パソコンの異常発熱と冷却ファンの役割

パソコンの異常発熱と冷却ファンの役割

NEC製ノートパソコンが異常発熱で停止した事例

お客様のパソコンはNEC製のもので、持っていられないほど発熱が大きく、同時にファンの音も大きくなりパソコンが停止したので、見てほしいという依頼でした。
いつもパソコンを使うときは膝の上に置いて作業をするのですが、膝に置いておけないほどの高温になったとおっしゃいました。

パソコンを診断した結果、原因はパソコン内部に 溜まったホコリでした。
蓄積したホコリで通気口が塞がれ、ファンが回ってもCPUが冷えずに熱暴走が起こり、パソコンが停止したようです。
また、ファン自体もホコリで回転が弱く、冷却能力が落ちていた状態でした。

お客様のパソコンをお預かりし点検した結果、通風口の詰まり以外に異常はないことが分かりましたので、パソコン内部をクリーニングしました。
そのあと、電源を入れパソコン操作をしてもファンの異常な動作は起こらず、熱も通常の範囲でした。以上でパソコンは正常となったことが確認できましたので、お客様に引き渡しました。

修理の金額は、ワンコイン診断が463円、クリーニングに3,000円で、総額3,463円です。また、お客様にパソコンを引き渡すまでの時間は、約30分でした。

パソコンで起こる異常発熱の原因と対策の予備知識

パソコンの主要な部品であるCPUとHDDは、負荷が大きくなってくると発熱します。
通常の温度は40℃くらいですが、負荷の増加に伴い温度上昇は60℃以上です。
温度が高くなるとCPUはエラーを起こし、パソコンが停止します。この事象が熱暴走です。
HDDのエラーのばあいは、パソコン停止だけでなくディスク内のデータを壊す可能性があります。

このようなパソコン内部の温度上昇を抑える重要なパーツが、冷却ファンです。
ファンは空冷式で、空気取り入れ口から冷たい空気を取り入れ、CPUなどを冷やし熱暴走しないように働きます。
CPUの負荷が小さいときは、ファンは停止しているため静かですが、インターネットで高画質の動画を見るなど負荷が高くなると、熱が発生し温度が上昇するためファンが回り出します。
そのため、パソコンがうるさいと感じることでしょう。パソコンがいろいろと仕事をしてうるさいのは、正常な動作です。

しかし、パソコンでインターネットを見るだけなど負荷が小さいのにパソコンがうるさいときは、異常が起きているときです。
ファンが回っても、通気口を塞がれ熱が下げられないと、ファンはさらに回転を上げて回ります。
通風口の詰まりはホコリなどのゴミが通風口に付着し、さらに蓄積して穴を塞いだ状態です。

逆に、パソコンの負荷が大きいのに、うるさくないときはファンが故障して回っていないことが考えられます。
このときはパソコンの温度が非常に高くなり持てないくらいになります。
ファンの故障の原因は、ファン自体の劣化による故障と、ファンの羽や軸にホコリなどが付着しファンが回らなくなったことがあげられます。

こうしたファン関連の問題を起こらないようにするには、次の対策をいつも心掛けることが大切です。

・ホコリの多い場所ではパソコンを使用しない。使用しても短時間。
・パソコンの周囲を清掃しゴミが溜まらないようにする。

もし通風口にホコリが溜まったときは、掃除機を軽く当てる程度であれば、通風口の入り口に付着したホコリは吸い出すことができますが、詰まった状態では吸い出すことはできず、内部の清掃が必要です。
パソコンの裏蓋を外していけばファンの周りの清掃が可能ですが、分解することは止めた方が良いでしょう。
ノートパソコンのばあい、精密部品をコンパクトに配置して組み立てているため、慣れた人でなければ内部の部品を痛めてしまいます。

ファンの音が異常に大きい、通風口にホコリが詰まり発熱が大きいなどの症状が見られたときは、パソコンの修理専門店に持ち込んで清掃してもらいます。
さらに、パソコンを購入してから数年経っているならファンの劣化が進んでいると思われるため、ファンも交換してもらえば今後使う上で安心です。

投稿日:

ページトップ

パソコン(PC)修理のドスパラトップへ