ハードディスク故障防止やWindowsが起動しない場合の対処法
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ハードディスク故障防止やWindowsが起動しない場合の対処法
デスクトップPCの電源を入れてもWindowsが起動しない事例について
今回、ご相談いただいた内容はデスクトップPCの電源を入れるとWindowsが起動しなくなり、PCの中からカツカツと異音が生じるようになったという症状でした。
PC内部から異音が生じる場合は、何らかの部品が物理的に破損していることが考えられます。
そのため、お客様に破損している部品がハードディスクだった場合は、これまで使用していたデータを復元することは難しいことをお伝えしたうえで修理に取り組みました。
基本診断を行った結果、ハードディスクの故障により、Windowsが起動できない状態であることが判明。
ハードディスクを交換後、PCが正常に起動することを確認しました。
ハードディスク交換によりPCのデータが何もない状態だったため、Windowsのセットアップも実施。
お客様が使用可能な状態で返却いたしました。
今回の修理内容は基本診断が6000円、HDD交換費用が4000円、Windowsインストールが12000円で、合計22000円(税抜)となります。
修理のお時間は3日間いただきました。
ハードディスク故障防止とデータバックアップの予備知識
PCのハードディスクにはWordやExcelなどで作成したファイルが保存されています。
ハードディスクが物理的に破損すると作成したファイルやデータがすべて失われるため、PCの中でもハードディスクは重要なパーツといっても過言ではありません。
また、ハードディスクは精密機械であるため、他のパーツと比較して繊細で故障しやすいというデメリットも…。
大事なファイルやデータを失わないようハードディスク故障を防ぐ対策と、万一故障した場合のデータのバックアップ方法をご紹介します。
ハードディスク故障防止策
1.高温多湿な環境での長時間使用を控える
ハードディスクは熱や湿気に弱く、高温になるとハードディスクの円盤に歪みが生じることもあります。
また、湿気によりハードディスク内にサビが発生することも。特に湿度が高い場所で作業するとコントローラやアダプターの異常に伴い、ディスクの故障率が高くなることが最近の研究で判明しています。
ハードディスクを長持ちさせるためにも夏場はエアコンの入った部屋で使用するなどの工夫をしましょう。
2.ほこりの多い環境で使用しない
ハードディスクにほこりが入るとデータの読み込みや書き込みができなくなってしまうこともあります。
ほこりだけでなくタバコの煙や灰もハードディスクの故障の原因となっています。
ほこりの多い場所やタバコを吸いながらのPCの使用は避けるようにしましょう。
3.正しい手順でPCの電源を落とす
画面がフリーズすると電源ボタンを押してPCの電源を落としてしまいがちですが、急なシャットダウンもハードディスク破損の原因となります。
PCの電源を落とすときは正しい手順でシャットダウンするようにしましょう。
データバックアップ方法
いくら環境や操作に気を配ってもハードディスクには寿命があります。
メーカーにもよりますがHDDの寿命は3~5年で、5年たてばいつ故障してもおかしくないといわれています。
経年劣化による故障に備えて常日ごろからデータのバックアップを取るようにしましょう。バックアップを取る方法は以下の手順を参考にしてください。
1.PCにUSB、外付けHDDなどの外部ストレージを差し込みます。
2.タスクバーのフォルダアイコンをクリックするとエクスプローラが開きます。
3.画面左側の「コンピュータ」もしくは「PC」をクリックして「ローカルディスク(C:)」をダブルクリック。
4.「ユーザー」をクリックすると自分がWindowsにログインするときのID名のフォルダ名を探してフォルダ名ごとコピー。
5.1で差し込んだストレージにコピーしたデータを保存します。