2019.4.3(水)

オリジナルSSD“Z1シリーズ”3製品のSSDエンデュランス評価についてご報告


 平素よりドスパラをお引き立て賜り、誠にありがとうございます。2018年8月14日付けリリース「オリジナルSSD“Z1シリーズ”3製品についてのお知らせ」にてご案内しました、弊社オリジナルSSD“Z1シリーズ”3製品(以下、本製品)につきまして、第三者機関によるSSDエンデュランス(書換え耐性)評価試験の結果が出ましたので、以下ご報告させていただきます。

 ・「オリジナルSSD“Z1シリーズ”3製品についてのお知らせ」2018年8月14日付けリリース


【SSDエンデュランス評価試験の概要と結果】

①信頼できる第三者機関に依頼し、本製品とA社、B社の3製品についてSSDエンデュランス評価試験を実施した。

②3製品とも、100TBまで書き込み(シーケンシャルライト)を実施し、その後JESD219A※1に準拠したランダムライトを約10TB前後実施した。3製品のなかで本製品の書き込み速度がもっとも低かったものの、エラーなどの不具合は発生しなかった。ランダムライトにおいては、3社ともライト性能が同程度の劣化傾向を示しており、書換え耐久性について、明らかな優劣はつけがたい結果が確認された。

③読み込み(シーケンシャルリード)についても、②の100TBシーケンシャルライト実施途中に定期的にSSD全域を読み込み、期待値を確認し、性能を測定した。三社とも同等に400MB/s以上を計測。著しい差は計測されなかった。

④SSDのlife time(残寿命)を示すスマート情報※2によると、life timeは各社が独自の計算方法で算出していると考えられるため単純比較はできないが、本製品とA社製品ではランダムライトを開始すると急激に残寿命が減少することが分かった。B社製品についてはスマート情報に「life time」が無かったため、計測できなかった。

※1JESD219A…
JESD219(Solid-State Drive (SSD) Endurance Workloads))。JEDEC(半導体技術協会)による規格。

※2スマート情報…
(「Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology」の略で、ハードディスク(補助記憶装置)の自己診断機能)

【参考資料】



※検証は各社製品を3台ずつ用意し実施


上記の検証結果を受けたこと、および本製品の製造委託元のRITEK社(台湾)から、本製品の製造過程におけるコンプライアンス違反等は無い旨をご報告いただいていることから、当社では新しく「Z1シリーズ DP-SSD960AZ1 (960GB)」を4月11日(木)から発売いたします。

今後とも弊社製品をご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。


当件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。

【お問い合わせ先】
株式会社サードウェーブ 広報部
Email :dospara-koho@twave.co.jp
TEL  :03-5294-2043

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