できるようになっています。
DRAMのLEDで止まっていればメモリにエラーがある、認識していないなどのトラブルとわかります。
CPUのLEDであればCPU、VGAのLEDであればグラフィックボード、BOOTのLEDであればストレージのエラーです。
組み立てが終わって電源を入れた時、画面に映らないなど不具合があった時、冷静に組み立てを見直す指標にしてみてください。

よくあるご質問 (FAQ)

マザーボード選びでよくあるご質問をまとめました。

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